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仮想通貨投資を元手に資産形成をし老後を自由気ままに過ごす戦略

■目次

■チャプター1:はじめに 
1-1_今の時代、5年かからず億万長者になれる!?
1-2_日本は〝億万長者が生まれにくい" 社会
1-3_人類史上始まって以来の大きなチャンス

■チャプター2:仮想通貨投資ってなんだ?
2-1_仮想通貨投資は投資初心者と投資資金がない人にとってうってつけ
2-2_仮想通貨取引は億万長者へのジャンプ台
2-3_仮想通貨取引を早く始めた方がいいワケ
2-4_仮想通貨は進化が早い
2-5_仮想通貨は規制がめまぐるしく変わる
2-6_仮想通貨取引は今がビッグチャンス
2-7_仮想通貨取引で3年間で3000万円をつくる
2-8_稼いだお金で自己投資=億万長者への近道
2-9_仮想通貨取引はチームで挑戦するのが絶対的におすすめ
2-10_"一流"になるために〝三流〟に嫌われる人になれ!

■チャプター3:なぜ日本人は仮想通貨に消極的なのか?
3-1_自国の通貨に信頼がおけないから仮想通貨を買っている人たち
3-2_日本円を抱え込んでいても増えない?
3-3_すでに日本人は実体のないマネーに慣れている
3-4_日本人が仮想通貨に弱いのは「自己責任」に弱いから
3-5_お金に対する自己責任能力が低い日本人
3-6_物事の本質や内容を理解しよう
3-7_まずは〝損する痛み"を知ろう
3-8_仮想通貨を選んで取引をしている日本人は少ない
3-9_仮想通貨も実用性に魅力がないと価値はない
3-10_今あるコインはほとんど残らない
3-11_長く残るコインを見分ける力を養おう

■チャプター4:どこよりも詳しい仮想通貨取引のキホン
4-1_そもそも仮想通貨って?
4-2_まずは日本の取引所からスタート
4-3_改ざんがほぼ不可能なブロックチェーン
4-4_ブロックチェーンがインターネットの世界を変える
4-5_いまさら聞けない仮想通貨の種類と役割
4-6_ビットコインは「オルゴール」、イーサリアムは「CDプレーヤー」
4-7_アルトコインは「アプリ」
4-8_ビットコインとイーサリアム、選ぶならどっち?
4-9_アルトコインはイーサリアムが基準
4-10_少額スタートでメンタルと技術を鍛えよ
4-11_初めのうちは多くの失敗から学ぶ
4-12_ビットコインで儲けた話は使えない?
4-13_簡単には入手できない儲けの情報
4-14_リサーチ力を磨くのが成功への近道
4-15_ホワイトペーパーから通貨を読み解け!
4-16_読み解くポイント1 実績
4-17_読み解くポイント2 資金力
4-18_読み解くポイント3 ソースコード
4-19_時価総額はコインマーケットキャップで調べる
4-20_勉強期間は短く、即実践でバブルに乗れ!
4-21_バブルの波に乗るためのスピード感とは?

■チャプター5:仮想通貨で億万長者になるための必須マインド
5-1_どんな状況でもお金を生み出せる力を持とう
5-2_ぜいたくは3か月で慣れる
5-3_宝くじに当たったはいいものの
5-4_お金が増えると大きくなる愛と恐怖の感情
5-5_ビットコインで儲けた〝億り人"は本当に億万長者?

■チャプター6:これで万全!仮想通貨取引のリスクマネジメント
6-1_仮想通貨だけでは億万長者にはなれない
6-2_銀行へ貯金するのはお金のムダい
6-3_資金10万円のポートフォリオ
6-4_複数の仮想通貨取引所に口座をつくってリスクマネジメントしよう
6-5_送金ミス予防のためにも必ず少額で練習と確認

■チャプター7:ホットウォレットとコールドウォレット、選ぶならどっち?
7-1_ホットウォレットとコールドウォレット、選ぶならどっち?
7-2_もっとも避けたい「鍵の流出」
7-3_ハッキングのリスクから通貨を守るコールドウォレット
7-4_安全なのはハードウェアウォレット
7-5_ハードウェアウォレットの正しい保管方法
7-6_隠し場所にも一工夫
7-7_ウォレットの保管場所も分散

■チャプター8:損切ラインは自分が精神的に耐えられるライン
8-1_仮想通貨取引は長期保有がおすすめ
8-2_儲かっている投資家は損切りが早い
8-3_理解できないニュースなら見ないほうがまし
8-4_仮想通貨関連ニュースの仕入れ方
8-5_仮想通貨でレバレッジ取引は絶対にしない
8-6_宝くじ当選者もビットコイン長者も実は同じ
8-7_仮想通貨取引のフォーシーズンを理解しよう
8-8_秋と冬で収入が安定してきたら自己投資の春へ
8-9_仮想通貨投資は、自分で考え、自分で調べ、自分で決断!

■チャプター9:おわりに
9-1_おわりに

■はじめに

1-1_今の時代、5年かからず億万長者になれる!?

今この講義を受けているあなたは、「億万長者」という言葉と「仮想通貨」という言葉、どっちに惹かれてこの講義を受けてくれたのでしょうか?
きっと両方だと思います。ただ、最初に断っておくと、この講義は「仮想通貨取引で儲けて億万長者になる方法」を教える講義ではありません。「仮想通貨取引をジャンプ台にして本物の億万長者になる方法」を教えるための講義です。まだ意味がわからないと思いますので、詳細はおいおい、説明していきます。
では本講義の内容に入るまえに、そのイントロとして、私の考える億万長者の条件について簡単にお話させてもらいます。
私が考える億万長者の条件とは、「いつでもゼロから価値を生み出せる人」であることです。
どんな状況でも、たとえ一文無しになってしまったとしても、また何度でも億レベルのお金を生み出す力を持っている人こそ、本物の億万長者と言えると考えています。それからもうひとつ、常に幸せを感じてワクワクしながら生きているというのも大事な条件です。いくらお金をたくさん持っていても、心が苦しみや怒りなどに支配されて幸せを感じられていなかったら、お金によって豊かさを得たところで意味がないからです。
近年、インターネットの発達によって、億単位の資産を築き上げるためにかかる時間は、確実に短くなってきていると感じます。
その理由は、やはり情報の伝達が速いことです。スピーディーに情報の収集や拡散ができることは、ビジネスの大きな手助けになります。
それに、資金がなくても動きやすくなったことも大きいです。
端的に言うとクラウドファンディングです。
知っている人も多いと思いますが、クラウドファンディングとはさまざまなアイデアやプロジェクトを実現させたい人がインターネットで世の中に呼びかけ、賛同・共感した人から資金を集める方法のことです。

例えば、
「こういう本屋さんをやりたい」
「こういうレストランをやりたい」
「こんなサービスを提供したい」
「これをチェーン展開したい」
など、実現させたい内容は何でもアリです。

このクラウドファンディングで、一億円くらい簡単に集まる時代になっています。とはいえ、誰でも簡単に一億円の資金を集められるわけではありません。広く賛同・共感を得るためには、人を魅了するような情熱とテクニックが必要になってきます。

1-2 日本は〝億万長者が生まれにくい" 社会

情熱とテクニックで人を魅了できるような人間であれば、多額の資金をポンと集めることが可能なのです。でも、それを実現できている人は、現在の日本では多いとは言えないです。

それは、なぜか?

それは、「簡単に億万長者にはさせない」という教育が日本の学校ではずっと行われているからです。具体的に言うと、学校というところは、個人の魅力をアピールする方法をまったく教えてくれないです。
もちろん、会社だって教えてくれないです。おかげで、日本は先進国の中でもっとも個人の魅力や実力をアピールしない国になってしまいました。
日本は「失敗したら次がない」という社会です。

たとえば、アメリカはどちらかというと加点法で、「いくら失敗してもひとつ成功すればオッケー」という感じですが、日本の場合は「失敗したら更迭。でも失敗さえしなければ無難になんとかやっていける」という感じです。
日本には、閉じた業界も多いですし、「ここをクビになったら人生おしまい」なんて思い込んでしまっている人も、とても多いです。
だから、とにかく余計な口出しはしない、逆らわない、失敗しない、 冒険なんてもってのほか! 新しいことをしないことが日本の成功要素になっています。

確かに、日本はそういう社会だから、そのほうが圧倒的に成功率は高いです。ただ、それでは保証されているもの以上には、決してなれないです。
「私は絶対にレールからはずれることなく、非常識なことや新しいことをやりません」。つまり「絶対に億万長者にはなりません」と約束をしたらお給料をもらえる・・・・・・という状態なんです。私の感覚ですと、日本人は自分の力を55点くらいだと思っている人が多いです。
100点満点中ではなく、 1000点満点中です。
だから一歩踏み出して、 「本当は556点じゃなくて850点だよ」ということに気づいてほしいです。
まずは自分の魅力を知って、その魅力をアピールできる人間になる、これは億万長者になるために欠かせないことで、いわば億万長者になるための下地づくりです。そしてもうひとつ、この講義でレクチャーしていくのが初心者でも稼げる仮想通貨取引のノウハウです。

っというのも、もし仮想通貨で効率的にお金を稼ぐことができたら、そのお金で自由な時間や学びの機会を手に入れることができるからです。
実は仮想通貨取引は、億万長者になるための下地づくりを助けてくれる強い味方になり得るからです。

1-3 人類史上始まって以来の大きなチャンス

あなたが”仮想通貨”という言葉をよく耳にするようになったのは、2017年ぐらいからだと思います。実際、仮想通貨市場は2017年から急激に拡大し、その拡大は更に大きくなっています。
法の整備やシステム管理が追い付かないほど急成長したジャンルであり、先の動きも読みにくいという難しさはありますが、様々な投資商品の中で仮想通貨の人気が急激に高まっていくのは確かです。これほど大きく伸びているものは、どう考えても他にはありません。
今、仮想通貨取引を始めることは、人類史上始まって以来の大きなチャンスです。

例えば、株式投資の場合、2021年の全上場企業の年間株価上昇率を見ると、上昇率トップの「グローバルウェイ」の上昇率が549%、6.49倍となりかなり健闘していますが、それ以外は、このような状況です。

FRONTEOの上昇率が436%(5.36倍)
そして
リミックスポイントの上昇率が379%(4.79倍)になっております。
→ https://irbank.net/market/yoy?y=2021

ランキングのトップ10を見ると大半を占める銘柄の上昇率はせいぜい3~6倍です。3倍いけば、かなりいいところっというのが株の世界です。

一方、仮想通貨の2021年から2022年の上昇率を見ると、時価総額が上位の名の知れたコインでさえも10倍以上はザラにあります。
時価総額1位のビットコインでさえ2倍以上になり時価総額2位のイーサリアムは3.5倍以上になりました。
Shiba Inu コインに至っては、2021年から2022年の上昇率は、52,151,433%(約521,515倍)でした。もし1万円購入していたら…52億1515万になっています。全コインの上昇率を見てみるとなんと1000倍を超える、とんでもない上昇率のコインがたくさんありました。
単純計算で、1万円投資していたら、1000万円10万円を投資していたら1億円になっていたことになります。

こうして改めて数字を見て、びっくりした人もいるのではないでしょうか?
ケタがまるで違います。もちろん、世のかなにはたくさんの仮想通貨があるので、相対的に見ればこれだけ上昇している仮想通貨は一握りかもしれません。暴騰していても、技術的に怪しいコインもたくさんあります。
だからこそ、購入するコインは慎重に選ばないといけませんが、大きく稼ぐチャンスを秘めていることには間違いありません。
他の投資商品では決してお目にかかれない、ものすごい状況になっています。
更に、2024年にビットコインは半減期を迎えます。
これまでビットコインは3度半減期を迎えましたが、この3度全てにおいて、半減期後は大幅に仮想通貨は上昇しています。
この波に乗らないのは、もったいなさすぎます。そう思った人は、今すぐこの講義を受けた後に実践してください。

2-1_仮想通貨投資は投資初心者と投資資金がない人にとってうってつけ

仮想通貨がとてつもなくチャンスの大きい投資先だという事がわかってもらえたでしょうか?とはいえ、仮想通貨にはハイリスクというイメージがあって、特に投資未経験の人はなかなか手を出す勇気が出ないかもしれません。
実際「株とかFXとかもっと一般的な投資を経験してから始めた方がいい」と思うかもしれません。気持ちはわかりますが、しかし決してそんなことはありません。なぜなら、仮想通貨は一般的な投資商品に比べてかかる金額がはるかに小さいので、気軽に始めやすいです。

例えば、株の場合、単価が大体数千円~数万円で、100株単位でしか買えないものが多いです。できるだけ少ない金額で、買えるものから始めようと思っても、数銘柄買っていくうちに5万円、10万円、20万円・・・
っというようになってしまいます。
その他いろいろ手数料もかかるので、最低でも数十万円の資金がないと株を運用していくのは、なかなか難しいです。

でも、仮想通貨の場合は、もの凄く小さな単位で取引ができます。
もっともメジャーなビットコインを例に挙げると、最小取引単位は、0.00000001 BTC=1 Satoshiです。一億分の1が1 Satoshiです。
これは仮に1ビットコインあたり100万円で取引されている時でも、0.01円から購入が可能ということになります。
とはいえ、システムの都合でさすがに0.01円での取引はできなく、取引所ごとに最低取引量はきまっています。
大抵数千円あれば十分に取引が可能です。

もし10万円の資金があれば、千円分の仮想通貨を100銘柄買う事ができてしまいます。これなら投資資金が少ない人でも複数のコインに投資ができます。それに投資初心者にはどうしても、”資金を失う恐怖”があります。

少額から始められる仮想通貨取引は、徐々に慣れていくのにピッタリです。
確かに、仮想通貨は値動きが激しいけれど、数千円分だったら、たとえ一晩で失ったとしても資金的にも精神的にもそれほど痛手は負わないでしょう。
少額から始められるから、わざわざ資金を用意する必要がなく、いきなり大きなリスクを背負うこともなく、勉強しつつ投資に慣れていくことができます。仮想通貨取引は、まさに投資初心者や資金のない人にこそうってつけです。

2-2_仮想通貨取引は億万長者へのジャンプ台

株も資産運用の手段として有効ですが、投資初心者だからといってわざわざ株で投資の練習をする必要はないです。
それは、仮想通貨に少額から始められるというメリットがあるからだけでなく株で投資経験を積もうとするとかなり時間がかかってしまうからです。
株と言うものには、「毎年この時期にはこういう値動きがある」という季節があって、その流れは2年以上投資を続けて初めてわかってきます。
1年目は「すごく上がったと思ったら、全然動かない・・・、でも、また上がり始めた・・・、今度は下がった・・・、もう駄目だ・・・」という感じで、ただただ値動きに翻弄されがちですが、

2年目になると「また春が来たら上がり始め、夏になったら更に上がった!秋になったら下がり始める」という感じに、なんとなく流れを予測できるようになってきます。それは、一回春夏秋冬を見たからこそです。
日常生活でも同じようなことは、たくさんありますよね?
例えば、水着の価格は真夏のシーズンに一番高くなりますね。
それを一回経験していると「次は秋口のセールで安く買っておいて、来年使おう!」と工夫しますよね?

あとはエアコンの設置なんかもそうです。夏場は依頼が集中するから、真夏の8月に依頼したら価格が高いうえに、設置が9月になると言われて困ってしまいますよね?

