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【10分でわかる仮想通貨入門part1】仮想通貨って何ぞ?

「仮想通貨って騒がれてるけど結局何なん?」
「何が出来るの?」
「電子マネーと何が違うの?」

そんな人に向けて今回は

1.電子マネーと仮想通貨の違い
2.仮想通貨で何が出来る?

この2点を解説していきます。

ここから本編

1.【電子マネーと仮想通貨の違い】
仮想通貨はブロックチェーンという暗号化技術を元に作られた電子マネーで、既存の電子マネーの進化版とも言える技術です。
今回は電子マネーと仮想通貨の違いを両者を比較しながら解説します。


電子マネーも仮想通貨も本質は同じで
取引記録がお金のように振る舞うもの】です。

お金の貸し借り記録を例にして説明するとAさんはBさんに3万円の返済をしないといけません。
つまり、記録上の3万円という数字は【お金と同じ価値をもっている】と言える。

図.お金の貸し借り記録


ただし、電子マネーで取り引き記録がお金と同じ価値を持つ為には


記録の管理者を100%信用する必要があります


どういう事か先程の例に沿って見ていきます。

お金を借りていた人が月末になって「3万円も借りてない!!書き換えたんだろ!!」と言って来ました。この記録が信用出来ないと言っている訳です。

当然書き換えてはいませんが書き換えていない証明は困難なので泣き寝入りするしかありません。

電子マネーでも同じでなりすましや改ざんが起きた場合取引記録の数字は信用出来ないものになってしまいます。
これではお金として成立しないので電子マネーの運営会社は膨大な時間とコストをかけて頑張ってこの仕組みを維持しているんです。

電子マネーのように中央管理者がすべての取引記録を管理する仕組みを【中央集権】と言います。

一方仮想通貨では取引記録を中央管理者が1人で管理するのでは無くみんなで分散して取引記録を管理するようにしました。

この仕組みを【非中央集権】と言います。

非中央集権では今まで管理者が行っていた事をみんなで分散して行う事で中央集権の弱点だった【管理者への信用が不要】になります。

図.中央集権と非中央集権


「記録内容が人によって違う場合はどちらを信じるの?」
「管理者がいないならセキュリティー対策はどうするの?」

質問の答えはすべて【ブロックチェーンシステムが代わりにやってくれます

ブロックチェーンシステムが取引記録を正しく保管して、改ざん、なりすまし、不正コピーを理論上すべて防ぐことができます。

電子マネーで運営会社が膨大な時間とコストを掛けて頑張って維持していたものをシステムだけでやってのけたんです。
これってすごくないですか?

そんな凄いシステム【ブロックチェーン】については次回詳しく解説します。

≪まとめ≫

・電子マネーは【中央集権】で管理者がすべての取引記録を管理している。
・仮想通貨は【非中央集権】で取引記録をみんなで分散管理している。
・【ブロックチェーンシステム】が取引記録の管理からセキュリティー対策まですべてをやってくれる。
【ブロックチェーン】は次回詳しく解説します。


2.【仮想通貨で何ができる?】

仮想通貨では次の3つが可能

①決済
②投資
③送金

①決済に使えます。しかも【世界共通の通貨】なので為替に関係なくどの国で使っても同じ価値です。
いずれ海外旅行しても両替は必要無くなるかもですね。

現在日本だと「ビックカメラ」「コジマ」「ソフマップ」「メガネスーパー」等で使用できます。

②仮想通貨の高騰率は圧倒的で投資対象として非常に有望。
現在の時価総額は約1.6兆ドルで【トヨタ】の5倍以上‼︎apple,Microsoftに次ぐ規模まで急成長しています。

図.仮想通貨の時価総額
図.時価総額ランキング


しかし、市場全体の時価総額で見るとまだまだ小さくて【株式市場】106兆ドル対して仮想通貨1.6兆ドルとわずか1%程度の規模しかありません。

また、【金】の時価総額10.7兆ドルに対して仮想通貨1.6兆ドルと約7倍です。

仮想通貨の時価総額が金に追いつくとすると約7倍に成長する可能性があるということ。 

今後の成長に期待が持てますね。


③国際送金は仮想通貨の真骨頂の分野です。
現状のSWIFT(国際送金サービス)を利用すると銀行を何個も経由しないといけないので1つ1つで手数料が発生します。
また、国を跨ぐので為替両替の手数料も必要です。
しかも、送金が完了するまで早くても半日〜数日かかります。

これを仮想通貨に置き換えると送金に多少のスプレッド(手数料のようなもの)はかかりますがそれだけで即入金出来ちゃいます。
送金に特化したXRP(リップル)という仮想通貨なら0.1円以下の手数料で数秒で送金が完了してしまいます。
まさに【未来の通貨】と言って差し支えないですよね。

≪まとめ≫

①決済
世界共通の通貨、使用出来る場所は広がっている。
②投資
仮想通貨の時価総額は1.6兆ドルでまだまだ成長中
③送金
中抜きが無くなり極限まで手数料を下げられる。しかも早い。

以上
次回は【ブロックチェーン】について解説します。

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