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就活の振り返り

はじめに

みなさんはじまして。金沢工業大学の4年生で最近まで就職活動をしていた者です。普段あまりブログとかは書いていないのですが、自分への戒めとして自分が就職活動で経験したことを書いていきたいと思います。自分で言うのも何ですが、結構苦労しましたし、だからこそ伝えれるものもあると思います。参考程度に読んでくれるとありがたいです。

就活をはじめたころ

まずはじめに、自分が就職活動をどのタイミングで意識しはじめたかと言うと、2019年の4月末に行われたサイバーエージェントさんでの平成最後のハッカソンに参加した時でした。このイベントは、たくさんの優秀な学生エンジニアが全国から集まり、ハッカソンするというものです。このイベントの懇親会でたくさんのエンジニアと交流することができ、モチベーションが上がったと同時に、都会の学生優秀な人多すぎやろ!!と驚愕したことを覚えています。

インターン選考期(2019/5〜2019/7)

あまり思い出したくないですが、僕はこのインターン選考期で大きな失敗をしました。このころの自分は機械学習に興味を持っており機械学習系のインターンシップに参加できたらいいなと思い、各社のデータサイエンティストコースや機械学習エンジニアコースのインターンを受けていました。結果としては有名企業に関しては書類選考は通っても一次面接の段階で落ちることが多かったです。選考受けていく中で自分でも気づいてきましたが、

・圧倒的に機械学習に対する知識が少ない
・機械学習系の研究をしたことがない
 ・院生ではない
・大学院に行くつもりが無かった(機械学習分野を目指すなら院に行くということを言う必要がある)

今、振り返れば受かる要素が微塵もないのに、当時の僕はチーム開発経験あるし成果物もあるから大丈夫だろと余裕をこいていました。

そうこうしている内に7月上旬となり、自分が納得するような機械学習系インターンに全然受かっていなくてやばいなーと思いはじめ、ここで方向転換をしようと思ってプロダクト開発系のインターンに応募しようと思ったのですが、主要企業はどこも応募終了しており、自分のインターン選考は終了しました。

インターン(2019/8〜2019/9)

自分が納得するようなインターンに参加できず悶々としていましたが、自分の中で一つの確固たる意思「何が何でも成果を残す」はありました。

僕が参加したのはどれもハッカソン形式のインターンだったので、どのインターンでもいいから一番になりたいと思っていました。

結論から言うと一つのインターンで自分のチームが優勝をすることができました。。この成果は自分の中でもかなり大きな自信になりましたし、本選考でも役立ちました。

作ったプロダクト

YouTure

本選考(2019/12、2020/2〜2020/4)

本題ですね。本選考は本当に苦労しました。自己分析をするまでは技術面以外で自分の何がダメで面接に落ちたのかが分からず、自暴自棄になっていました。僕の本選考スタートは12月に参加したサポーターズの1on1面談からでした。この面談では3社(DeNA・Sansan・Speee)から高い評価を受け、DeNAに関しては書類選考免除(多分そこまで凄くない)をいただき、選考に進みました。

結果

DeNA:一次面接落ち

Sansan:一次面接落ち

Speee:二次面接落ち

まずDeNAさんですが、こちらに関しては完全に自分の技術知識が求めるレベルに達していなかったという点に尽きると思っています。じゃあ「なんで書類選考免除されたんだよ」と思う方もいると思いましたが、面談の時にDeNAさんから高く評価を受けたのは技術力ではなく思考力だったという話です。

次にSansanですが、こちらに関しては正直言うと自分が就活を通して受けた企業の中で一番行きたい企業でしたし、内定もらったらすぐに就活をやめてもいいやと思えるぐらいの企業でした。理由に関してはSansanのCTOである藤倉さんの技術やプロダクトに対する考え方が自分と類似しており、こんな人と一緒に働けたら良いなと思っていたからです。

落ちた理由に関しては、面接の準備不足(コーディングテストの内容を忘れていた)・Sansanが求める技術領域とマッチしていなかった(自分がサーバーサイド未経験)だったのかなと思っています。コーディングテストは全部解けたんですが、単純にどういう思考でこのプログラムを実装したのか?なぜこの処理を書いたのか?などを他者に対して伝えるということが出来なかったです。

Sansanが求める技術領域とマッチしていなかった

これに関してはそのままで自分がサーバーサイド系の言語を書いたことがないってことです。

次にSpeeeさんですが、こちらに関しては志望度が足りなかった・技術知識をしっかり伝えることが出来なかったことだと思っています。志望度が足りなかった点に関しては、自分はこの時バカ正直に「面談となっていたのが実は一次面接でその面接が受かったので来ました」という今思うと殴りたくなるような志望動機を面接の時に喋っていました。技術知識の方に関しては、自分がこれまでやってきた技術の経験(なぜその技術を学ぼうと思ったのか?その技術のメリット・デメリット・今注目してる技術)について自分の中でまとめておらず、その場しのぎの回答をしてしまったことにあると思います。