これも一回経験していると、「まだエアコンが必要じゃない5月か6月には設置するようにしよう」と予定を立てられるようになります。
やっぱり、何事も一回周期を学ぶと強くなります。
一回目は手遅れで痛い目をみたりするけど、2回目はちょっと賢くなって、3回目にはスマートにこなせるようになるっという感じです。

2-3_仮想通貨取引を早く始めた方がいいワケ

とにかく、株でしっかり経験を積もうとすると、このように最低でも2~3年はかかってしまいます。もちろん、本気で投資をするなら季節を学ぶことは大切ですし、長く投資を続けていくつもりなら、みんなぜひ学んで欲しいです。ただ、仮想通貨取引を始める前の勉強とうスタンスで始めるには、かなり時間のロスが大きすぎます。
仮想通貨市場の状況と仮想通貨を億万長者へのジャンプ台にするという目的を考えると、少しでも早く仮想通貨取引を始めた方がいいと私は思います。
なぜ、少しでも早く仮想通貨取引を始めた方がいいのか??
その理由は大きく3つあります。
では、それを次の講義から見ていきましょう。

2-4_仮想通貨は進化が早い

仮想通貨の種類は、日々どんどん増え続けています。
なぜかというと、進化がとても速いからです。
仮想通貨の進化が早いということは、ブレイクスルーが起こりやすいということです。今、現在の常識をどんとひっくり返すようなびっくりするようなものが、いつ発表されても不思議ではないのです。
その時、投資初心者や資金が少ない人でも参入しやすい状況であるかは、当然ながら誰にもわかりません。
だったら少しでも早いうちに参入しておくのが得策だと思います。

2-5_仮想通貨は規制がめまぐるしく変わる

仮想通貨と法定通貨との大きな違いは、特定の管理者がいないことです。
すごく簡単に説明すると、政府や中央銀行に管理されている法定通貨と違って、仮想通貨はすべての取り引きデータが数珠つなぎに記録されている「ブロックチェーン」を世界中の利用者が監視することで、正当性や安全性が保たれています。法定通貨は、国が発行・管理していることに信用があります。
一方、仮想通貨は、多くの人が正しいと認めることが信用になります。
結婚式にたとえると、法定通貨は神様(=国)が証人となる神前結婚式で、仮想通貨は、参列者(=世界中の人々)が証人となる人前結婚式という感じです。

世界中の人々が証人になるという仮想通貨のシステムは実はとても強固で、それこそ仮想通貨のいいところなのですが、逆に国にとっては嫌なところなのです。「うちの結婚式より信用が高くて人気が出たら、誰もうちの結婚式に来なくなってしまう」 なんて感じです(笑)。
これは日本に限らず、どこの国においても言えることですが、国としては経済を活性化してくれる仮想通貨をうまく利用したい、しかし、仮想通貨で税金逃れをされたくない。
国の力には、税金の収集能力が大きく関わってくるので、当然と言えば当然ですが。だから、すでにさまざまな規制が入っている国が出てきているし、これからもどんどん規制が入ることが予測されています。
各国の現状を見てみると、いまのところ目立つのは仮想通貨自体ではなく、仮想通貨取引所を規制する動きです。っというのも、2022年11月に突如、FTXという世界で2番目に大きい仮想通貨取引所が破綻しました。
その影響で、仮想通貨は大暴落し、たくさんの仮想通貨関連企業が倒産しました。実際、FTXに何が起こったのか現在も捜査が進行中ですが、ネットニュースを見ていると、ずさんな管理状況に問題があったそうです。

2-6_仮想通貨取引は今がビッグチャンス

仮想通貨市場はどんどん拡大を続けています。
少しでも早く仮想通貨取引を始めたほうがいい最後の、そして最大の理由は、「いまこそチャンスが大きい」いうことです。
たとえば、今すぐ株を始めて3年間続けた場合、本当にラッキーであれば10倍くらいになる可能性はあるかもしれません。
しかし、仮想通貨なら、今すぐ始めて3年間続けた場合、ラッキーであれば100倍どころか1000倍くらいになる可能性があります。
チャンスの大きさが一般的な投資と全然違います。
資金100万円で株を始めて、3年かけて100万円が700万~800万円になったらうれしいと思います。しかし、それで人生が変わるかというと、それ程でもないかと思います。
資金10万円で仮想通貨取引を始めて、3年かけて2000万~3000万円になったらどうでしょうか?
人生が変わるきっかけになると思わないですか?
仮想通貨は進化が速いから、いつブレイクスルーが起こるかわからないです。多くのコインが誕生し、多くのコインが高い上昇率をみせる市場の拡大も、正直に言ってこれから先ずっと長く続くとは思えないです。
でも、いま現在チャンスが大きいのは確かです。
だったら、これから3年間、仮想通貨投資で2000万~3000万円というお金を手に入れて人生を大きく変えていく……
というチャンスに挑戦してみてもいいんじゃないかと思います。

2-7_仮想通貨取引で3年間で3000万円をつくる

正直に言うと、この先、仮想通貨取引で大きく稼げるチャンスが続くのは、おそらく3年くらいではないか・・・・・・と私は思っています。
仮想通貨という存在が消滅してしまうからとか、ブームが去って誰も手を出さなくなるからという理由ではありません。
今はまだ仮想通貨黎明期で、たとえるなら海の中に魚がうじゃうじゃいるような状態です。もちろんその中には、悪い魚もたくさんいます。
そのことに無知でいてはいけないけど、パッと網を入れるだけで気軽に釣れてしまいます。ちゃんと魚群探知機(=コインを見分けるノウハウ)を携えて挑めば、大物になりそうな魚(=大きく稼げるコイン)を釣り上げられる可能性が高い状況と言えます。
あと3年たったら、コインそのものの性質や法の整備などによって有象無象のコインは消え去り、大物となった魚(すでに価値が上がって安定したコイン)だけが悠々と泳いでいる状態になるかも知れません。
だったら、この3年間で勝負してみるしかないですよね。
というわけで、あなたの目標をひとまず「仮想通貨取引で3年間で3000万円をつくる」で、どうでしょうか?
いきなり1億円なんて目指さなくていいから、3000万円を目指す。
実現できそうなラインだと思わないでしょうか?
そして、3年後に3000万円を手にしたら、そのお金で自己投資をして本当の億万長者を目指します。
言ってみれば、仮想通貨は
〝本当の億万長者になるためのジャンプ台”
みたいなものです。仮想通貨で人生を変えるきっかけをつかむなら、いまが最後のチャンスです。このジャンプ台をスルーしないで利用するのが、賢いやり方だと思います。

2-8_稼いだお金で自己投資=億万長者への近道

人間は弱い生き物だから、大金を目の前にしたらクラッときてしまいます。
しかし、「なぜ仮想通貨に挑戦したのか」という大もとの理由を決して忘れないでください。
見事3年間で3000万円を稼いだら、間違っても贅沢をして使い切ったりせず、きちんと自己投資に有効活用してください。
本来なかったはずの3000万円があれば、さまざまなことを体験できるし、そのための時間もつくりやすくなります。
そうやって自分が"価値を提供できる人間〟になるために使えば、その3000万円の価値はすごく大きいものになるし、億万長者への道もうんと近くなります。ただし「無駄遣いかも」と思わずに海外旅行はどんどんしたほうがいいです。海外に行って違う文化の人たちと触れ合いさまざまなことを体感すると、意外なビジネスのチャンスを見つけられたりするからです。

私は、1996年日本の大学を卒業してから現在まで36ヵ国に行きました。
一番長く暮らしたのが中国で、10年以上過ごしたかいがあり、中国語は、上級レベルです。
1999年に中国(南京)へ1人で行き、約1年半留学し、2003年ごろから中国で本格的に働き始めました。
当時、中国経済は急上昇し始め、日本でいうバブル期でした。
中国は日本以上に不動産投資が盛んで、当時平均月収が5万円そこらの中国人でさえ、無理して家を購入していました。
中国本土では土地は購入できませんが、日本でいうマンションを購入する人がたくさんいました。私も中国人の友人から何度か不動産投資をするように勧められましたが、当時それほど興味がなかったので購入しませんでした。
今さらですが、あの時投資しておけば、今は「億り人」になっており、世界中を旅行できたなーっと思います。

この他にも日本では当たり前の事が、他の国では全く足りていなこともあります。例えば「ラーメン屋」です。
日本では、無数のラーメン屋が存在し、今では美味しいラーメンを提供するだけでは儲かりません。
日本で「ラーメン屋」を経営することは超難しいです。
しかし、海外に行くと美味しいはほとんど少ないです。あったとしても、日本みたいに安くなく、ラーメン一杯2000円はします。
大体日本の倍の値段はします、更にまずいラーメンもそんなに高いです。
日本で「ラーメン屋」を開くんだったら、海外で開いた方がよっぽど儲かると思います。それは、回転ずしに関してもです。
2014年にウクライナの首都キエフに留学した時に、ウクライナでは寿司が流行っていました。どんな寿司なのか興味本位で入ると、日本の寿司とは違い、なんちゃって寿司ばかりでしかも結構金額も高いのを覚えています。

日本は、食事だけに限らず、他国にはない便利のモノも山のようにあります。こうやって違う文化の価値観などを知ると、そこに多くのビジネスのヒントが詰まっていることがあります。
日本で日本のことだけを見ていたらわからないけど、日本人は本当におそろしいほどビジネスチャンスに溢れた場所にいます。
海外に新しいものを持っていく、あるいは海外から新しいものを持ってくる。たったそれだけで、毎年3000万円の不労収入を得られるようなケースだって少なくないです。
そういうビジネスを3つ4つやって億を稼げる人間を目指す……っていう方法もあります。
ちょっと話がそれましたが、仮想通貨で自己投資資金をつくれば、こうしたビジネスチャンスをつかめるきっかけも大きく広がります。
それをぜひ覚えておいてください!

2-9_仮想通貨取引はチームで挑戦するのが絶対的におすすめ

仮想通貨取引を始めるにあたってとても大事なことがひとつあります。
それは、一人で挑戦するのはやめたほうがいいということです。
仮想通貨取引は、自分と同じように真剣に取り組もうとしている信頼できる人たちとチームを組んで、情報交換しながらやるのがベストです。
なぜなら、仮想通貨に関しては玉石混交の情報が溢れかえっているのが現状で、残念なことに詐欺コインも少なくはないです。
詳細は後ほどお伝えしますが、大きく稼げる優良なコインを探すには、リサーチが重要になってきます。しかし、たくさんのコインを一人でリサーチするのは大変ですし、効率も悪いです。
しかも「このコインどうかな?」って思ったときに相談できる相手がいないと、詐欺に騙されやすくなってしまいます。

なぜならば、詐欺師が誰かを騙そうとするときは、他の人に相談させないように、させないように…………っとするからです。
他の人に相談されると、冷静な意見によって考え方が変わってしまったり、結論が後回しになったりしてしまうからです。
悪質な詐欺コインについても、売り手は「絶対上がります!」みたいなうまい言葉に騙され、誰かに相談する間もなく勢いで買ってしまうような人を狙っています。そこで必要となってくるのが相談し合えるチームです。
チームの仲間がいて気軽に相談しあえる環境をつくっておけば、自分が知らなかった情報や違う角度からの見解などを得られることで、詐欺コインにコロッと騙される可能性はグンと減ります。
それに、チームで手分けをすれば、効率的にコインのリサーチを進めることもできます。
また、みんなでマメに情報を交換し合っていれば、一人で黙々とリサーチをするよりモチベーションも保てます。
つまりチームを組むことで、安全かつスピーディーに優良コインを探し出すことができるようになります。
「周りに仮想通貨取引をしている人がいないからチームなんてつくれない」とガッカリしてしまった人もいるかもしれないけど、大丈夫です。
チームメンバーの見つけ方も後ほど教えていきます。
リサーチもそこそこに「早く稼ぎたい」と一人でどんどん取引を始めてしまうのだけはタブーです。

2-10_"一流"になるために〝三流〟に嫌われる人になれ!

ビットコイン取引所が経営破綻したマウントゴックス事件や、ハッキングにより多額の仮想通貨が流失したコインチェック問題などの影響で、仮想通貨にネガティブな印象を持ち続けている人は少なくないです。
そして、あなたが仮想通貨取引を始めると知ったら、「危なくない?」「やめたほうがじゃない?」などと否定してくる人が、間違えなく何人かは出てきます。どうして、わざわざ否定してくるのかというと、そのほうが否定する本人にとっていいからです。
とりあえず否定しておけば、もし何かあったときに「だから言ったでしょ」と言えるし、何もなくても「忠告を聞いて無謀なことをしなかったからだね」などどうとでも言えるからです。
しかし、肯定するのはすごく難しいです。
というのも、日本というのは否定されてうまくいってもあまり批判はされないけれど、肯定してうまくいかなかったら批判される社会だからです。
そういう保守的な社会というのは、どうしても否定のほうが強くなりがちです。さらには、人が儲けようとしているのを見ると「儲けさせまい」と足を引っ張ろうとする人種もいます。

●チームがあなたの不安を解消してくれる
そんな局面でも、チームの存在は重要になってくきます。
周囲の2~3人に否定されても、肯定的なチームメンバーがいれば力になってくれ、心がぶれずに続けることができます。
たとえ周りの人に嫌われても、自分のなりたいほう、進みたいほうの道を選んだから、自分の理想とする人生を手に入れられるっと信じてください。
だから、あなたも 「仮想通貨をジャンプ台にして億万長者になるんだ」ということを本当にやり遂げようと思うなら、ネガティブ情報満載の周りの人や社会情勢にいちいち振り回されてはいけないです。
自分で本気で調べて、本気で考えて、進みたい方向にいる信頼できる人の言葉だけを参考にして、とにかく3年間本気で頑張ってください。
もし3年間、その通りにわき目もふらずやり切れたなら、あなたは一生の財産を築き億万長者になることができる人なのだと思います。
10年や20年じゃなく、たった3年でいいのです。本気を出して頑張ってみよう!

3-1_自国の通貨に信頼がおけないから仮想通貨を買っている人たち

あなたの周りには、仮想通貨取引の経験がある人はどれくらいいますか?
「一人もいない」あるいは「ひとまずビットコインだけ買っている人はいる」というケースが多いかと思います。
2018年4月に金融庁が公表した「仮想通貨取引についての現状報告」によると、仮想通貨販売所や仮想通貨取引所で現物取引を行っている日本人の数は350万人です。こう数字を聞くと、意外と多い感じがするよね。
ただ、2017年秋に円建てのビットコインの取引が世界全体の半数を超え、今なお高いシェアを占めている現状を見る限り、日本人の場合は、ビットコインで仮想通貨取引をしている人が大半なのだと思います。

私の見ている限りでも、ちゃんと勉強して選んでビットコイン以外のコインで取引している人は少数派です。だから「本気で仮想通貨取引に取り組んでいる人は身近にいない」という状況になります。

世界では今、仮想通貨が掲げる〝理念〟に賛同して買っている人が多いです。多くの仮想通貨は、それぞれのアプローチで「より平等で快適な仮想通貨取引の環境づくり」などを理念として掲げているので、その中から自分が賛同できるものを選んで買うわけです。
その一方で、自国の通貨に信頼がおけないから仮想通貨を買っている人たちもいます。例えばかつて「1米ドル=3.5京ジンバブエドル」なんていうめちゃくちゃなインフレに陥ってしまった通貨もありますが、そんな通貨なんて、どこに持って行っても使えないですよね(ジンバブエドルは2015年に廃止)。「だったら金のほうがいいや」→ 「でも金は買いにくいから仮想通貨のほうがいいや」となるのは自然な流れだと思います。
日本に住んでいる日本人に取っては考えられないかもしれませんが、発展途上国には、自国の通貨を信用してない国がたくさんあります。
そのような国が仮想通貨を採用していけば、仮想通貨は更に、値上がりしていくでしょう。

3-2_日本円を抱え込んでいても増えない?

いまのところ日本人は、このどちらにも当てはまらないと思います。
まず、理念に賛同して買う人が少ないのは、まだ情報や知識が少ない人が多いからです。自国の通貨に信頼がおけないから仮想通貨を買うという感覚を持っている人は、それこそ本当に少ないです。なぜならば、日本人はおそらく世界で一番、自国の通貨が好きな国民だからです。
たとえば中国人の多くは「人民元なんて、いつなくなるかわからない」と思っているけど、日本人のほとんどが「円は絶対」と思っています。
すでに海外の投資商品に投資している限られた人以外は、日本円しか知らないし、日本円に絶大な信頼をおいています。
日本は平和だし安全だし、銀行システムもしっかりしているし、円しか保有していないことで不安や焦りを感じたことなどないだろうから、仕方ないのかもしれない。けれど、すでにそんなこと言ってる時代ではありません。
日本円が安全通貨であるか否かについてはさまざまな意見がありますが、ただ日本円を抱え込んでいても資産を増やすことができないのは確かです。
これは難しい勉強をするまでもなく、銀行の金利を見ただけで誰でもわかることです。
やみくもに「仮想通貨は怖い」なんて言っていないで、可能性を秘めた投資を見つけたら、きちんと勉強して、一歩踏み出して挑戦してみる。
いい加減、そういう発想を持たなければダメだと思います。

3-3_すでに日本人は実体のないマネーに慣れている

仮想通貨は紙幣や硬貨のような実体を持たないです。
通貨のような働きをする、いわば〝財産的な価値を持つ電子データ〟です。
治安のよさや銀行金利の低さなどから〝現金払い主義〟が根付いていると言われる日本人にとっては、そこの部分も仮想通貨に馴染めない一因かもしれません。ただ、あまり実感していないかもしれないけど、日本人は〝実体のないマネー”のやり取りには十分慣れているはずなんです。
たとえば、給料の振り込みです。
法律では原則「現金を手渡しで」と決められていますが、たいていは振り込みですよね。振り込みも実体のないマネーをやり取りするわけだから、仮想通貨と変わらないです。
PASMOやSuicaをはじめとする全国の交通系ICカードもそうです。
実体のない仮想のマネーだけど、もはや多くの人がスマートに使いこなしています。
さらに最近は、Apple Payを使いこなす人も増えています。
SuicaもApple Payに登録できるし、日本交通などのタクシー会社では、タクシー料金の支払いにも使えてすごく便利になってきています。
こうした実体のない仮想のマネーでのやり取りは、今後ますます便利に、インテリジェントになっていくと思います。
たとえば電子データだからこそ可能な「事前に決済できる」とか「記録に残る」といった機能は、取りっぱぐれがなくなり、タクシー会社などにとってもメリットになります。
あとはTポイントとか大手家電量販店のポイントカードなんかもたくさんの人が利用していますが、あれはほぼ仮想通貨と一緒です。
”円〟ではない "ポイント"というものを通貨のように利用しているからです。
クレジットカードや交通系ICカードは結局のところ〝円〟のやり取りだから信頼しているのだろうと思いきや、ポイント"も多くの人が完全に信頼しています。つまり、日本人はすでに仮想通貨を使っているのと変わらない状態ということです。いまはまだ仮想通貨は危ないだなんだ言っている人が多いけど、実用的に使えるようになった瞬間に、たぶんみんなストレスなく移行できると思います。
たとえば交通系ICカードに一万円でチャージしていたのを、今度はビットコインでチャージして、これまで通りSuicaを使うとします。
これって、実用的にはまったく同じですよね?
円で入金したか、ビットコインで入金したかの違いだけなんだから、面倒くさく考える必要はないです。

