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〇〇なあなたに届けたい1冊

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〇〇なあなたに読んでほしい本を紹介していきたいと思います。
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記事一覧

「大きく変わろうとしている仕事のありかたについて知りたいあなた」に届けたい1冊

僕のことを話せば、30年間ずっと小説のことばかり考えてきて、「仕事」とか「お金」とかどうで…

「アジアを深く旅したいあなた」に届けたい1冊

小説のいいところは、実際に旅をするより深い旅ができることだと思います。 ある国や土地のこ…

「小説のことをもっと知りたいあなた」に届けたい1冊

小説を読んでいるとだんだんそれ自体について知りたくなっていったりする。 書きはじめ方とか…

「現代アートってなんぞや、というあなた」に届けたい1冊

現代アートなんて意味わからないし、昔の素晴らしいとされている絵の美しさもよく分からなかっ…

「いい女になりたいと言う妹に、本のおすすめを聞かれたあなた」に届けたい1冊

僕は悩みました。 ・アメリカあたりの大人っぽいのがいいのか ・アフリカとか南米の異国の文…

「どんな写真集を開けばいいのか分からないあなた」に届けたい1冊

古本屋で働き始めたとき、そこが写真集の専門店であったのにも関わらず、僕は写真家のことをと…

「箱を被って覗いているあなた」に届けたい1冊

段ボール箱を被った男の話。 箱を被ったトタン。 高い匿名性を発揮し、箱男は純粋に外界を覗くだけの視点となる。 そして前触れもなく視点が入れ替わり、次々と時間がずれていく。 視点と時間の激しい回転の先に新しい体験を与えてくれる。 それに今では誰もが箱を被っている。 なんなら複数の箱を後生大事に抱えていたりするんだから、 いずれ自分と他人の箱とを間違えかねない。 街は見えない箱で溢れかえっていて、 全ての空間を埋めつくそうと新しい箱が続続積み上げられていく。 私はただそ

「この世界に居場所がないと感じているあなた」に届けたい1冊

僕は自分が宇宙人なのか、みんなが宇宙人なのかってくらい居場所がないと思ってた子供でした。…

「存在の耐えられない軽さを嘆くあなた」に届けたい1冊

タイトルが何とも特徴的だ。みなさんはどんな物語を想像するだろう。僕はと言えば、小兵力士が…

「啓示をみつけてはぐるぐる彷徨っているあなた」に届けたい1冊

啓示に啓示に啓示。 啓示につぐ啓示が迷子にさせてくる。どの標識が正しいのか。 チープでは…

「夢に向かって頑張りたいけど、なかなか頑張れないあなた」に届けたい1冊

たぶんそのまま『頑張りたいけど頑張れないなー』と思う人生で終わると思います。 なかなかき…

「写真って何だろうと訝しむあなた」に届けたい1冊

僕のことです。 なぜか偉人になると思っていたので(笑)、 あんまり生きていた証拠を残した…

「人生に絶望しているあなた」に届けたい1冊

生きることは太平洋を小舟で横断するみたいにとても難しい。 僕はいろいろな壁にぶち当たる度…

「今日、仕事でミスしちゃって落ち込んでいるあなた」に届けたい1冊

みなさま、毎日お仕事お疲れさまです。 忙しくしていると、ついミスしてしまうことってありますよね。 僕はミスしちゃうのは仕方ないから、それを反省して次に行こうってスタイルですが、そう簡単に切り替えもできなくて落ち込んじゃう時もあります。 そうゆう時に清々しい気持ちにさせてくれる展覧会図録をご紹介します。 ------------------------------------------------------ 僕がこの作家のことを知ったのは一昨年の水戸芸術館でのことだ