【メモ】レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』

〇プロット(ネタバレが嫌な方は読まないほうがいいかもです)

探偵フィリップ・マーロウと謎の酔っ払いテリー・レノックスが出会うところから始まる。
この本を手に取ってから10年経ったが、未だにそのシーンを思い出せるくらい印象に残る場面だ。

彼らはなんだか惹かれあい、しばしば酒を酌み交わすようになる。

ある日突然、レノックスがマーロウを訪ねメキシコまで連れてってほしいと頼む。

マーロウは何も言わずに彼を届け、そのあと彼の妻が殺され彼が容疑者であることを知る。

マーロウは捕まって拷問を受けるが何も話さない。
釈放されると、レノックスが自殺したことを知った。

その後、マーロウは失踪した人気作家ロジャー・ウェイドの捜索を依頼される。

ウェイドはレノックスの隣人であった。
マーロウは酒浸りのウェイドを見つけると彼の見張る仕事をしながらレノックスの事件の調査を続ける。

そこで今度はウェイドが殺される。
自殺かと思われたがどうやら彼の妻アイリーンが殺したらしい。

そしてアイリーンはレノックスの昔の恋人だった。

マーロウがウェイド殺しとレノックスの妻の殺人を疑うと彼女は姿を消し、手紙で罪を認めると自殺した。

そして事件は完結したかと思いきや、メキシコから訪ねてきた男と出会う。

どうやら整形したレノックスのようだった。

彼はまた前のように呑もうと誘ったが、マーロウは拒絶し「さよなら」を告げたのだった。

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本当はプロットよりも会話やそれぞれの場面がとても楽しくてユーモアに溢れていて、それを愉しむ小説だと思います。

村上春樹訳も清水俊二訳もそれぞれに良い面があるので、興味のある方はどちらも読んでみてください!


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