3-4_日本人が仮想通貨に弱いのは「自己責任」に弱いから

仮想通貨に手を出さない日本人には大きな特徴があります。
それは〝自己責任〟に弱いことです。仮想通貨は電子データのやり取りだから、いつでも簡単に送金ができるのが大きなメリットです。
ただし、間違ったアドレスに送金してしまったらやり直しができません。
通常、仮想通貨はウォレットと呼ばれるアプリやハードウェアなどで保管しますが、たとえば取引所から自分のウォレットに送金するとします、このときに、アドレスを間違えて別のウォレットに送金してしまったらアウトです。キャンセルできないし、その仮想通貨はもう戻ってこないです。
銀行のような中央管理者がいないというのは、そういうことなんです。
日本は自己責任を問われる社会ではなく、「誰かが面倒をみてくれる」という温室社会です。
銀行システムもしっかりしているから、「送金ミスをしてもきっと取り戻せるだろう」という考えが根底にあって、送金のたびに気を引き締める人なんてそうそういないと思います。
そんな調子だから、日本人は自己責任の世界に入ってくるとどうしても弱いです。実際、自分で資金を管理しなければいけない仮想通貨取引に不安を感じ、足を踏み入れられない人も少なくないんじゃないかと思います。

2014年に起こったマウントゴックス事件で、そういうタイプの日本人の不安感をかなり強めることになったと思います。「みなさんのお財布をお預かりしますよ、しっかり守るから「大丈夫ですよ」と取引を行っていた仮想通貨取引所において、巨額の仮想通貨が消失してしまったのだからです。

3-5_お金に対する自己責任能力が低い日本人

仮想通貨が自己責任を問われるものであることは間違いないです。
だからって、「じゃあ自己責任に弱い私は手を出しません」では進歩がないですよね。ある意味、仮想通貨取引は、自己責任に弱い人間が変われる絶好のチャンスです。
そもそも日本人は、特に金銭に関しての自己責任能力が低すぎます。
おそらく、先進国の中でもっとも低いんじゃないかなと思います。
っというのも、投資をするにしても、「お金だけ出すから誰か面倒みて」「ちゃんと増やして」
「とにかく儲かるのだけ教えて」みたいな姿勢の人が多いと思わないですか?
それで、儲からなかったら「あんたのせいだ」とか言ってしまう。
これはまさに、日本がここ数十年間で養ってしまった「私は目の前の仕事を頑張るから、こっちは誰かが何とかして」という感覚ですよね。
その感覚が、金銭に関してはとりわけ顕著に表れていると思います。
たとえ話で何度も詐欺師が出てくるけど、もし悪意があり、頭のいい詐欺師がいたら真っ先に日本人をターゲットにすると思います。
警戒心があまりなくて、みんないい人同士で信頼し合えるというのは素晴らしいことだけど、見方を変えれば自己責任がなくて他者依存がすぎるからです。そんな世界に行ったら全然通用しないからです。
アメリカはもちろん、中国とか日本以外のアジアの国も、日本とは比べものにならないくらいシビアです。ちょっとひどい言い方だけど、本当に詐欺師だらけだから、何事も信頼できる人をしっかり見極めて、ちゃんと契約書を交わしながら進めていきます。
日本人は「これ契約書長いよね。読んでないけど、字ちっちゃいし、先輩が大丈夫って言うんだったら大丈夫だよね。
オッケーオッケー。
ハンコはここに押せばいいですか? わかりました、ポーン」って、そういう世界ですよね(笑)。これまではそれが通用してきたけど、いまの国際社会においては通用しません。そのことに、日本人はいい加減気づくべきなんじゃないかなと思います。

3-6_物事の本質や内容を理解しよう

日本人は自己責任という言葉を嫌う人が多いですが、その子どもみたいなメンタリティーこそ、日本の国際競争力がなくなっている一番の要因でもあると思います。
世の中には〝自己責任〟という言葉を盾にして詐欺を働く輩がいるし、「自己責任だ」と言われたら反論しにくくなるし、自己責任という言葉が嫌いになってしまう気持ちもわかります。
しかし、それで自己責任から逃げていたらやっぱり子どもです。
自己責任に弱いというのは、その物事の内容や本質をしっかり理解していないからだと思います。ちゃんと理解していないから不安や面倒くささを感じて、逃げたくなります。仮想通貨についても同じです。
よく知らないと不安だし面倒くさそうだし手を出したくないなって思うかもしれないけど、仕組みやリスクをしっかり理解すれば、自己責任のうえで自分で資金を管理するのは決して難しいことではありません。
仮想通貨取引をきっかけに、物事をきちんと理解したうえで責任を持つ、〝インテリジェンスな自己責任〟が取れる人間を目指してみましょう。

3-7_まずは〝損する痛み"を知ろう

自己責任で投資するからには、失敗しても誰にも文句は言えないです。
とはいえ、大事なお金を失ってしまうのは誰だって精神的にキツイですよね。
だから、ある程度長く目標を達成するまで投資を続けたいなら、最初は失ってもギャアギャア騒がないですむ金額から始めたほうがいいです。
具体的には、給料から税金や保険料などを引いた、可処分所得の1%から始めるのが妥当なラインじゃないかと思います。
もちろんこれは投資初心者に向けた話で、投資経験のある人なら可処分所得の10%くらいから仮想通貨取引を始めてもいいかもしれないです。
しかし、たとえ「1%じゃ少なくない?」と思っても、初心者は1%から始めたほうがいいです。
なぜかというと、〝損する痛み"を知らなさすぎるからです。
サッカーとかのスポーツを始めるときも、まずは公園や空き地で練習するところから始めますよね。転んで、泥だらけになって、あちこちに擦り傷や切り傷をつけて上達していく。
その擦り傷や切り傷が 1%くらいのものだから耐えれるけど、いきなりプロのサッカー場に入って10%、20%の傷を負ってみてください?
大変なことになってしまいますよね。
つまり、投資金額が少なくて、小さな擦り傷や切り傷ですむ=小さな損失ですむうちに、たくさん失敗に慣れておくべきなんです。

100%の傷に耐えられるくらい強くなって、プロの土俵に上がっても大丈夫だなと思ったら、そこで初めて10%にすればいいんです。
にもかかわらず、いざ投資を始めるとなると欲を出して、有り金すべて100%、下手したら借金もして300%の資金で参入してきてしまう人もいます。こうなると、もう自己責任が取れる範囲じゃないです。
いきなり300%の傷を負ったらもう立ち直れない、即退場なのは目に見えてるいますよね。
そもそも、大きく稼げるチャンスがめぐってきたとして、擦り傷も切り傷もない人は、絶対にそのチャンスをものにはできないです。
だから、いつかチャンスがめぐってくるときのために、治る範囲の擦り傷や切り傷をたくさんつくっておくべきなんです。
それに、正直に厳しいことを言うと、仮想通貨取引で大きく稼げるチャンス=本物の優良コインに出会うまでには、10~20個くらいの詐欺コインや失敗コインを購入することになると思います。
かなりの数の擦り傷や切り傷を覚悟しておいたほうがいいです。
それでも大丈夫なように投資資金を設定するとなると、やはり1%が妥当なラインだと思います。

3-8_仮想通貨を選んで取引をしている日本人は少ない

そもそも、仮想通貨はなぜ選ぶのが難しいほどたくさん誕生しているのでしょうか。まずはそこをきちんと把握しておいたほうがいいと思います。
仮想通貨は、要はアプリみたいなものなんです。
このアプリがあるとゲームができる、このアプリがあるとお店を簡単に探せる、このアプリがあるとマッチングができる……というふうに、アプリにはそれぞれ機能がありますよね。
みんなの役に立ちそうな機能がどんどん考えられ、新しいアプリがどんどん誕生しています。
で、「この機能めちゃくちゃ役に立つね」と人気が出ると、そのアプリをつくった企業が注目されて株価が上がっていきますよね。
仮想通貨も同じで、みんなの役に立ちそうな機能がどんどん考えられ、新しいコインがどんどん誕生しています。
で、「このコインは便利だね」「将来性が期待できるね」となったら人気が出て、価格が上がっていきます。
これが仮想通貨の誕生と成長の健全な流れですが、仮想通貨には詐欺コインや失敗コインもたくさんあります。だから、自分でしっかり選ぶことが大切になってきます。
だけど、日本の現状を見ると、残念ながら自分でしっかり選んで仮想通貨取引をしている人は少ないと思います。
その仮想通貨が本当に役に立つものなのかどうかわからないのに、とりあえずみんなで盛り上げて、うまいこと売り抜けて儲けよう…というふうに、大半がなってしまっています。
そういうやり方だと、実際に価格が上がったり上場したりはするけれど、やっぱりその後が続かないです。価値がよくわからないものをみんなで盛り上げて煽っただけだから、当たり前ですよね。

3-9_仮想通貨も実用性に魅力がないと価値はない

アプリの世界にも、似たようなことがあります。
たとえば、フェイスブックとかメッセンジャーとか食ベログとか、実用性があるアプリってずっと使いますよね?
でも、ノリでインストールしたジョークアプリみたいなものは、すぐに使わなくなります。
実用性がある=価値があるということと同じです。
アプリも仮想通貨も、実用性に魅力があって使い続けられるようなものでないと、価値があるとは言えないし、その価値は続かないです。
そして、そこをきちんと考えて選ぶことをせず、よくわからないけど「価値が上がるよ」「儲かるよ」と知人やネットに言われて買い続けている人は、結局のところ儲け続けることができないです。
1~2回は運よく儲かるかもしれないけれど、きちんとしたノウ がなく運任せということだから、すぐに痛い目をみちゃうケースが多いです。

3-10_今あるコインはほとんど残らない

詐欺行為が横行するのは、仮想通貨の信頼性を下げるし、市場の成長にも悪影響を及ぼします。
だから、購入者を制限するサービスや、プレセールでの購入者が上場後すぐ売ることを規制する動きなども出始めています。
購入者を制限するというのは、具体的に言うと本人確認というサービスの導入です。
ざっくり説明すると、不正な利用を防ぐために、アメリカではパスポートや銀行の残高証明書の提示などを求める本人確認を実施する取引所が増えてきています。
今後は世界中に広まり、すべての取引所で行われるよう規制が強化されていくかもしれないです。
プレセールでの購入者が上場後すぐ売ることを規制する動きについては、いまアメリカでめまぐるしく法律が変わっているところです。
今後も内容は大きく変わるかもしれないけど、投機的な売り抜けが起こらないようにどんどん規制が厳しくなっていくことは間違いないと思います。
こんなふうに規制がどんどん厳しくなっていくと、何が起こると思いますか?
今あるコインはほとんど残らないと思います。
昔、いか天(いかすバンド天国)って番組がありましたよね。
アマチュアバンドが対決して、キングになるとメジャーデビューできるっていうオーディション番組です。ちょっと古いですかね?

いまの仮想通貨は、まさにいか天全盛期のアマチュアバンドみたいな感じです。当時のバンドブームに乗っかってたくさんのバンドがいか天に出演していたけど、10年後に残っていたバンドってどれくらいでしょういか?
ごくわずかですよね。
それと同じで、いまは市場の急成長に乗っかってたくさんのコインが誕生しているけど、おそらく3年後に残っているのはごくわずかです。

あくまで私の個人的な予想ですが、現在22,000個はあると言われるコインのうち、3年後にまだ残っているメジャーなコインは10~20個ぐらいなんじゃないかと思います。もちろん、3年後にコインが10~20個しかない状況になっているというわけではありません。
いまあるコインで残っているものが10~20個ということで、それ以外にも新しく開発された、よりよい信頼のおけるコインは残っていくと思います。
しかし、長く残るコインの割合は極めて低いということは、頭に入れておいてほしいです。

3-11_長く残るコインを見分ける力を養おう

長く残るコインの割合が極めて低いということは、あなたがやるべきことは1つだけです。
長く残るコインを見分けられるようになればいいのです。
見分ける力を養うためには、まず第一に“ダメマインド〟は取っ払ってください。せっかく取り組む仮想通貨取引の足かせになってしまうからです。
そして第二に、次のチャプターから教えていくノウハウをしっかり理解してちゃんと実践してほしいです。難しいことは何もないので、とにかく真面目に実践してみてほしいです。
そうすれば着実に、長く残るコインを見分ける力が養われていきます。
何度も繰り返しますが、コインを見分ける力を養えれば、仮想通貨取引は株などほかの投資商品とは比べものにならないほどのチャンスになります。
臆することなく、このチャンスを確実にモノにしていきましょう!

4-1_そもそも仮想通貨って?

まず最初に、仮想通貨取引を始めるにあたって最低限は知っておいてほしい、仮想通貨の仕組みについて簡単に説明しておきます。
ブロックチェーンという言葉は、仮想通貨にあまり興味のなかった人でも一度くらいは耳にしたことがあるかと思います。
仮想通貨の仕組みを知るうえで欠かせないものなので、できるだけ単純明快に説明していきます。
そもそも仮想通貨とは、円やドルといった法定通貨と交換できたり商品を購入できたりする財産的な価値を持つ電子データ〟で、法定通貨との大きな違いは政府や中央銀行のような管理者がいないことです。
「じゃあ誰がどうやって管理しているの?」と疑問を持つかもしれないけど、そこでブロックチェーンが登場するわけです。
ブロックチェーンとは、ひとことで言うと「これまでの取引データをすべて記録した台帳」のようなものです。仮想通貨の取引は、世界中で発生し続けているので、取引データは10分ごとにまとめてひとつのブロックにしています。それを数珠のように繋げて保存していくから「ブロックチェーン」と言います。このブロックチェーンの保存システムは、とても優秀です。
取引データのことを「トランザクション」と言いますが、たとえば
「AさんからBさんへ100ビットコインの送金」という取引が発生したときに、そのトランザクションをそのまま保存するのではなく、「ハッシュ関数」というもので暗号化して保存します。
一度ハッシュ関数で暗号化したものはもう元に戻せないので、トランザクションを簡単に修正するようなことはできないです。つまり、そうやって不正を防いでいるわけです。
ちょっと難しいと思うので、わかりやすく言い換えてみます。
たとえば、人に見られたくない写真を持っていたとします。
しかしそれが、何かの間違いで世界中のPCにシェアされてしまった。
さて、その何千何万ものPCに送られてしまったあなたの見られたくない写真をすべて追いかけて削除できると思いますか?
そうですね~かなり難しいですよね。
絶対に不可能だとは言わないけれども、ほぼ不可能に近い状態だと思います。
これと同じようにブロックチェーンはひとつの契約書が世界中のPCに分散して置いてあり、そして相互にその整合性や同一性を確認できるような状態になっています。
だから、これを改ざんすることが不可能に限りなく近いと言えます。
これによってブロックチェーンは歴史上で初めてPCに絶対に限りなく近い信頼性を与えてくれるテクノロジーとなったんです。
しかも、ブロックチェーンにはブロックとブロックを繋ぐための「鍵」がありますが、ブロック内のデータが書き換えられると「鍵」も書き換えられ、それ以降に繋がっていくブロックの「鍵」もすべて変わってきてしまいます。ということは、不正をしたところから繋がるすべてのブロックチェーンも書き換えなければいけなくなります。これはもう、ますます不正なんて不可能だと思わないですか?
中身に矛盾が生じているブロックチェーンは不当なものと判断され、取引が成立しなくなります。世界中に分散しているブロックチェーンならではの、素晴らしい管理力ですよね。
ちなみに、取引が正しいものかを承認する作業を「マイニング」といって、世界中にいる「マイナー(取引承認者)」がそれを行っています。
取引の承認には暗号を解読する必要がありますが、その暗号を一番早く解読したマイナーがブロックチェーンに新たなブロックを書き加え、報酬を受け取る仕組みになっています。
マイニングは誰でも参加できるので、それこそ世界中の人が参加しています。こうやって常に世界中の人々に監視されているから、仮想通貨取引の正当性は保たれています。
ザックリと説明しましたが、だいたいわかったでしょうか?
法定通貨は、国や中央銀行などが発行・管理しているということで正当性が証明されています。
仮想通貨は、ブロックチェーンによって世界中のユーザーが相互に監視することで取引の正当性が証明されています。
ここが理解できていればひとまず大丈夫です。