ここまでが自分の就職活動(本選考)序盤であり、ここから地獄が始まります。

2020/2から学校も春休みになったので、就職活動を再開しました。まず自分がしたことはサポーターズの1on1面談に参加したことでした。この時期はコロナの影響で1on1面談が現地開催かオンラインでやるかの瀬戸際でした。自分は運よく現地開催でしたが、これ以降の1on1面談はオンライン開催にシフトしていったようです。

この1on1面談では2社ほど良いなと思える企業と出会い、選考に進みました。結果としてはこの2社の内の1社から内定をもらい承諾しました。ただこれは結構先の話なので、ここに到るまでの苦難を書いていきたいと思います。

2月に就活を再開したと同時にpaizaもやり始めてpaiza経由でスカウトが届くこともあったので、スカウトがきた企業から、自分とマッチしそうな企業と面談して選考に進みました。

paiza経由で選考を受けた企業がチームラボさんとdipさんです。

結果

チームラボ:最終面接落ち

dip:最終面接落ち

はい、2社とも最終落ちです。しかも同時期に受けていたのでdipの選考結果(お祈り)がきた次の日にチームラボの選考結果(お祈り)が来たので、さすがにメンタルが崩壊しかけたし、この日の夜はストロングゼロの大缶3本ほど一気に飲みました笑。

この時期がぶっちゃけ一番やばかったと思っていて、自分就職できるのか?とずっと自問自答する日々が続いていました。

ただ進歩もあって、この時期になってくると面接の回数もこなしていて一次面接や二次面接はクリアできるようになっていたことがメンタルを最低限は保てていたと思っています。

しかし、さすがにやばいと思ってようやく僕は人に頼ること(めちゃくちゃ効果が大きい)を始めました。結論から言うと「就活は自分が信頼できる人に頼りまくれ!プライドは捨てろ」これに尽きます。

自分はこの時まで、就活の進捗報告などは友人や先輩に伝えていましたが、頼ることはしていませんでした。なぜかと言うと先述の通りプライドが邪魔していたからです。「自分の力でなんとかしてやる」と言うちっぽけなプライドがずっと邪魔をしていたんです。しかし結果を出せない自分にも嫌気を出していたので、信頼できる友人・先輩にSOSを出して就活の相談に乗ってもらいました。

ここから僕の就活は大きく変わっていきました。

内定を獲得するまで

先述の通り、就活のアドバイスをもらって色々指摘を受けました。

具体的な内容として

・志望動機について
 ・なぜ御社なのか?(自分のこれまでの経験と照らし合わせ、御社でしか できないことを明確にする)
・就活の軸について
 ・多くの企業が当てはまるような抽象的なものではなく、自分が今後やっていきたいこと・将来のキャリアビジョン(御社で実現可能かどうか)などを示す
・相手に伝わる話し方をすべき
 ・最終面接などは企業の偉い方が基本的に出てくるので、技術的な話はあまり分からない(もちろん詳しい人もいる)。技術の話をするときなどは話を具体化させるのではなく、抽象化する必要がある

これらのことを意識することによって無事、行きたいと思える企業から内定をいただくことができました。

内定承諾について

内定承諾に関してはぶっちゃけ自分は一社からしか内定をもらってないので迷うことはなかったんですが、インターン選考期の時とは違って、自分が行きたいと思えるような企業なので満足ですし、給与・待遇に関しても世間一般の新卒の給与・待遇よりも高水準であると思っています。

内定承諾した企業はアドテク系の企業でSSPの分野では有名です。

就活を終えて

正直、自分の就活は辛いことの方が圧倒的に多かったです。

でも就活でやった自己分析や面接のおかげで自分がどういった人間で他者からどういう風に見られているのかも分かるようになったので、勉強になりました。

サマーインターン は他の学生エンジニアに比べたら有名な企業に全然行けてないけど、後々の努力で本選考ではいくらでも挽回できるので22卒や僕の後輩には頑張って欲しいです。

最後に

東京いったら美味しいご飯たくさん食べたいので美味しいところ連れて行って欲しいです。

P.S. この記事に書いてある企業以外にも選考を受けました(3〜4社ほど)が、今回の記事では選考を通して学んだことが多い企業を中心に書こうと思ったので割愛しています。

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