見出し画像

#22 国債は脳が混乱

資産形成ステップ22
国債投資は実は初心者にとって難しい面があります。
金利が下がれば債券価格は上がり、金利が上がれば債券価格は下がる。
聞いていて、脳が混乱しますよね。
しかも実際に持っていると結構、損している評価額になったりするので、
意外と不安にさせられる商品なんです。
また長期的に見れば株式投資の方が遥かに高い利回りを期待できます。
この時点で、国が発行しているためリスクが低いという点では魅力的ですが、実際には難しい商品と言えます。

商品で言うと例えば、日本国債の利回りは1%にも満たず、魅力に欠けます。
米国債は利回りが高いですが、ドル建てのため為替リスクが伴いますし、現在の円安状況では、投資しづらいのが現実です。
さらに米国では金利引き下げを検討したりと時々で投資環境は各中央銀行の決定に左右されるので実は意外と不確実です。

このような状況下でも、国債のメリットは確かに存在します。
株式と比べて変動が少ないので一定のリターンを得ながら心理的な安定感をもたらします。
資産の一部を国債に配分しておけば、株式のみの場合と比較して資産の変動幅を抑制でき、長い投資期間において心の平穏を保つ助けになるかもしれません。
ただし、国債は各国の中央銀行の金利に影響を受けるため、変動は避けられないことだけは覚悟しておく必要があります。

では、実際に国債を有効に使う方法です。
私がお勧めしたいのは、ドル建て生命保険です。
これを聞いて驚くかもしれませんが、詳しく説明します。
ドル建て生命保険は、死亡時の役割に加えて、解約返戻金に利率が設定されており、利率分で年々増加させながら資産を増やすことができます。
そして一定期間経過後に解約すれば、お金が増えているという仕組みです。

なぜ保険会社がこの利率を提供できるのかというと、保険会社は集めた資金を世界の国債市場で運用し、その利率からこの商品の仕組みが成り立っているためです。
そのため、この商品を利用することで、実際の国債に近いリターンを得ることができるのです。

具体的に言及していきます。
デメリットとしては、保険には手数料がかかるため、その分パフォーマンスが悪化します。また、保険会社の倒産リスクも考慮しなければなりません。これは国の破綻リスクよりも大きいと言えます。

しかし、メリットもあります。
契約時に利回りをロックできる商品が存在し、中央銀行の金利変動の影響をヘッジできます。これにより、安定した利回りを確保し、低リスクで資産を増やすことができます。
これが国債に求めていた安定的なリターンではないでしょうか。

ただし、保険会社は慎重に選ぶ必要があります。
私が安心して紹介できるのはソニー生命のドル建て生命保険だけです。
これは会社とその商品の内容を知っているというのもありますが、
基本的に保険業界は良くない商品が多いため、下手なものの説明を受けても時間の無駄になることが多いからです笑

少し難しい話でしたが、ざっくりとでも理解していただければ嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?