4-2_まずは日本の取引所からスタート

仮想通貨は持っている人から直接買ったり、マイニングをして手に入れたりすることもできますが、もっともメジャーな入手方法は仮想通貨取引所や販売所で買う方法です。
ここでは取引所での取引の流れをザッと説明していきます。
取引所はネット上で営業しているから、取引所のホームページに飛んで、まずは手順通りに口座を開設すればいいだけです。
取引所によってはスマホのアプリからでもできるので、とっても便利です。
このとき、運転免許証やパスポートといった本人確認資料の提出が必要になり、審査にも少し時間がかかるので、実際に取引できるようになるまでには数日かかります。早めに準備しておきましょう。
口座開設が完了したら、その口座に日本円を入金すれば取引を開始できます。取引所によってシステムは違いますが、たいていは購入したいコインを選択すると購入価格と売却価格が表示されます。その価格での購入がOKだと思ったら、購入したいコインの数量を入力して買い注文を確定すれば終了です。売る場合は逆で、売却したいコインの数量を入力して売り注文を確定するだけです。簡単ですよね?
取り扱う仮想通貨の違いや手数料、スプレッドは取引所や販売所によって違うので、それぞれのホームページを見て比較してみてほしいです。
いま日本ではおそらく「コインチェック」がもっとも取引量が多くて人気だと思いますいが、まず最初はそういった日本のメジャーな取引所で取引を始めてみるのがおすすめです。

アメリカの「Bittrex(ビットレックス)」や本社が中国からマルタに移転した「Binance(バイナンス)」といった海外の取引所のほうが取り扱う仮想通貨の数は圧倒的に多いですが、手順がちょっとややこしくなり、そもそも日本円での入金ができずビットコインなどの仮想通貨で入金することになるので、やはり日本の取引所で取引を始めてみるのが先です。
慣れたら海外の取引所に挑戦することにしましょう。

4-3_改ざんがほぼ不可能なブロックチェーン

仮想通貨の基本のキがわかったところで、先にも触れたブロックチェーンについてもう少しお話し致します。それはブロックチェーンは、インターネットが抱えていた〝信用性がない〟という問題を克服した、本当に画期的なシステムだからです。
たとえば契約書を作成するときに、パソコンで作成してメールでやり取りしたらとても便利ですが、いつの間にかちょっと改ざんされていてもなかなかわからないですよね?
そこがネットの怖いところで、最大の弱点です。
アメリカの「ベリサイン」みたいに、書類等が改ざんされていないことを保証する認証サービスを行っている会社もありますが、それでも一社に頼るというのは不安があります。
優秀なハッカーがいたら、そこのシステムを改ざんしようとすれば、できないことはないからです。
だから、ネットはすごく普及したけれど、「信用性がないから」と一定のライン以上は進めなくなってしまいました。
ウィキペディアに間違ったことが書かれて、それが世間に広まってしまうなんてこともよくある話です。
つまりネット上に流れているものは、全て本当かどうかよくわからない。だから、信用がともなうものに関しては、100%インターネットに頼ることはできないという話になります。
子どもが遊びレベルで使うにはいいけれど、大人が本気で使う、会社が本気で使う、国家が本気で使うには、やっぱり本物ではなかったんです。
ところがブロックチェーンは、先にも話したとおり改ざんが不可能に近く、「これが本物だ」と証明できるシステムなんです。
優秀なハッカーなら中央コンピューターをブレイクすることはできるかもしれないけれど、世界中のあちこちにある、すべてのコンピューターをブレイクすることは、とてもじゃないけどできないからです。
まあ、絶対にできないことは、ないかもしれないけれど、どう考えても物理的に無理だし、そんなことやる暇があったらお笑いでも見てたほうがよっぽどいいです。

4-4_ブロックチェーンがインターネットの世界を変える

ブロックチェーンは、これまではすべて匿名性という意味で2ちゃんねるみたいだったインターネット上で、公正証書に近いレベルのものを保証できるようにした革命的なテクノロジーなんです。ブロックチェーンの登場は、本当にインターネットの世界をすべてひっくり返すような、歴史を変えるようなすごいことだったんです。
金融機関ではすでに、金融取引や資産管理など仮想通貨以外に、ブロックチェーンを応用する動きがあるし、今後はさまざまなジャンルの幅広い業務に活用されていくと思います。
ちょっと話が仮想通貨からそれましたが、ブロックチェーンという安全なシステムで保証されていることをちゃんと知っていれば、実体のない〝仮想通貨〟というものの取引に安心して臨めるんじゃないでしょうか。

4-5_いまさら聞けない仮想通貨の種類と役割

続いては、仮想通貨の種類と役割についてお話しておきます。
一口に仮想通貨と言っても、コインの種類は実にさまざまです。それぞれに作られた理由や目的が違いますし、機能や仕組みも違います。難しいことまで覚える必要はないけれど、仮想通貨を選ぶ際の基準になることは覚えておきましょう。仮想通貨と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やっぱりビットコインかと思います。
サトシ・ナカモトという謎の人物がネット上に投稿した論文をもとにつくられ2009年から流通が始まった、史上初の仮想通貨でもっとも有名なものだからです。
ブロックチェーンの技術もビットコインから生まれたもので、それがさまざまな仮想通貨に応用されています。
そうした成り立ちからビットコインは別格で、ビットコイン以外の仮想通貨はまとめて「アルトコイン」と呼ばれています。ただ私は、イーサリアムは同じように別格で、アルトコインと考えなくていいんじゃないかと思っています。ビットコインは、現在もっとも取引量の多い仮想通貨で、取引所においてさまざまな仮想通貨と交換できるし、ショッピングなどの決済に使えるケースももっとも多いです。
一方のイーサリアムはビットコインに次いで取引量が多く、決済に使えるケースも出てきています。
さらに、イーサリアムは現在NFTやDeFiに欠かせないものになっていて、イーサリアムのプラットフォーム上で新しいトークンやコインがどんどん誕生しています。
ここがビットコインとの大きな違いです。「プラットフォームって何?」という人のためにもう少し詳しく説明すると、プラットフォームというのは、さまざまなものが動作するための基盤となる環境のことです。パソコンで言えば0Sみたいなものです。
パソコンのあらゆるソフトは、OSという基盤の上で動作していますよね?
それと同じで、イーサリアムを基盤として取引される仮想通貨やトークンがたくさんつくられています。つまり、イーサリアムは仮想通貨におけるOSになっているというわけです。
なぜそのような状況になったかと言うと、イーサリアムのブロックチェーンを利用して新たなサービスを開発したほうが、イチからすべてを開発するより簡単で速いからです。
しかも、イーサリアムのプラットフォームには「ERC20」という、トークンやコインに対する統一された仕様のようなものがあります。
このERC20によって必要な機能やルールが基準化されているので、事業者にとってますますトークンやコインがつくりやすい環境になっています。
取引所や投資家にとっても、ERC20に準拠しているトークンやコインは取り扱いしやすいし、他のトークンやコインより安全性が高います。
さらに、ERC20の上で公開されているトークンやコインは、基本的にイーサリアムと交換可能です。 現在イーサリアムは世界中のほぼすべての取引所で換金できるので、イーサリアムと交換すればどこでも現金に交換できるんです。これはたぶん、一番大きなメリットかと思います。
ちなみに、「イーサリアム」というのはプラットフォームの名称で、そこで使用される仮想通貨自体の名称は「イーサ(ETH)」と言います。
全部ひっくるめてイーサリアムと呼ばれる傾向がありますが、しっかりと知っておいてください。

4-6_ビットコインは「オルゴール」、イーサリアムは「CDプレーヤー」

ビットコインとイーサリアムは別格な仮想通貨ですが、この2つをたとえて比較するなら、ビットコインはオルゴールのようなものです。
一曲だけしかかけられないので、「他の曲が欲しかったら別のオルゴールを買ってね」となってしまいます。
かたやイーサリアムは、CDプレーヤーのようなものです。
CDを変えれば、いろんな音楽をかけることができます。
ビットコインはもちろん革命的な存在ではあるけれども、はっきり言ってしまうと、すでに役割を終えたコインだと思います。想像を超えるスピードで広まったためにさまざまな問題が出てしまったし、本来なら起こってはいけない分裂も起きてしまったし、
当初の目的を失ってしまっている部分があります。ただし、仮想通貨の基軸的存在として人気は残っているので、今後大きく成長していくことは難しいかもしれませんが、消えていくことはないと思います。
やっぱり、どんなに時代が移り変わっても、「私はオルゴールが大好き」というファンはいるからね。オルゴール館やオルゴール美術館なんかもたくさんあって、古くて高価なアンティークのオルゴールが大切に保管されていたりするのと同じです。
ビットコインはある意味、そういうアンティークの価値に近いと思います。
実用性で言えば、いろんな音楽をかけられるCDプレーヤーであるイーサリアムに、もちろん軍配は上がります。ただ、世の中を見るとCDも廃れつつありますよね。
多くの人が音源をコンピューターに取り入れ、MP3に変換して楽しんだりしているように、もう音楽はその次の世代に変わってきています。
たぶん、それと近い形で、仮想通貨においてもイーサリアムの次の世代のものが出てくる状態になってくると思います。というか、イーサリアムよりも処理速度がずっと速くて、イーサリアムよりも手数料が安くて、信頼性もある…というコインはすでにあります。
だけど、デジタル音楽だとかMP3だとか言われ始めても、「いや~、まだいいよ」と移行しない人がたくさんいたように、イーサリアムの時代はまだまだ続くんじゃないかなっと、少なくともあと4,5年は続くと思います。

アルトコインは「アプリ」

仮想通貨はアプリのようなものです。
続々と誕生しているアルトコインは、まさにアプリと一緒です。
何百万、何千万もあるアプリのように、アルトコインは今後もたくさん増えていくと思います。
ただし、広く流通してどこでも使えるようになるコインは、ほとんどないだろうと思います。
先に話したとおり、アプリも仮想通貨も実用性に魅力があって長く使い続けられるようなものでないと、その価値が続かず、長く残っていくものにはなれないからです。
それともうひとつ、投資の基準として考えた場合、そのコインが便利で実用性があるというだけでなく、そのコインがしようとしていることに多くの人が賛同してくれることも大切なんです。
たとえば、タクシーの配車を依頼できる「Uber」というアプリをご存じでしょうか?海外ではとても人気で評価の高いアプリですが、これは簡単に配車を依頼できることが便利というだけじゃないんです。
登録すれば民間人が空き時間で送迎のバイトができるという、暇な時間をお金に換えるという発想が画期的なんです。旅行者が現地の人から部屋を借りられる「Airbnb」もそうです。
部屋を借りられることが便利というだけじゃなくて、
空き部屋という死んでいる資産をお金に換えるという発想が画期的だったんです。
そういう部分に賛同した人たちがたくさんいたからこそ、この2つのアプリは世界的に本当に大きなビジネスになりました。
これらと同じように、「あ、これはいいね」とコンセプトを支持できるようなコインは、長く残っていく見込みがあると思います。
でも、仮想通貨においては、コンセプトが支持されるだけでは長く残れないです。
実際、詐欺コインのところでも話したように、大半のコインは上場して価格が上がると多くの人がすぐに売ってしまって、すぐに価格が下がってしまうからです。
コインの価格が下がらず長く残っていくためには、コンセプトを支持してそのコインを買う人が多くいるだけでなく、そのコインの価値が上がっても売らずにコインを持ち続ける人が多くいることが重要なんです。
アルトコインへの投資においては、コンセプトや実用性などを総合的に見て、それだけ魅力的なものを探し出す必要があります。

4-8_ビットコインとイーサリアム、選ぶならどっち?

では、初心者は具体的にどの仮想通貨で取引を始めればいいのでしょうか?
私はひとまず、ビットコインかイーサリアムを買ってみるのがいいんじゃないかと思います。
ビットコインの場合、投資目的ではなく保有目的になってしまう側面がありますが、価値が変わりにくいというのは初心者にとって安心材料になるはずです。〝金〟を保有していると、ほかの投資商品がダメになっても金は大丈夫だろうという安心感がありますが、それと似た感じです。
仮想通貨取引に慣れるために買うにはちょうどいいですし、ビットコインを持っていれば、すぐにアルトコインを購入できるし、デメリットはさほどないと思います。
それに、ビットコインは「ライトコイン」とか「ビットコインゴールド」とか、ビットコインから派生した新しいコインがどんどん誕生していて、今後もビットコインファミリーとしては可能性があるものが出てくるかもしれません。そこも含めてビットコインを買って注目しておくのもアリなんじゃないかと思います。
でも、一番のおすすめはやっぱりイーサリアムです。
いまはERC20上に本当にたくさんのコインがあって、ERC20上の案件もとても多いので、今後の取引を考えてもイーサリアムというOSは手に入れておくべきです。
まずはイーサリアムというOSで仮想通貨取引の練習をして、そこから自分好みのアルトコインを探していくみたいな感じです。
イーサリアムの価格が上がればERC20上のコインの価格もみんな上がりますし、ERC20上のコインの価格が上がればイーサリアムの価格も上がるというところがあるので、儲かるときは一気に儲かる可能性もあります。
先に話したように、そう遠くない未来にイーサリアムが次の世代のものに取って代わられる可能性は高いですが、価値が変わるだけでビットコインと同じようになくなりはしないと思います。
たとえば、フェイスブックというSNSが大流行しましたが、いまは多くの人がインスタグラムやTikTokに移行してしまい、シェアがすごく下がりましたよね。
でも、フェイスブックのSNSはなくなってはいなく、いまも利用している人は利用しています。
それと同じようなことが起こるかもしれないです。
だいたい2、3年ごとにテクノロジーの大きなブレイクスルーは起こるので、私はあと3年くらいかなと睨んでいますが、みんな新しいものを期待しているからブレイクスルーが起こった途端にブワーッて広がっていきます
でも、それと同時に「いままでのプラットフォームにも生き残っててほしい」というジレンマにも陥るものなので、バサッとなくなることはまずないと思います。

4-9_アルトコインはイーサリアムが基準

ビットコインかイーサリアムで取引の練習をしたら、次はアルトコインの購入です。私が伝授するアルトコインの選び方は、実にシンプルです。
まずは ERC20上のコインに絞ってイーサリアムに対しての価格の変動率を調べ、イーサリアムよりも上昇率の高いものをピックアップし、その中から選べばいいです。
なぜならば、イーサリアムより上昇率が低い銘柄については、基本的にイーサリアムを買っておいたほうが得っていうことだから、わざわざ買う必要がないです(笑)。
なぜERC20上のコインに絞るかというと、先にも話した通り、安全性が高くイーサリアムと交換可能というメリットがあるからです。初心者にとって扱いやすいと思います。
それからもうひとつチェックしてほしいポイントが、時価総額です。
時価総額というのは、その仮想通貨の規模や市場価値をわかりやすく数字で示したものです。
つまり、時価総額を見れば、その仮想通貨が市場でどれくらい多くの人に注目されているのか、どれくらい売れているのかがわかります。
たとえば時価総額が20億円と200億円と2000億円では、市場における規模が全然違うのはわかりますよね。時価総額2000億円で上昇率400倍と言われたら「おぉ~!」と思うけど、時価総額20億円で上昇率400倍と言われても「ちょっと規模がちっちゃくない?」と思ってしまいます。
上昇率はもちろん大事ですが、たくさん売れている中での上昇率なのか、少ししか売れていない中での上昇率なのかでは意味合いが変わってくるので、必ず時価総額も一緒に確認することが大切なんです。
もっとピンとくるように説明すると、たとえば1万円のものが2万円になったら、上昇率は2倍だけど素晴らしいと思いますよね。
じゃあ、1円のものが200円になったら、どうですか?
たった199円しか増えてないから素晴らしいとは思えないけど、上昇率だけで見ると200倍にもなっちゃっているんだよね。
上昇率しかチェックしないで銘柄を選ぶと、そういう罠にハマってしまいます。
しかも、そもそも時価総額が小さい銘柄は、いくら上昇率が高くてもほんの些細なことでボーンと暴落しやすいという注意点もあります。だから、ある程度流通量が大きい銘柄、具体的には時価総額が200億円以上の銘柄に絞って購入を検討したほうがいいと思います。
まとめると、アルトコインを選ぶ際は、まずERC20上のコインに絞って上昇率を見て、イーサリアムよりも上昇率が高いものをピックアップする。その中から、さらに時価総額が 200億円以上のものをピックアップする。 ってことになります。

4-10_少額スタートでメンタルと技術を鍛えよ

一番最初にビットコインかイーサリアムを購入して、取引の基本がわかったらアルトコインを購入するという流れになります。
でも「まずは具体的にいくつくらいコインを買えばいいの?」と悩んでしまう人もいるかもしれませんね。いくつ買うかは投資資金にもよりますが、まずは3~5種類くらい買ってみればいいと思います。なぜなら、一度にあまりたくさん買っても、ひとつひとつを把握できないからです。
以前の講義で、「擦り傷や切り傷をたくさん作って失敗に慣れろ」という話をしましたが、たくさんのコインに手を出すのは取引のノウハウを最低限マスターしてからにしましょう。
特に、まったく投資経験のない初心者の場合は、ちょっとお金を払ってバッティングセンターに練習に行くような感覚で始めるのがいいと思います。
バッティングセンターなので、打っても打たなくても大して儲かりも損もしませんが、いきなり「儲けよう」なんて考えないほうがいいです。
「ボールがきたら打つ」という基本動作を覚えるレベルで始めてみてください。
釣り堀に行って釣り竿を5本くらい置いておいて、じーっと観察している様子をイメージしてみるのもいいかもしれません。
「なんでこの竿が動いたのかな」って見てみたり、「ひとつ動くと連動するんだな」とか「反対の方向に動く竿もあるんだな」って気づいたりします。
で、大きく動いた竿があったら取りに行く。
そういうふうに慣れていくのがいいと思います。

4-11_初めのうちは多くの失敗から学ぶ

なんで3~5種類から始めることをすすめるのかというと、価格が連動したりするのがわかるというのもありますし、運よく1つくらい価格が上がってきて楽しくなる可能性があるからなんです。やっぱり楽しいほうがモチベーションは上がります。
ただ、投資商品はすべてそうですが、絶対に小さな動きで上がったり下がったりしながら、後に大きな動きで上がったり下がったりしていくので、小さな動きに一喜一憂しないことです。
最初はあくまでも練習なので、ちょっと価格が上がったからっていきなり多額のお金を投入しないようにしてください。
最初の3~5種類での取引は、メンタルと技術を鍛えるための練習です。
あっという間に資金を失って即退場……なんてことにならないために、屋敷の周りをウロチョロするみたいなレベルで少額でちょこちょこやって、取引にきちんと慣れていきましょう。
そして、慣れたらどんどん購入するコインを増やして、たくさん失敗もして、本当に価値があって上がり続けるコインを見定める力を養います。
最終的に仮想通貨で3000万円程度稼ぐためには、上がると確信が持てる1~2種類のコインにたくさんの資金を投入して効率よく稼ぐのが一番ですが、物事には順序があります。
このようなコインを見定められるようになるまで、地道にいきましょう。

4-12_ビットコインで儲けた話は使えない?

