いのさんの件について。コミュニティがリスナーにお金せびりをすることの代償。
안녕하세요 가즈키 입니다〜
(こんにちは!カズキです〜)
さっそくですが表記の件。
今日TwitterのTLに「いのさん」のツイートが流れてきて、胸を痛めました。
全文は以下。
推し事で、コミュニティの一部のテイカーから投げ銭を要求され疲れ果てた様子。
パッと聞いただけでも、「君に言われる筋合いはないだろ」と誰しも思うところかと思います。
これはライバーとリスナー、コミュニティに潜む配信コンテンツのひとつの闇が可視化されたと言えるのではないでしょうか。
まず最初にこれだけは言っておきたいのですが
「配信コンテンツ」は素晴らしいエンタメです。
なんといっても自宅で楽しめるのがウリで、巣ごもりで退屈だけどささいな日常を、たまらなくかけがえのないものに昇華させてくれる非常に革新的なフォーマットだと思います。
そして配信コンテンツのすごいところは、私たち自身も演者となりライバーとリスナーの共同作業で配信を盛り上げていくことができることです。
ふだんあまり考えないコミュニケーションの大切さ。
「人は1人では生きていけない」という世界線。
大切な人(推し)との素敵な時間を、コミュニティみんなで作り上げていく。
「毎日数時間配信」という大変な時間をかけているライバーの苦労「こみ」で、皆その時間を楽しんでいます。
ライバーの人生観やエピソードを肌感覚で共有していく距離感の近さは、まるで家族のようです。
配信終わりを惜しむムーブはどのコミュニティでも見られます。
ここまでは最高です。
しかし、金をせびるのはいけない。
特に、配信自体は「お金をせびる≒アイテム投げを要求する」という卑しい行為と、「お金をめぐむ≒アイテムを投げる」という醜い行為が常に隣り合わせです。
その上で、この露骨な投げ銭要求に、手際の良さが垣間見えるとリスナーはドン引きします。
しかもそれを、同じリスナー間で言うなんて。
「配信をより良くするため」に?
いのさんがどんな気持ちでそれを耐えていたのか。
「あと5000円よろしくね」てなんだよ。
誤解しないで欲しいのですが、ライバーが利益を得ることは誰も批判していません。
ライバーがその才能にふさわしい正当な報酬を得て、イベントを成功させたりランクを上げたりすることを応援しない人はいません。すばらしいじゃないですか。
ビジネスけっこう。
人はご飯を食べて生きているのです。
基本無料で楽しんでいる私たちがごちゃごちゃ言うこっちゃない。
でも「いのさんあと5000円よろしく」はないだろ。
開きかけた財布もひっこむわ。ってゆうかカモにされてる感がやばいだろって。
これまでコミュニティのリスナーを友達のように思い、推しを支えてきた仲間から
「いや君は養分です。俺は金出したくないしよろしく」
という身もふたもない、それでいて当たり前(?)の事実を突きつけられて、さすがに冷めずにはいられません。
「いやそういうの当たり前じゃんww如何に自分が金出さずに楽しむかだろwww」とシニカルに言う側の人もいるかと思いますが、本来配信コンテンツ自体はそういうところから離れたナイーブさを楽しむコンテンツです。
「配信を楽しみたかった人たちがコアファンになるかもしれなかった」だけに、このデリカシーのない要求は、ライバーからしても迷惑だったに違いありません。
金の卵を産み続けるはずだったニワトリが、いやコアファンがほんとうに死んじまう。
ここで自己批判すると
「じゃあお前は言えるだけの金出してんの?」とか
「電車男のころから、いまさらじゃん」といったところになります。
まあ、夢中になって、推しに見栄を張って投げ銭しまくった自分はバカだなあと思うかもしれませんが、「踊らされてるバカがいるわ。利用してやろ」と言われてお金を落とす気にならねえよといったところであります。
もうちょっと言い方あるんじゃないの…
せめて
「俺もこんだけ出すから、余裕ある人手伝って〜」
とかさ。
「カモるなら、いのさんにしとこうぜ」
それでいいのかっていうね。
「RIPコミュニティ。楽しかったです。
でももう、僕はここにはいられそうもありません。」
私ならそうなりそうです。
どうか、いのさんのようなリスナーが、心から配信を楽しめるコミュニティに出会えることを、願ってやまない。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
- John F. Kennedy
国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うてみてください
-ケネディ