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#23 投資の基本戦略

資産形成ステップ23

投資で大切なのは何を買うか、です。
基本的な方針として、株式でインデックス投資をメインにしつつ、自分の心理的な負担を軽減が必要な場合は国債も保有することがおすすめです。
ですがまずは株式だけで初めてみてもらえればいい気がします。
そして個人的な感覚では、資産が500万もしくは1000万円を超えたところでそれまで味わった株式の怖さを加味して、国債に資産の一部を振り分けるのかを検討頂ければと思います。
あまり早くに国債に振ってしまうと資産増加が遅くなりすぎるので、注意が必要です。
国債はどちらかというと守りの投資なので資産がそもそも無い状態で取るべき手法ではないという側面もあります。
株式の投資先は、S&P500、全米株式、全世界株式、NASDAQ100などのETFや投資信託が現実的な選択肢となります。

なぜ米国株を中心にするのか

長期投資を前提とする場合、米国株を中心にする理由は多岐にわたります。米国は株主へのリターンを重視する姿勢や経済を支える政治・金融環境を持っています。
GDPは1位の国であり、全世界の株式時価総額の約60%を占めています。
また人口増加が継続しており、ドルが世界の基軸通貨であることからも、
その信頼性が高いと考えられます。

全世界株式はどう考える

米国株だけではなく全世界株式を併用すべきか、
についてはこれはリスクヘッジとしてはあまり意味はありません。
理由は
①全世界株式の約60%が米国株である。
②米国が下落すると他の国も遅れて下落する。
そのため、そこまでリスク抑制効果はありません。
ただメリットがあるとすれば、米国以外の国が米国よりも良いパフォーマンスを発揮した場合にその利益を享受できることです。

基本的な投資戦略

S&P500、全米株式、全世界株式のいずれかを選んで投資を行います。
長期投資に不安がある場合、国債をポートフォリオに加えることも検討となります。
その際もまずは国債は全体の10%程度を目安にすることがおすすめです。
その後、株式のみ→株式+債権により、変動幅がどの程度抑制されたのか、
自分がその変動に耐えられるかを定期的に確認し、変動幅が
まだ大きいと感じたならば国債の割合を増やすようにしてみて下さい。
ただし、あくまで国債は守りの立ち位置の投資となります。
そのため、リターンを重視するならば投資対象は株式となることだけは注意が必要です。

NASDAQ100について

最近のS&P500の好パフォーマンスはNASDAQの主力銘柄によるものが大きいです。NASDAQは変動幅が大きいものの、長期的に見れば良いパフォーマンスを発揮する可能性があります。
ただ客観的に過去20年を振り返ってみると、スマホの登場やAIの発展、
日本の経済停滞、GAFAMの台頭など、未来を予測することは
そもそも難しいことが歴史からも分かります。
したがって過剰な過信は禁物ですが、それでもNASDAQ100に資産の一部を投資することで、未来の成長を上手く享受できる可能性はあると言えます。

ただ、S&P500とNASDAQ100には重複する銘柄も多いため、NASDAQ100に投資しなくても全てを取りこぼすわけではありません。

投資は長期的な視点を持ち、自分に合ったポートフォリオを構築することが重要です。リスクを理解し、自分の心理的な負担を軽減するためのバランスを見つけながら、資産形成を進めていきましょう。

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