いざ取引を始めるとなったら、まずは本やネットで情報収集をする人が多いと思います。
どうせなら事前に有益な情報をたくさん仕入れておきたいものですね。
ただ、私も仮想通貨関連の本はかなり目を通してみましたが、残念ながらおすすめできるものはほとんどありません。日本の仮想通貨本は、ブロックチェーンの仕組みを詳しく説明しているような技術書的なものか、「私はこれで儲かった!」という投機的なものばかりです。
なかには具体的なおすすめ銘柄を書いているものもありますが、仮想通貨は市場の状況が1か月でもめまぐるしく変わるので、普通だったら安易におすすめできないはずです。
なぜなら、株と違ってコインがふっと消えちゃったりするからです。
そんなわけで、結局おすすめされているのは、すでに上場している超メジャーなもの、つまりはビットコインをおすすめしているケースが圧倒的に多いです。わざわざビットコインをすすめられても…って感じですよね。
投機的な本に関しても、ほとんどはビットコインで儲けた人の話です。
ビットコインで儲けた人というのは、たまたま早めに買って気づいたら価格が上がっていたという人ばかりなので、そのストーリーを聞かされても他のコインではもう通用しません。
つまり、再現性がほぼゼロと思っておいたほうがいいです。

4-13_簡単には入手できない儲けの情報

取引の方法や取引所の紹介といった情報をわかりやすくまとめている雑誌やネット記事なんかは、基礎情報を仕入れる手段としていいと思います。 常に最新情報を更新してくれていたら、データとしての価値があります。
では、“儲けるための情報〟は一体どこで仕入れたらいいのでしょうか?
ヘタな情報を仕入れる前に知っておいてほしいんですが、本当に価値のある情報を持っている人というのは3段階に分けられます。
まず第1段階目は、仮想通貨で大成功している人たちのグループです。
多額の資産を持っていて、仮想通貨に関するあらゆることをほぼわかっている巨人たちのグループがあります。そこに入れば儲かる仮想通貨の情報が得られるけど、もちろんよほどのコネクションや資産がなければ無理です。
情報を外に漏らせばそのグループにいられなくなるので、彼らが自ら情報を広めることもないです。
ここから情報を得られることは、まずないと思っておいたほうがいいです。

第2段階目は、そうしたグループや取引所、事業者などがどういう動きをしているかということをウォッチングして、予測する人たちです。たとえば、「iPhonel4はどうなるか」ということについて、「こういう特許を申請しているので、こういうものになるかもしれない」「どこどこの国の部品メーカーにこういったものを大量に発注しようとしているので、こういう機能が付くかもしれない」というふうに、アップルや関連業者の動きをとことん調べて予測する人がいます。
それに近い感じで、そういった人たちに注目し情報収集をしていきます。

そして第3段階目は、しっかり勉強して仮想通貨の本当の価値を知ろうとしている人たちです。
詐欺コインのように実態がよくわからないのに価格が上がっているようなコインにではなく
本当に価値があるから上がってくるコインを見極める、いわば本物志向の人たちです。
だから、ある程度テクノロジーがわかる技術者や、経験豊富な投資家に多いと思います。
そして、先に話したように第1段階目のグループの情報が外に漏れることはないし、第2、第3段階目の人たちも、わざわざ情報を他人に広めることはないです。
ということは、世間に出回っている情報というのは、大半が本当に価値のある情報ではない=当てずっぽうということになります。

4-14_リサーチ力を磨くのが成功への近道

冷静に考えてみればわかると思いますが誰もが得する有益な情報がその辺にゴロゴロ転がってるわけがありません。それなのに、日本人は当てずっぽうの適当な情報に踊らされすぎです。
どれを買ったらいいかわからないからって、安易に著名人がすすめているものを買ったり、YouTubeやウェブの広告ですすめられているものを買ったり......。
そんな根拠のわからないものに手を出すのは、貴重な資金をドブに捨てるようなものです。
だから簡単に手に入る情報に頼ろうとするのは、ここでキッパリ諦めてください。そして、これから教えるリサーチ法で自らリサーチする習慣をつけ、「この仮想通貨はいいのか悪いのか」ということを客観的に正確に判断できるようになってください。
そうなれれば、もう情報なんていらないでしょ?
YouTubeで大々的にプロモーションされていた、ウェブで広告を頻繁に見かける、メールマガジンでおすすめされていた、 LINE@で紹介されていた・・・・・・などなど、「この仮想通貨はいいよ、すごいよ」と訴えてくるツールはたくさんありますが、ほとんどは信用性のないものばかりです。

4-15_ホワイトペーパーから通貨を読み解け!

仮想通貨のリサーチにおいて欠かせないのが、「ホワイトペーパー」です。
一般的にホワイトペーパーとは企業が発行する報告書のことを指しますが、仮想通貨においても投資家向けに公開される報告書のことをホワイトペーパーと呼びます。
ホワイトペーパーに書かれているのは、おもにトークンやコインを発行した背景や意義、技術的説明、開発スケジュールなどです。
投資家はこれを読んで、「信用できるかできないか」を判断し、投資するか否かを決めます。
仮想通貨取引をしていながら「いちいちホワイトペーパーなんて見たことがない」という人もいるかもしれませんが、新しい仮想通貨の開発というのはアイデアだけでできるものじゃないです。
やはり信用がないと、多くくの人に長い間支持されるコインにはならないので、上場しているアルトコインにおいてもホワイトペーパーのチェックは必須と心得てほしいです。
ホワイトペーパーを調べるなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、アルトコインはまずERC20上にあってイーサリアムより上昇率が高く、かつ時価総額が高いものをピックアップすることを先におすすめした。
となると、脱落するコインがたくさん出てきて、数個しか残らなかったりします。上場しているアルトコインしか買わないうちは、それほど時間もかからないと思います。ちなみに、ホワイトペーパーはそれぞれの企業のホームページでチェックできますが、多くは英語で書かれています。
でも、隅から隅まで読む必要はないし、グーグル翻訳などを使えばあらかたの内容は把握できるから安心してください。

4-16_読み解くポイント1 実績

仮想通貨を購入するにあたって一番重要なのは、もちろん「それが詐欺コインではなく、ちゃんとしたコインであること」です。それを判断するためには、まず最初にそのコインをつくっているファウンディングメンバー、つまりはそのコインの創設に関わった人たちの実績をリサーチすることが大切です。仮想通貨を上場させ利益を出していくには、やはり「きちんとした実績のある信用できる人間が関わっている」という保証が必要です。
ちゃんとした理念があり、口だけではない実績がある人たちがファウンディングメンバーなら、上場したとたんにファウンディングメンバーが筆頭となって売り逃げして消えちゃうようなコインである危険性は、グッと減るからです。
ただ、仮想通貨業界で実績のある人といっても、肩書や名前を聞いただけじゃ全然わからないと思います。
たとえば一般的な企業の場合、上場する前に創設メンバーや関係者の実績をアピールして投資家の信用を得ようとします。
「某銀行の元頭取が取締役にいます」とか「三菱総研にいた誰々が監査役に入っています」とか「某大学の教授が顧問に入っています」といった感じです。

仮想通貨の場合は、すでに上場している有名で大きな企業が発行している なんてケースはわかりやすいですが、誰にでもパッとわかる判断基準はないです。まだ歴史の浅い、発展途上の業界だから仕方ないことです。
では、どのようにファウンディングメンバーの実績を調べたらいいのかというと、まずはホワイトペーパーでトップの名前を調べて、その名前をウィキペディアかなんかでさらに調べてみてください。簡単ですよね?
実績を調べるのは、トップの3人で十分です。
具体的にはCEO(最高経営責任者)、CFO(最高財務責任者)、CTO(最高技術責任者)の3人です。
彼らの名前をコピペして検索して、ウィキペディアで調べられたらグーグル翻訳で読んでみてください。そして、たとえばこれまで大きな会社を運営してきているとか、すでにほかの仮想通貨を成功させた経験があるとか、何か注目に値する実績を持っていればひと安心です。

「ウィキペディアを信用していいの?」って思うかもしれませんが、ウィキペディアには基本的に権威のあるメディアに出たものが優先して載っているし、リンクも貼られているので、できればそっちも見てみるといいです。
「この人ニューヨークタイムズやフォーブスでこんなこと言ってるんだな」ということがちゃんとわかれば、より安心できると思います。
「CEOを調べてもウィキペディアのページがないみたいだし、前歴も何もわからない」なんて場合は、即刻アウトです。そんな仮想通貨は購入はしないほうがいいです。

4-17_読み解くポイント2 資金力

実は仮想通貨というのは、100万円もあれば簡単につくれてしまいます。
そのため有象無象のコインが続々と誕生していますが、本当に価値があって世界的に広まっていくようなコインをつくろうと思ったら、かなりのお金がかかると思います。
だから、そのコインを発行する事業者の資金力をリサーチするのも、実績をリサーチするのと同じくらい重要になってきます。
そのため、お金がないから適当な仮想通貨をつくってお金を集めて、たくさん集まったところでドロンしちゃおうって人たちがたくさん出てきているわけです。

たとえば、「今度こんなゲームが出るよ」って言って先行でお金を集めた企業があったけれど、出てきたのはお金がまったくかかっていない面白くもなんともないゲームで、結局その企業の人たちはお金だけ持って他の国に逃げちゃったとなります。
そんなのひどい話だけど、仮想通貨の世界では、いまでもまだまだそういうことをして稼ごうとしている人たちがいっぱいいるのも事実です。
でも、ファウンディングメンバーにちゃんと理念があってやり抜く気があって、さらに資金力もある場合は違います。
そもそも、自分たちのお金をたくさん入れている時点で、本気度が伝わってくると思わないですか?
売り逃げはしないだろうという信用が生まれてきますよね。
資金力とひとことで言っても判断が難しいかもしれないですが、目安は 〝20億円〟 です。
20億円以上の資金を持っているというのが、ひとつの判断ラインになると思います。
このラインは、事業者が売り逃げしないだろうという目安にもなりますし、この先価格が大暴落することはないだろうという目安にもなります。
たとえば、プレセールとクラウドセールでたくさんの投資家が買って、その後上場して価格が上がっていく過程で多くの人が売ってしまったときに、市場規模が小さいとその後売り買いが発生しにくくなって、暴落するだけになってしまいます。
しかし、事業者側にある程度の資金力があり、自分たちは決して売らず、ある程度の市場規模を維持できるなら崩壊するのを支えることができる。
つまり、大暴落して二度と浮上できない・・・・・・なんて事態にはならないで済みます。
成功している仮想通貨のバックグラウンドを見てみても、ファウンディングメンバーがある程度大きな会社を持っていたり、すでに他の仮想通貨を成功させた経歴を持っていたりして、それなりの資金力を持っていたケースが多いです。
ホワイトペーパーに資金が書かれていない事業者は、そのほかの要素を念入りに調べるか、心配ならやっぱり購入をしないほうがいいと思います。

4-18_読み解くポイント3 ソースコード

実績、資金力をリサーチしたところで、3つ目にリサーチしてほしいのが技術力です。
すべての仮想通貨には「ソースコード」というプログラムの大もとみたいなものがありますが、それをチェックします。
といっても、ソースコードを見て技術力がわかる人はほとんどいないと思います。
私もわからないです。わかるのはエンジニアぐらいだと思います。
じゃあどうするかっていうと、Github(ギットハブ)という、あらゆる仮想通貨のソースコードを公開しているサービスがあるので、そのサイトに行って「コメント」を見ます。
面白いことに、Amazon(アマゾン)で本のレビューをするみたいに、ソースコードについても世界中のいろんな人たちがいろんなコメントをしています。
「このコードは技術者が見ても美しい」とか「これはこの問題を解決してるんだね」とか「こんな使い方があると思わなかった」とか「これは使いようが難しい」とかです。
本のレビューは感性の違いによって偏りがあるので、どちらかというとモノのレビューに近いです。
ダイソンの新しい掃除機について、「さすがに吸引力は高くなったけど意外と詰まりやすいのが難点」と評価してるみたいな感じです。
やっぱりソースコードだけに技術者がたくさんコメントをしていますが、技術者というのは固い人が多いから、「このソースコードはどこがいいのか悪いのか」ということをけっこう明確に書いています。
最新機能を追求しているものや使いやすさを追求しているものなど、仮想通貨はそれぞれ用途が違うので、コメントする人によってある意味評価は変わってきます。
しかし、それはあくまで用途の違いからくるものだし、「これはひどい、何の役にも立たない」みたいな、品のないコメントがないとは言えないですが、基本的に理系なコメントがほとんどなので、信用はできると思います。
どんなものでもそうですが、おそらくサクラもいるとは思います。
しかし、コメントを全体的に見てみて、多くの人が好意的な評価をしているものに関しては、悪くないコードなのだと思って大丈夫です。
ここもグーグル翻訳で読むことになると、細かいニュアンスまではわからないと思いますが、どうしようもないダメコードなのか評価に値するコードなのかという雰囲気はわかるはずだし、それだけでも参考になると思います。
ただ、最初にファウンディングメンバー、 次に資金力・・・・・・と順々にリサーチしていく段階で、ほとんどの仮想通貨が脱落してしまい、ソースコードのリサーチまでたどり着くものは、ほとんどないと思います。

なので、ソースコードまでリサーチできるのはラッキーだと思ってください。それから、なかにはソースコードを公開していない仮想通貨もあります。その場合、何か特別な事情があって公開していないのかをホワイトペーパーやネット検索などで調べてみて、特に理由もなく公開していない場合は、ほかのリサーチ結果を念頭に置きつつ購入には十分に注意しましょう。

4-19_時価総額はコインマーケットキャップで調べる

おすすめは、ほとんどの仮想通貨の時価総額や価格、 チャートなどを簡単に確認できるサイト
「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」です。
サイトのトップページを開くと、まずは時価総額ランキングがずらりと出てきます。
このランキングの中からお目当ての銘柄を探してもいいし、銘柄名を入れて検索することもできます。ランキングから探して銘柄名をクリック、あるいは検索してヒットすると、その銘柄の個別ページに飛びます。
先に「購入する銘柄は時価総額が200億円以上のものに絞ったほうがいい」というお話しましたが、このページには時価総額もわかりやすく日本円で表記されています。

●ホームページもソースコードもリンクありで便利
画面左側にはリンクなどが並んでいて、「ウェブサイト」をクリックするとその銘柄のホームページに飛ぶので、そこからすぐにホワイトペーパーを見ることができます。
さらに「ソースコード」をクリックすれば、ギットハブのその銘柄のページに飛ぶので、ソースコードを見たりコメントを見たりすることができます。
つまり、コインマーケットキャップを利用すれば、すぐにリサーチしたいポイントにたどり着けるってことです。
しかも、個別ページにある「市場」というタブを選択すると、その銘柄を取り扱っている取引所の一覧も見ることができます。
取引所の名前の横には、購入可能な通貨を示す「ペア」や、どれくらいの取引量があるかを示す「ボリューム」、いま現在いくらで売買できるかを示す「値段」などの項目があります。
日本人が口座を開設できない海外の取引所も含まれていますが、だいたいどれくらいの価格で取引されているのか、どの取引所がお得なのかをザッと確認できるので、見ると参考になると思います。

4-20_勉強期間は短く、即実践でバブルに乗れ!

初めに、仮想通貨は今こそチャンスが大きいのでなるべく早く取引を始めたほうがいいという話をしました。私はよく海外に行きますが、国には若い国と老いた国があります。
たとえば、ドバイはまさに若くて勢いのある国です。
関税がゼロという無茶苦茶な政策をとっていたせいもあるけど、世界中から注目される金融都市のひとつになって、新しいビルがポンポン建っているし、あちこちにゴールドやシルバーが溢れています。日本にいると残念ながら社会自体が高齢化している感じがしていますが、ドバイといいシンガポールといい、若い国というのが世界中にはいっぱいあります。
それと同じく、仮想通貨もビジネスにおけるすごく若い分野です。
今のドバイのようにどんどん伸びている高度経済成長期です。
もし今「日本のどの時代にでも投資していいよ」って言われたら、どの時代に投資しますか?
それはやっぱり、田中角栄さんが出てきた頃の、高度経済成長期に投資したいですよね。絶対上がるんだから。
仮想通貨はリスクもあるけれど、いま高度経済成長期なのは確かです。
どう考えても、いまが絶好の投資チャンスだと思います。
たとえば、コンビニが誕生したら一気にあちこちにできたとか、カラオケが流行り始めたら一気にあちこちにできたとか、スマホが流行り始めたら一気に広まったとか、昔からライフサイクルの中で、一気に「ウワーッ!」ときたものを目撃することってあるますよね?
仮想通貨はおそらく今、その「ウワーッ!」ときているところなんだと思います。ただ、当然ながらどれが伸びるかはわからない。
スマホがこんなふうに伸びる前も、アップルがiPhoneの前身みたいな端末をいろいろ出したり、シャープがザウルスという個人情報端末を出したりなど、 「どうなの?」と思われながら一時期ちょっと流行って消えちゃったものがいろいろありましたよね。
そこから携帯電話が主流になって、そのうちiPhoneがポンと出てきてスマホが一気に伸びたけど、その間は何が当たるかわからない時代でした。
ウワーッときてても、何が当たるか、何が伸びるかはわからないから、いち早く伸びるものを見つけて稼ぐためには、いち早くいろいろ試してみなければいけないんです。
この高度経済成長期は、予測としてはおそらく数年で収束すると思います。

収束するとは、要するに安定した時期に入るということです。
安定期に入ると稼ぎにくくなってしまうので、できるだけ早く、仮想通貨投資を始めてください。

4-21_バブルの波に乗るためのスピード感とは?

安定する前に仮想通貨で大きく稼ごうと思うなら、あんまり悠長に勉強している時間はないです。
本当は数か月は勉強してから始めてほしいところですが、勉強を始めると同時に少しずつ取引も始めたほうがいいと思います。
なぜかというと、自分でポジションを持っていないと、人はなかなか勉強しません。お金を入れないと、なかなか本気になれないです。
そして、取引に慣れたと思ったら、取引開始から数日しか経っていなくても1か月しか経っていなくてもいいから、 次のステップへ行く。
それくらいのスピード感で、どんどん実践で慣れていかないと、バブルに乗り遅れてしまいます。
日本のバブル景気は5年くらい続きましたが、仮想通貨のバブルは4、5年しかないと思います。
これはあくまで私の予測ですが、非常に短いバブルだと思います。
今後4、5年の急上昇を逃さないために、この講義を受けた後に、すぐ実践に移りましょう。

5-1_どんな状況でもお金を生み出せる力を持とう

仮想通貨取引のテクニック的な部分をすでにお話したので、今回はマインド的な部分を話していきたいと思います。あなたには、仮想通貨をジャンプ台にしてゆくゆくは億万長者になってほしいです。そのためには仮想通貨取引に勝つためのテクニックを身につけるだけでなく、マインドを切り替えていく必要もあります。
仮想通貨取引で勝つためのマインド、そして億万長者になるためのマインドを身につけておかないと、目標金額を達成する前に挫折してしまったり、単なる〝仮想通貨で小金持ちになった人"で終わってしまう危険性があります。
それではまず、億万長者の定義を思い出してみましょう。
はじめにでも話しましたが、私が思う億万長者とは「いつでもゼロから価値を生み出せる人」です。
さまざまな経験を積んでいて、さまざまなアイデアを持っていて、自分の魅力をアピールすることができて、どんな状況においてもお金を生み出せる力を持っている人こそが、真の億万長者というわけです。
それと同時に、常に幸せを感じてワクワクしていて、他人を思いやれる余裕があることも重要です。
心が豊かでなければ、いくらお金を持っていても、むなしいだけです。
あなたも一度お金を失ってしまったら二度と立ち直れない億万長者や、いつも不機嫌な億万長者になりたいとは思わないですよね
だから、ちょっとお金を手に入れただけで満足しちゃったり、目先のお金に溺れて心を失ってしまったりしないために、「自分が目指しているのは〝何か〟」を常に心の片隅にとどめておいてほしいです。億万長者マインドに切り替えて仮想通貨で確実に稼ぎ、その稼いだお金を有効活用しながらさらに億万長者マインドを磨いて、最終的には幸せな億万長者になる。
この目標を、いま一度叩き込んでおきましょう。

5-2_ぜいたくは3か月で慣れる

お金を幸せの拠りどころにして、「お金があれば幸せになれる」という考えのまま、お金を手にしてしまうのは、とても危険です。
まず、お金を幸せの拠りどころにしている人というのは、お金が増えれば増えるほど支出も増えてしまう傾向にあります。
実際、お金が増えると同時に借金も増えていくというのが、いまの日本人には非常に多いケースなんです。
なぜかというと、お金が増えて以前よりちょっと贅沢な生活ができるようになっても、そんなのは3か月もすれば慣れてしまいます。
たとえば「毎月の収入があと5万円あったらいいな」と思っていた人の収入が、月5万円分増えたとします。
そうすると嬉しくて、自分へのご褒美に何か買ってあげたり、日頃のお礼に周りにも何か買ってあげたりして、5万円なんてサクっと使ってしまいます。
さらには「月収5万円増えたから大丈夫だよね」なんて感じでローンを組んで大きな買い物をしてしまう。そして半年くらい経つと、そういう人たちというのは必ず、
「毎月の収入があと10万円あったらいいな」なんて言い出します。
つまり、お金で生活レベルを上げてもすぐに慣れてしまうので、結局幸せレベルは全然上がりません。しかも、生活レベルはいったん上げると下げられなくなる。
そのせいで、お借金もどんどん増えていってしまいます。
お金をつくる技術と幸せになる技術は別物で、お金持ち=幸せではない。
そのことを知り、まずは入ってくるお金に合わせて心の器を大きくしてからお金を増やさないと、こんなふうにキャパオーバーになってしまいます。

5-3_宝くじに当たったはいいものの

そもそも、いま現在の自分の収入というのは、いま現在の自分のメンタルに見合ったものなのだということを認識したほうがいいです。
年収300万円の人は300万円に見合うメンタル、年収2000万円の人は2000万円に見合うメンタルということなのだから、目標とする収入に合わせて器を育ててあげないといけません。
器に見合わないお金でキャパオーバーになってしまうわかりやすい例と言えば、宝くじです。
宝くじで高額当選していきなりお金が増えると、人間不信になったりして精神のバランスを失い、不幸になってしまう人の確率がすごく高いです。
「宝くじに当たった人のその後」みたいなドキュメンタリー番組を見たことないですか?
借金をせがまれるとか詐欺にあうとか「誰も信じられない」という状態になったりして、結局はメンタルがやられてしまう人が本当に多いです。
だからアメリカでは、当選者にお金を管理するコンサルタントや精神面をケアするカウンセラーをつけたりもしています。
不用意に大金を手にするのは、それだけ危険なことなんです。

5-4_お金が増えると大きくなる愛と恐怖の感情

理想的な億万長者になるには2種類のルートがあります。
1つは「お金持ちになってから幸せになる」というルートで、もう1つは「幸せになってからお金持ちになる」というルートです。
ただ、多くの人がお金持ちになれば自動的に幸せになれると錯覚しているので、前者のルートで幸せな億万長者になれる人はほとんどいません。
お金持ちになってから自己投資をしてメンタルも磨いて幸せになっていく人は、ほんの1~2%ぐらいかと言われています。
しかし、後者のルートはもっとずっと確実です。
たとえ月収が10万円でも自分は豊かで自由で幸せだと感じ、周りに感謝しながらお金持ちになっていくと、間違いなく幸せなお金持ちになれます。
つまり、幸せになるための技術を身につけてからお金持ちになれば、幸せな億万長者になれるってことです。
そうなるためには、日々の生活の中で感情をコントロールし、メンタルを鍛えていくことが大切になってきます。
感情というのは大きく2種類あって、1つは愛、もう1つは恐怖です。
ここで詳しく説明するのは難しいですが、愛というのは好きとか嬉しいとか楽しいとか、そういう快感に繋がるものでその中で最上級のものが誰かを愛することによって得られるものです。
そして恐怖のほうは、自分の価値が小さく思えるようになって、妬みや恨みや不安に繋がるものです。この2つはどちらもお金が増えると同時に大きくなりますが、いままで愛の感情が少なかった人、つまりギブしていなかった人は、恐怖による人間不信などがどんどん強くなってしまうそうです。
もちろん、お金持ちになったらしばらくは嬉しいだろうし幸せだろうし、それは否定しません。
気持ちにも余裕ができて、最初は周りに親切にしようとしたりすると思います。しかし、お金や権力を持つと、ひがみや妬みから陰口を叩かれるようになってしまうものです。
みんなのために頑張っているのに陰口を叩かれていると、メンタルがやられ「みんな消えてしまえ」という気持ちになってしまいます。

5-5_ビットコインで儲けた〝億り人"は本当に億万長者?

億万長者の定義と億万長者になるためのマインドを知ってもらったところで、再度質問です。
世の中にはビットコインで億万長者になった、〝億り人"なんて呼ばれている人たちがいますが、彼らは真の億万長者と言えると思いますか?
答えはノーですよね。
もちろん、なかには真剣に投資の勉強をしていて、そのひとつとして仮想通貨も勉強していち早く購入してうまくいった人もいるだろうから、完全にノーとは言えないです。
しかし、ビットコインで稼いだ人の多くは、単にラッキーだっただけです。
そうした人は真の億万長者とは言えないと思います。
その理由もあなたはもうわかりますよね。
誰かにすすめられたりして早い段階でビットコインを購入し、それで億万長者になったとしても、自分でそこに到達するまでの仕組みをつくったり、失敗も含めいろんな経験を積んだりしているわけじゃないから、再び同じように億万長者になる道筋を辿ることができないです。

つまり、またゼロから価値を生み出すことができません。
ラッキーで稼いだ人の話は参考にならないです。
単なるラッキーでビットコインで稼げてしまった人というのは、宝くじが当たった人とほぼ同じです。億万長者になるマインドを磨いて、億万長者になる覚悟を持って億万長者になったわけじゃないから、その後、幸せな億万長者になっていくケースは少ないです。
せっかくの億のお金を無駄に浪費してしまう、 みじめな小金持ちで止まってしまう人が多いです。
ただ、先ほども言ったように、もちろんそういう人だけではありませんが。
この講座を受けてくれた人の中には、ビットコインで億り人になった人の話をうらやましく思い、仮想通貨取引を始めようと思った人もいるかもしれません。
しかし、ゼロから価値を生み出せる真の億万長者になりたいなら、ラッキーで稼げてしまった人の話は聞かないほうがいいし、忘れたほうがいいです。
これまで何度か話したように、仮想通貨取引はすぐに始めたほうがいいから、取引の勉強や練習と同時に、マインドの切り替えもしていかなければなりません。身にならない話に踊らされているヒマはないありません!

6-1_仮想通貨だけでは億万長者にはなれない

最終章では、投資をするにあたってもっとも重要なリスクマネジメント"について話をしておきます。これまで話してきた投資テクニックや投資マインドを身につける過程では失敗もアリますが、リスクマネジメントに関しては自分の資産を守るため、確実に失敗なしで実践しなければならないです。
まずは、投資を始めるにあたって最初に決定しておくべき “ポートフォリオ”の組み方についてお伝えします。
この講義では、仮想通貨取引のメソッドを紹介していますが、億万長者を目指し億万長者として生きていきたいなら、仮想通貨だけでなくさまざまな投資に挑戦していったほうがいいと思います。
さまざまな投資というのは、たとえば株や不動産などです。
すでに挑戦している人は、今後も続けてほしいです。
基本的に投資というのは、安定している商品に6割、チャレンジ的な商品に4割の投資資金をあてるのが理想的です。

つまり、比較的安定している株や不動産に資金の6割をあてて、残りの4割を仮想通貨にあてるのがいいと思います。
不動産はそれなりの資金が必要なので、まずは株だけで始める人のほうが多いかと思います。
その場合、資金が100万円あるなら60万円で株を購入して、残り40万円で仮想通貨を購入するということです。
そして、4割(40%)にあてた仮想通貨用の資金は、さらに6:4に分けてほしいです。6:4で分けると、投資資金全体の24%と16%になりますよね。
その24%分でビットコインかイーサリアムを購入して、16%分でアルトコインを購入します。
これくらいの比率で投資するのが、大損失のリスクが少なくなりバランスもいいと思います。
投資には「このお金が丸ごとなくなっても日常生活に支障をきたさない」という余剰資金をあてるのが大前提ですが、投資の中ではリスクの大きい仮想通貨に貴重な資金をすべてつぎ込んでしまったら、万が一すぐになくなってしまったときに次の手を打てなくなります。
「仮想通貨は大儲けできる夢があるので、もっとつぎ込まなきゃ」と欲張らずに、これくらいに抑えておきましょう。
ところで、株取引の経験もないまったくの投資初心者の人の場合、60%を株にあてると言われても困ってしまうかもしれないです。
「仮想通貨だけじゃなく株の勉強も同時にするのは大変」って思う人は、ひとまずアマゾンとかマイクロソフトの株を買っておくのがおすすめです。
この2つなら、大幅に下がってしまうことはたぶんないと思うからです。
余裕ができたら勉強して、自分がこれだと思うものを購入してほしいです。

6-2_銀行へ貯金するのはお金のムダい

私が提案するポートフォリオの組み方、理解できたでしょうか?
ある意味で仮想通貨取引のキモとなるアルトコインに16%しかあてないことを、やはり少なく感じる人はいるかもしれません。
しかし、用意した投資資金が100万円で16%=16万円だったとしたら、相当な数のアルトコインを購入できることになります。
仮想通貨は5000円くらいで購入できるものがたくさんあるので、30種類くらいは試せるんことになります。
そして、うまくいって30%くらいプラスになったら、そのうち10%は安定投資に回したほうがいいと思います。攻めすぎず、地道に資金を大きくしていきます。
ひとつ注意したいのは、せっかくプラスになったお金を間違っても貯金にだけは回さないことです。
銀行からたくさんの融資を受けたいとか、そういった理由のある企業は別として、一般の人が銀行を使うメリットはもうほとんどありません。
わずかな金利しかないのに、うっかり時間外にATMを使って手数料を取られたりしたら、あっという間に増えたぶんがなくなってしまうからです。
そういうふうに「お金を無駄に減らさない」ことを意識するのも大切です。

6-3_資金10万円のポートフォリオ

もう少しポートフォリオの話をしていきます。
ここまで投資資金100万円の場合を例に話してきましたが、
「100万円も用意できない」という人もいるかと思います。
「ひとまず10万円くらいしか用意できない」 って人もたくさんいるんじゃないかと思います。
その場合、ひとまず株や不動産などの安定投資は先送りにしてOKです。
その10万円をすべて仮想通貨に回すことにして6:4に分け、60%=6万円でビットコインかイーサリアムを買って、40%=4万円でアルトコインを買うという形にすればいいと思います。
もちろん、お金がないから仮想通貨で増やそうというのは、とてもリスクの高いことです。
そこはきちんと理解しておいたほうがいいと思います。
いろんな本やネットの記事を見ていると、仮想通貨は増えるばっかりのような気がしてしまうかもしれませんが、 そもそも先の読みにくい仮想通貨は、リスクが高いものだということを忘れないでください。ただ、ほかの投資に比べて仮想通貨は参入障壁が低いです。
資金わずか10万円でも始められるうえ、バラエティ豊かな投資ができるというのは、仮想通貨の大きな魅力です。
だから、資金を無駄にしないようしっかりリサーチしてコインを選んで、近いうちに安定投資を含めたポートフォリオを組めるくらい稼ぐことを目指してください。

6-4_複数の仮想通貨取引所に口座をつくってリスクマネジメントしよう

一番最初に取引を始めるときは、ひとまず大手の取引所で口座を開設するのがおすすめです。
日本で言えば「ビットフライヤー」や「コインチェック」のようなところです。こういったところならシステムが洗練されているので、手続きや取引環境でつまずくことなく、スムーズに始められるからです。
安全性も高いので、取引に慣れるのにもってこいだと思います。
ただ、大手はメジャーなコインしか扱っていないので、慣れたら「すぐにほしいアルトコインが買えない」という状況になるはずです。
そうなったら、取り扱い銘柄数の多いいくつかの取引所で口座を開設しましょう。私のおすすめは、2023年の現時点でしたら、Binance(バイナンス)かBYBIT(バイビット)か、MEXC(エムイーエックスシー)あたりです。
どれも世界トップクラスの規模を持つ取引所です。
取り扱い銘柄数がものすごく多くて、そのぶん草コイン(=価値のないコイン)も多いと言われていますが、入会手数料がいらないし、取引手数料も0.1%程度と割安です。
とにかく安く気軽に取引ができることが人気で、いきなり世界トップに躍り出た取引所です。
いずれにしても、基本的に海外の取引所のほうが圧倒的に取り扱い銘柄数が多く、ICO案件も豊富に扱っているので、近いうちに必ず海外の取引所でも口座を開設することになると思います。
常に最新の情報を気にしておきましょう。
また、いくつかの取引所で口座を開設しておくことは、リスクマネジメントにもなります。
分散して仮想通貨を購入するようにすれば、取引所に何かトラブルが起こった場合に、損失を小さく抑えられるからです。
「急いで決済したいのにシステムエラーで決済できない……………」
なんて事態も、いくつかの取引所に口座があれば回避できます。
それに、取引所によってレートが違うから、いくつかの取引所に口座を持っていれば、比較して売値が一番安いところで買い、買値が一番高いところで売るということができます。
塵も積もれば山となるだから、実践したほうがいいです。
少ない資金で2~3種類の仮想通貨を購入しているうちはいいですが、投資資金が増えて購入したいコインの種類が増えてきたら、迷わずいくつかの取引所で口座を開設することです。
早めに準備しておきましょう。

6-5_送金ミス予防のためにも必ず少額で練習と確認

仮想通貨取引初心者にとって、想像以上に緊張する難関が〝送金〟です。
私も初めて送金したときは、「これで本当に送れるのかな、大丈夫かな」ってめちゃめちゃ緊張しました。なんでドキドキするのかっていうと、送金先を間違えてしまってもキャンセルできないので、送金ミスをするとその仮想通貨がもう戻ってこないからです。
クリックひとつでせっかくの資産がパァになっちゃうわけです。
仮想通貨を保有する際には、一般的に「ウォレット」を使用します。
仮想通貨取引を始めて最初に行う送金は、取引所から自分のウォレットに送金する作業になると思います。
たいていは、自分のウォレットのアドレスをコピーしておいて、指示通りの場所にそれをペーストし、送付ボタンをクリックする、というような超簡単な手順なので、日本の取引所ならまず作業に戸惑うことはないはずです。
ただ、万が一アドレスが間違っていたら残念なことになってしまいます。
なので、仮想通貨を送金する際は、まずは試しに少額を送金してみることです。そして、正しく送金されたことを確認してから、残りを送金するようにしましょう。
ちょっと面倒だけど、 操作に完全に慣れるまでは、念のため少額の試し送金を続けたほうが安心だと思います。
慣れてからも、何十万、何百万の大きな額を送金するときや、初めて使うウォレットに送金するときなどは、万が一のことを考えて少額の試し送金を欠かさないようにしてください。

7-1_ホットウォレットとコールドウォレット、選ぶならどっち?

先ほど名前が出てきた、仮想通貨を保有する際に使う“ウォレット"について少し説明しておきます。ウォレットというのは、正確には仮想通貨そのものではなく、ブロックチェーン上にある自分が購入した仮想通貨を管理する ”秘密鍵"を保管する場所のことを言います。
簡単にいうと、仮想通貨の暗号は〝公開鍵"と秘密鍵〟という長い英数字の羅列2つで動かせるようになっています。
そして、その両方を知っているということが、その仮想通貨の持ち主であるという証明になります。

公開鍵は、その名の通り他者にも公開している鍵です。
一方の秘密鍵は、その名の通り自分だけしか知らない鍵です。
たとえるなら、公開鍵は第三者に広く公開しているメールアドレスのようなもので、秘密鍵は自分だけでしっかり管理しなくてはいけないパスワードのようなものです。
メールアドレスとパスワードの両方を知っていないとアマゾンなどのウェブサイトでも買い物ができないように、公開鍵と秘密鍵の両方を知っていないと

7-2_もっとも避けたい「鍵の流出」

もし、その仮想通貨の持ち主しか知りえない秘密鍵が流出してしまった場合どうなるか?その仮想通貨を管理する権利が一瞬にして奪われてしまうことになります。
つまり、資産をごっそり奪われてしまう危険性があるんです。
そんなことにならないためウォレットがありますが、ウォレットとひとくちに言っても種類はさまざまです。
まず、ネットに接続された環境でウォレットを管理することを「ホットウォレット」、ネットに接続されていない環境でウォレットを管理することを「コールドウォレット」と言いますが、ホットウォレットに頼るのは絶対にNGです。常にネットに接続された環境ということは、ハッキングの対象にされやすいということだからです。
取引所で購入した仮想通貨は、いったん取引所が提供するウェブウォレットに保有されているので、これは常にネットに接続されているホットウォレットの代表です。
そのまま放置は厳禁です。
また、スマホ上のアプリで管理できるモバイルウォレットというものもあり、手軽で使い勝手はいいですが、スマホは常にネットに接続されている状態にあるので、ハッキングのリスクがあることは同じです。
決しておすすめはできないです。

7-3_ハッキングのリスクから通貨を守るコールドウォレット

ハッキングのリスクを少なくするためには、コールドウォレットで管理するのが一番です。
取引所に口座を開設し仮想通貨を購入したら、速やかに自分で用意したコールドウォレットに秘密鍵の保管場所を移すようにしましょう。
コールドウォレットには「デスクトップウォレット」と「ハードウェアウォレット」、そして「ペーパーウォレット」の3種類があります。
それぞれについて簡単に説明していきます。
デスクトップウォレットは、各通貨の公式サイトなどで配布されているウォレットのソフトをPCのデスクトップにダウンロードし、そのPC上で秘密鍵を管理する方法です。
手軽に簡単に管理できるのが魅力だけど、ネットに接続する頻度の高いPCを使用すると、それだけウイルス感染やハッキングのリスクが高まってしまうので注意が必要です。
仮想通貨取引以外ではネットに接続することがない、サブ的存在のPCを使用するのが理想です。
ハードウェアウォレットは、秘密鍵を記憶させる専用の電子機器です。
PCにUSBで接続することができ、大きさや見た目もちょうどUSBメモリのような感じです。購入したら専用のソフトで設定を行い、PCを介して送受金を行うことになります。
端末の購入には数千~数万円のコストがかかりますが、取引をするとき以外はネットに接続せず保管できるので、ウイルス感染やハッキングのリスクはほとんどありません。
かなり安全性が高いです。
そしてペーパーウォレットは、公開鍵と秘密鍵を紙に書いて保管しておくという、超アナログな方法です。当然、ウイルス感染やハッキングのリスクはないけれど、その紙を紛失してしまったり、劣化や破損で文字が読めなくなってしまったりしたらアウトなので、金庫に保管するなど厳重な管理が必要になります。
ビットコインでは、ペーパーウォレットを作成するサービスを提供しているほか、ペーパーウォレット作成サイトなどもあるので、そういったところを利用すれば秘密鍵の英数字などが書かれた紙を簡単に印刷することができるので便利です。
ただし、送受金する際は結局デスクトップウォレットなどを用意して秘密鍵を読み込ませる必要があるので、面倒といえば面倒です。
長期保管には向いているけど、たびたび取引を行う人には不向きです。
というわけで、それぞれにメリットデメリットがありますが、取引を始めて間もない頃は、ひとまずコストがかからず取り扱い方法が簡単なデスクトップウォレットを利用するのがいいと思います。

7-4_安全なのはハードウェアウォレット

ある程度資金が増えてきたら、より安全なハードウェアウォレットを用意してほしいです。
どれくらいの金額になったらハードウェアウォレットを用意すべきかは、人それぞれです。
自分が「一晩にして失ったら困る」と思う金額に達したら、その時点で用意したらいいんじゃないかと思います。
世の中には「1万円なら失ってもすぐリカバリーできるからいいけど、10万円を失ったらかなり衝撃」という人もいれば、「100万円くらいなら失っても全然平気」という人もいますよね。
ウォレットは、いわば保有する仮想通貨を失ったときにメンタルを守るための担保なので、自分のメンタルと相談して決めればいいと思います。
とはいえ、ハードウェアウォレットはそれほど高価なものではないです。
安いものは5000円くらいで売っているし、1万5000円も出せば申し分のないクオリティのものが買えるので、早いうちから用意してもいいと思います。
なぜならば、たとえばあなたが10万円分の仮想通貨を保有しているとして、1万5000円で10万円の損害を防げたら十分な費用対効果だと思わないですか?
ハッキングなどによる損失をリアルに想像できず、自分のメンタルとうまく相談できない人は、10万円以上保有している時点でハードウェアウォレットを用意してもいいかもしれません。

7-5_ハードウェアウォレットの正しい保管方法

先ほど、ペーパーウォレットは紛失してしまったらアウトと言いましたが、もちろんハードウェアウォレットも紛失してしまったらアウトです。
紙切れ一枚のペーパーウォレットよりは紛失してしまう可能性は低いだろうけど、厳重に保管しなければいけない点は一緒です。
言うまでもないですが、持ち歩くのはタブーです。USBメモリと間違えて会社や学校に持って行って失くしてしまうなんて、シャレにならないからです。ハードウェアウォレットは決して気軽に持ち歩かず、使用するとき以外はセキュリティ面が安全なところに保管しておくのが基本です。
どこに保管するか悩んじゃうかもしれないけど、資産を預けている銀行の通帳と印鑑も、空き巣に簡単には見つからない場所に保管していますよね?
ハードウェアウォレットも同じく資産を管理しているものなので、同じような場所に保管すればいいと思います。

7-6_隠し場所にも一工夫

ひとつアドバイスしておくと、「自分だったらこういうところに隠すかな」と思うところは、盗みのベテランである空き巣が最初に見るところだと思ったほうがいいです。
たとえば、靴箱とかタンスとか食器棚とか冷蔵庫とかは、もはや大事なものの隠し場所の定番となってしまっているから、避けたほうが無難です。
かといって、屋根裏部屋とか子ども部屋のおもちゃ箱の奥の奥とか、絶対に空き巣が辿り着かないだろうという場所にしまうと、今度は自分が使うときに取り出すのがいちいち大変でうんざりしてしまいます。
そこで私がおすすめするのは、本棚にさしてある本の中に隠すことです。
もう読まなくなった古い本の何十ページぶんかをカッターでくり抜いて、そのくり抜いた部分にハードウェアウォレットをはめ込んで隠しておきます。
本を数冊しか持っていない人は別として、本をたくさん持っている人の場合、一冊ずつ本を開いて探すのは困難なのでそう簡単には見つからないはずです。空き巣が家の中を見るのは5分から10分と言われています。
5分から10分の間で見つからなければいいのですから、そういう「探し当てるのがちょっと大変」という場所に隠すのがベストだと思います。
それから、金額が大きくなってきたら、万が一の紛失や盗難に備えてバックアップ用のハードウェアウォレットをもうひとつ用意しておくのも手です。
家の鍵の合鍵をつくっておくのと一緒です。
10万円程度だったらまだひとつで十分だと思いますが、100万円を超えたらもうひとつ用意してもいいんじゃないかなと思います。
なぜならば、たいていの人は100万円を失くしたとか盗られたとか、笑えないからです。

7-7_ウォレットの保管場所も分散

さらに金額が大きくなってきたら、分散して管理する目的でハードウェアウォレットを複数個用意するのがおすすめです。銀行にお金を預ける場合だって、金額が大きくなったらいくつかの銀行に分散して預けたりしますよね。
やはり、大きな金額をひとつの場所にまとめておくのは危険なので、いくつかのハードウェアウォレットに分けて、さらにその保管場所もいくつかに分けた方が安心だと思います。
資金の少ない最初のころは、コスト的にもったいない気がしますが、金額が数百万円~1000万円になってきたら、銀行の貸金庫を利用するのもアリです。
サイズの小さいセーフティボックスみたいなものだと、年間1万5000円程度で利用できたりするにで、大金を守ると思えば安いものです。
ハードウェアウォレットは小さいので一番小さいサイズのセーフティボックスで十分ですので、ぜひ検討してみてください。
ちなみに、私が今一番お気に入りのハードウェアウォレットは「Ledger Nano S(レジャーナノs)」です。ハードウェアウォレットはモノによって対応している仮想通貨が違うので、レジャーナノSは対応通貨が多くて、価格も手ごろです。だいたい1万5000円程度で購入できます。
さらに、設定時に「リカバリーフレーズ」という24個の単語を設定しますが、これがあれば仮にハードウェアウォレット自体を紛失してしまったとしても、新たに同じ端末を用意してリカバリーフレーズを入力すれば、保存していた秘密鍵などの内容を復元できます。
もちろん、リカバリーフレーズを紛失してしまったら復元不可能になるので、利用する際はハードウェアウォレットと同様に大切に保管しましょう。

8-1_仮想通貨取引は長期保有がおすすめ

投資というと日々チャートを眺めて売買を繰り返す短期売買を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、仮想通貨取引において私がおすすめするのは長期保有です。
短期売買で稼ぐにはかなりの経験が必要ですし、そもそも仮想通貨はそのコインの将来性に期待して投資するものだからです。といっても、株の長期保有みたいに100年以上も保有することはありえないです。
変化のめまぐるしい仮想通貨で、2~3年保有して、納得のいく価格になったところで決済するというパターンになるんじゃないかと思います。
ただ、選んだ銘柄によっては、大幅な下落により途中で決済やむなしという状況になることもあると思います。投資とはそういうものだから、仕方ないです。では、損切ラインはどこに設定すればいいのか?
これは投資初心者が一番悩むところですよね。
結論からいうと、仮想通貨において誰にでも推奨できる明確な損切ラインを設定するのは難しいです。というのも、仮想通貨の価格変動というのは、これまでの投資商品のどれにも当てはまらないくらい、言ってしまえばめちゃくちゃなんです。
株のようにストップ高やストップ安といった一日の値幅制限もないし、一日で10分の1の価格になってしまうことも十分にあり得る世界です。
そんな中、購入した複数のコインに対して、コインの特性を見て「これはいくらになったら損切りする」と細かく設定するのは大変だし、初心者にその設定はまず無理だと思います。
なので、損切ラインはシンプルに、「資金がこれくらいまでなら減っても大丈夫」という自分の許容範囲で設定することです。
「半分くらいなら資金が減っても大丈夫」という人はマイナス50%、「30%減ったらもう精神的に耐えられない」という人はマイナス30%に設定して、それを守るようにすればいいです。
一般的に、人間の心理はマイナスになると「もう少しで持ち直すんじゃないか」という方向に働いてしまいます。
プラスになったときは、すぐに利益を確定したがるのに、マイナスになったときは損益を確定するのを嫌がります。当たり前のことですが、損をしたくないんです。
その結果、ズルズルと決済のタイミングを逃し、取り返しのつかないことになっちゃう投資家は本当に多いです。

8-2_儲かっている投資家は損切りが早い

本当に儲かっている投資家には共通点があって、それは損切りが早いということです。
早いというより、自分で明確に損切ラインを決めていて、そこをきっちり守ることができているわけです。だからあなたも、自分の許容範囲で損切ラインを設定したら、それを必ず守ることです。
そうすれば、「損したくないマインドが働いて気づいたら資金がパァになっちゃった」という事態は避けられるはずです。

そもそも仮想通貨は5000円くらいからでも投資できるので、そうした安く買ったコインに関しては、損切りというより「ダメだと思ったら新たなコインに買い替える」というスタンスで運用していってもいいと思います。
長期保有とはいえ、ほったらかしにはせず、そのコインの近況を時々チェックしてチームで報告し合い、常にベストのものを保有し、それをベストなタイミングで決済できる体制でいることを目指しましょう。

8-3_理解できないニュースなら見ないほうがまし

自分の資金を投じて仮想通貨取引を始めると、自然と仮想通貨関連のニュースに敏感になると思います。もちろん、仮想通貨に関する各国の法律や規制についての発表や、仮想通貨に関わる企業の動きなど、仮想通貨市場の値動きに影響を与えそうなニュースに敏感になるのは、決して悪いことではないです。ただし、それは「その内容をきちんと理解できるならば」の話です。
そうじゃないのにニュースばかり見ていると、ただ振り回されることになるので、そうなると危ないと思います。投資スタンスがブレブレになったり、誤った判断をしてしまったりするかもしれないからです。
なので、どんなニュースでも筋道立ててきちんと他人に説明できるくらい理解できるという自信があるわけではないなら、やたらとニュースを追うのはやめたほうがいいです。
時間をムダにしないためにも、見る情報源を決めて、知っておいたほうがいい最低限のニュースを押さえておけばいいと思います。
こう言われると、情報源を決めるのに悩んでしまう人も出てくると思うので、ひとつ私のおすすめのサイトを紹介しておきます。
「INVESTOPEDIA (インベストペディア)」という、〝金融版ウィキペディア〟とも言われる金融辞書サイトです。
金融に関する用語などを検索するとわかりやすい情報がいろいろ提供されていますが、誰でも執筆できるウィキペディアと違って、記事を執筆しているのは各分野の専門家たちです。
だから非常に信頼性が高く、評価も高いサイトなのです。
英語サイトですが、翻訳機能で読解できるレベルに翻訳されるので、そこは心配しないでください。

8-4_仮想通貨関連ニュースの仕入れ方

インベストペディアの魅力は、辞書機能だけでなく、最新の金融・経済ニュースや市場の分析などの記事や動画も常にアップロードされているところです。
トップページにある 「NEWS」から「Crypto」をクリックすると、いくつかのトピックスが紹介されています。
ひとまずそれを読めば、「ビットコインがこうした理由でこういう価格になっている」とか「どこどこの大手企業がトークンを発行した」というような旬のメジャーなニュースを手っ取り早く知ることができます。
関連記事も数多く紹介されているので、興味や余裕があればそっちも読んでみれば、それだけでかなり有益な情報を得られると思います。
仮想通貨関連のニュースチェックは、こうした信頼できるサイト1つか2つで十分です。
あとは、チームメンバー同士で情報交換をして、それに関する意見交換を行えば、他者の視点も入るので怖いものなしです。
仮想通貨に関するニュースは、その価格同様に目まぐるしく変わるものです。
取引を重ねるにつれて仮想通貨への理解が深まり、いまの自分にとって役に立つニュースを選べるようになってくると思うので、最初からやたらとチェックして右往左往するのだけはやめましょう。

8-5_仮想通貨でレバレッジ取引は絶対にしない

投資初心者の人でも、“レバレッジ取引〟という言葉は聞いたことがあるかと思います。
レバレッジ取引とは、証拠金を担保に、実際に持っている資金よりも大きな金額で取引ができる金融商品を売買することです。たとえば10万円の証拠金に対して100万円の取引をした場合、レバレッジ倍率は10倍となります。
このように、少額で大きな取引ができるうえ、価格が上がれば大きな利益を得ることができるので、特にFXなどで人気の取引方法となっています。
説明だけ聞くと、「資金が少ない人にピッタリなんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、急な相場変動が起こりやすい仮想通貨でレバレッジ取引に手を出すのは非常に危険です。
資金が少ない人はなおさら危険です。なぜなら、レバレッジ取引では証拠金がゼロにならないように、含み損が一定レベルに達したときに強制的に決済される「ロスカット」が設定されていますが、証拠金が少ないとあっという間にロスカットに追い込まれる可能性が高いです。
しかも、相場変動があまりに急激だった場合、ロスカット取引が間に合わず、損失が証拠金を大きく上回ってしまう恐れもあります。
そもそも、レバレッジ取引で稼ぐにはかなりの勉強が必要ですし、市場の動きも常に気にしなければいけなくなります。
ひとまず通常の売買やリサーチだけでも手一杯なはずですし、現物取引で稼ぐほうがよっぽど確実なので、大変かつリスクの高いレバレッジ取引には手を出すべきではありません。
ただし、本当に投資のプロ”になるつもりで3年間くらい猛勉強して、もう内容から手法からすべてしっかり理解したうえで、少しずつ現場に慣れながら始めていくならアリだと思います。
つまり、レバレッジ取引は素人が手を出すものではありません。
あなたの場合、これから2~3年仮想通貨取引を頑張って目標を達成したあとで、「もっといろいろな投資に挑戦したい」「投資のプロになりたい」と思ったら、そのときにやってみればいいんじゃないかと思います。
少なくとも、レバレッジ取引以外でよっぽど利益を出せるようになってからじゃないと、レッジ取引で利益を出すことはできません。
「少ない元手で気軽に!」なんてフレーズに乗られて手を出さないように気をつけましょう!

8-6_宝くじ当選者もビットコイン長者も実は同じ

お金を増やす"ということの中でもっとも大事な要素って、なんだと思いますか?それは〝時間〟です。
確実にお金を増やすためには、しっかり時間をかけることが大事です。
「小さな金額を一気に大きくする」という手段もあるにはありますが、それは宝くじを当てるのと一緒です。難しいことではないですが、ものすごく成功率が低いです。
たとえば宝くじで高額当選した人に「当選した宝くじを買うのは大変でしたか?」 って聞いたら、きっと「いやいや、ただ買っただけですよ」って答えるはずです。
でも「どうやって買ったんですか?」と聞くと、「その日は駅を出て、直感的に右のほうに行ったら、偶然333というナンバーの車を見たんだ。
だから番号が 333に近いものを買ったら当たったんだよね」
なんて言われても、再現性がまったくないです。
同じような成功ルートを歩もうとするのはまず無理です。
ビットコイン長者も同じような感じです。

先にも話しましたが、ビットコインでいわゆる億り人になった人というのは、ちゃんとデータを集めて価値が上がる要素を見極めて実験して・・・・・・と、再現性を高めたうえでお金持ちになったわけではない人がほとんどです。だから、この人たちに「どんなコインを買えば勝てますか?」と聞くのは、宝くじの当選者に「どんな宝くじを買えば当たりますか?」と聞くようなもので、やっぱり同じルートを歩んでも意味がないです。
つまり、小さなお金を大きくする「ローリスクハイリターン」で一気に億万長者になろうとするのは、夢のような話ということです。
再現性がすごく低く、確率も極めて低いです。
理解できたでしょうか?
自分の力で仮想通貨で稼ごうと決めてもなお、「このコインは爆上げ確実!」と謳うYouTubeなどの広告に踊らされそうになったり、レバレッジ取引に手を出そうとしてしまったりしたとしたら、それは「短期間で一気に稼ぎたい」という思考を捨てきれていないからだと思います。
「短期間で一気に稼ぎたい」という思考は、やる気や判断力を鈍らせ、自分を窮地に追い込むかもしれない危険な思考だということを、あなたには決して忘れないでほしいです。
お金を増やすためには時間をかけることが大事といっても、仮想通貨で3000万円を稼ぐために私が提示した期間は3、4年間でしたよね。
だから、まずはこの3年間、焦らず地に足をつけて頑張ってみてください。
そうすれば、きっと時間をかけてお金を増やすということの感覚がわかってくるので、そのあと10年、20年かけて、莫大な資産を築き上げていける人間になれるはずです。

8-7_仮想通貨取引のフォーシーズンを理解しよう

サクセス・コーチ、アンソニー・ロビンズの教えに、「ビジネスのフォーシーズン」というものがあります。簡単に説明するとこうです。
[ビジネスのフォーシーズン]
春 起業家が沢山の実験と模索できっかけをつかむ時期

夏 営業が沢山の広告露出などで市場を魅了してシェアを上げる時期

秋 経営者が成功パターンを踏襲しつつ、変化を減らして収穫する時期

冬 過去の資産や学びから、新しい春を迎えるための準備をする時期

こうしたフォーシーズンをあらかじめ想定しておくと、効率的に行動でき、よりよい結果に結びつけることができるというわけです。
これは、以下のように個人の仮想通貨取引にも当てはめることができる。

[仮想通貨のフォーシーズン]
春 たくさん実験をしていろいろな仮想通貨を買ってみたり、試してみる時期

夏 失敗や投資資金の増減などの経験を経て「これだ!」というコインを見つけ出し、投資する数を厳選し3つくらいに絞る時期

秋 安定した利益を得られるようになり、それを減らさないように努める時期

冬 これまでの経験や増やした資産をもとに、新たな投資やビジネスでさらに資産を増やすための準備をする時期

●夏には再投資で複利を狙う
なんとなくイメージできたでしょうか?
少し補足説明しておきます。
春はまさにスタート時期です。
この講義で学んだことにひと通り挑戦し、失敗も経験してメンタルも強くして、仮想通貨や投資というものに慣れるまでの時期です。
そして、コインの善し悪しをだいぶ見極められるようになり、買ったコインの成長ぶりもだんだんわかってきたら、夏の到来です。
これまで多くのコインに分散していた資金を、厳選した3つぐらいのコインに集中させます。
資金の50%はこれ、30%はこっち、20%はそっち…という感じです。
そのほうが速くお金を増やすことができるからです。

すごく勢いのあるコインがある場合、一度そこに資金を全部入れてしまえばより速くお金を増やすことができますが、それだとすっ飛んでしまうときは全部飛んでしまいます。
勝負したいところではあるけど、「すべての卵をひとつのカゴに入れるな」というアメリカの諺にならって、やはりある程度は分散したほうが安心です。
この時期、利益が出たらその分を再投資していくという、累積型の投資をぜひともしていってほしいです。要するに複利で回すということです。
そして、複利でどんどん資金が増えてきたら、常に20%程度を財布に戻すようにするのがおすすめです。
わかりやすく言うと、最初に10万円を投資したとして、それが15万円になったら3万円ぐらいを戻す。そして残りの12万円がまた増えて18万円になったら、今度は4万円を戻す……………という感じです。
元手の金額にもよりますが、そんなふうに繰り返せば早ければ半年~1年で元手を回収できるはずです。元手を回収すれば、投資で増えたお金だけが回っていることになるので、万が一投資した金額が全部すっ飛んでも1円も損をしていない状態にできるということです。
こうすれば、安心感が全然違うんじゃないかと思います。

8-8_秋と冬で収入が安定してきたら自己投資の春へ

どんどん利益を再投資し、毎月自分が満足できる金額を安定して得られるようになってきたら、季節はもう秋です。どんどん追加投資する時期から、追加投資するのは50%から30%くらいにして残りは利食いし、減る心配のない資産を増やしていく時期に移行していきます。
つまり、仮想通貨取引で得られる利益が安定してくると同時に、自分の資産全体も減らさないよう安定させていくわけです。
あなたの目的は、仮想通貨で増やした資産で自己投資をし、億万長者を目指すことなので、資産を安定させ守りに入る秋のタイミングはきちんと見極めなければいけません。
いつまでもイケイケで攻める夏を続けて、せっかくの利益をどーんと失ってしまったら元も子もないからです。
秋が訪れるタイミングは人それぞれで、仮想通貨を始めてから何年何か月目と私が決めることはできないですが、「不労収入として毎月これだけ入ってきたら十分に生活できる」という金額を毎月得られるようになったら、秋になったと思っていいかと思います。
投資を始めてからの年月ではなく、自分の価値観や目標に応じた金額で見極めればいいと思います。
ただ、あまり欲張っても幸せにはなれないので、目先のお金に惑わされないようにしてください。
そして、投資による収入が安定し、資産が十分に増えたらいよいよ冬です。

●億万長者を目指して
自己投資を始める新しい春を迎えるための準備を、それぞれ自分なりにしていきましょう。
このフォーシーズンをあらかじめ想定しておくと、目標達成までの見通しが立てやすくなるし、本来の目標からそれた方向に行ってしまいそうになったときに気づきやすくもなります。
ある意味リスクマネジメントにもなるわけです。
できれば、というより絶対に、より自分に見合ったフォーシーズンを具体的に想定できるようになってほしいです。

4-14_リサーチ力を磨くのが成功への近道

これまで何度か話してきた、仮想通貨取引においてもっとも重要なことを改めて伝えておきます。
あなたはもうわかっているかもしれないけど、すべての中で一番大事なのは、「自分で考えて、自分で調べて、自分で決断すること」です。
この講義はいわば、自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することができるようになるための武器です。武器をちゃんと使いこなせるようになるまで、何度でも繰り返し観て欲しいです。
仮想通貨取引を通して自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することができるようになれば、仮想通貨でお金をつくることができるようになると同時に、億万長者になるための下地をつくることができます。
そして、起業するにしてもほかの投資をするにしても、とにかくあらゆることにおいて、自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することは絶対的な鉄則だからです。
この3つを避けて生きている人というのは、責任から逃げて生きているということで、それでは組織や社会の小さな歯車以上の存在にはなれないです。
億万長者なんて夢のまた夢です。
自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することができるようになれば、間違いなく自分でお金をつくり出せる人間になれます。
そして、そのお金に見合った器を持つこともできます。
人に言われたとおりに動いている人とは比べものにならないくらい、さまざまな経験や気づきを得ることができるからです。
だから、自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することから逃げたまま、お金を稼ごうとか億万長者を目指そうとか考えるのは、金輪際やめてほしいです。
この講義を一回観ただけだと、まだ自分で考えて、自分で調べて、自分で決断することを重荷に感じている人もいるかもしれません。
「もっとラクに自由にやりたい」と思うかもしれません。
しかし、「自由とは何か?」というと、自分で考えて自分で調べて自分で決断することこそが"自由"なんです。
誰の指図も受けていないし、誰の思惑にも乗せられていないんだから、それは自由だよね。
だから自由になりたい人はみんなこの3つをしていて、 それでどんどん自由になっていきます。
もちろん、自分で考えて、自分で調べて、自分で決断していても失敗することはたくさんあるし、痛みを感じることもたくさんあります。
でも、自分で選んでいく人生は楽しいし、やりがいもあります。
それは絶対に間違いないです。
みんなは必ず、そんな楽しさややりがいを見出し、いつか幸せな億万長者になれると私は信じています。自分の人生、自分でハッピーにしていきましょう!

9-1_おわりに

本講座を最後まで受講して頂き誠にありがとうございました。
2017年秋、仮想通貨の大暴騰が起こり、日本は未曾有の仮想通貨狂乱バブルに乱舞しました。
年があけて大きく膨らんだバブルは、まるで空気の抜けた風船みたいにみるみる小さくなって、2018年8月、ビットコインで言えば最高金額から3分の1ぐらいのあたりになりました。
その間、仮想通貨に対しての規制がどんどん始まって、ニュースがあるたびに仮想通貨の値段が下がる日々が続きました。
日本は投資意欲も冷えて、取引量もすごく下がりました。
2000年のドットコムバブル(ITバブル)がまだ記憶に新しい日本人は、「バブルはやはり弾けた!」「もうこのまま下がったままなのじゃないか」と仮想通貨に対しての信頼や興味を失ってしまった人も少なくないんじゃないかと思いました。
確かにドットコムバブルははじけた。
でも、それから22年たった今、世界の企業TOP5の時価総額を見ると、ナンバー1であるアップルは260兆円、マイクロソフト221兆円、グーグルを傘下に持つアルファベットが180兆円、アマゾンが120兆円、フェイスブック80兆円となり結局、世界のTOP企業はドットコム企業だらけになりました。
そう、何事も大きく広がる前に、一度淘汰される必要があります。
結局ドットコムは情報世界の中心にいて、デジタルで繋がるすべてに影響しています。
そして、その影響は人のライフスタイルを変え、教育を変え、人の感情を変え、文化を変え、世界を変え続けています。
情報は重要ですが、それ以上に人の日常生活に影響を与えるもの、それがお金とうものです。
インターネットが世界に広がり始めたころ、実際にインターネットのサービスが必要だという人は5%ぐらいだったんじゃないかと思います。
便利だけど、なくてもいいもの、それになりすましや、にせもの、詐欺放題の時代でした。
インターネットは信用を担保するものがない、大切なものが足りないサービスでした。
だからこそ成長には限界があったと思います。
しかし、今日、ブロックチェーンにより、インターネットに信用が担保されることになったとき、人の生活にもっとも密着したものが考えられました。
それがお金です。
地上の95%の人がお金にかかわっています。
インターネットに信用が生まれ、お金がデジタルでやり取りできるようになった今、インターネットはブロックチェーンを持って何十倍もの成長をすると私は思っています。
今後、世界はキャッシュレス化していきます。
デジタル化が万能ではないことは知っているけれども、既存の問題をたくさん解決するテクノロジーは結局、世界に浸透していきます。
もちろん利権の関係でテクノロジーが浸透しない場合もあります。
でも、一部の利権保持者が、己の私腹のために、何年もテクノロジーを阻止していると、結局利権が抑えきれない世界中が変化し、まるで黒船のように日本に変化を求めてくることになるんじゃないかと思います。

それがあなたの未来への第一歩となることを強く願います。
ありがとうございました。

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■発行者情報
発行者:杉浦和久
連絡先:crypto@dotcomexpertsecrets.com
ブログ:https://dotcomexpertsecrets.com/

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