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備忘メモ:GHG排出量削減に向けて都市ができること

なにかで積ん読しておいたらしいIPCCプレスリリースが机の横から出てきて(そんなに長くない文章なのだがリリースの日本語がわかりづらいのはなぜだろう)、整理する前にメモ(なので、意見表明までには至っていません)。

『根拠は明白、行動の時はいま ― 2030年までの排出量半減は可能(2022年4月4日付 IPCC プレスリリース・日本語訳)』

▼背景と全体的動向

  • IPCC第3作業部会報告書がベース。第3作業部会は気候変動の「緩和」をテーマとしている(第1作業部会は自然科学的根拠、第2作業部会は影響・適応・脆弱性)

  • 2010〜19年の全世界の年間返金温室効果ガス排出量は人類史上最高水準

  • ただし、増加のペースは減速しているし、気候変動対策のエビデンスは増えている

  • 再生可能エネルギーや蓄電池のコストは劇的に低下(最大85%)

▼可能性と課題

すべての部門において…

  1. 2030年までに排出量を少なくとも半減さえるための選択肢がある

  2. すべての部門において排出量を直ちにかつ大幅に削減しない限り、地球温暖化を1.5℃に抑えることは不可能

なお、これが実現することで、健康や福祉の増進も可能

▼都市はなにができる?

リリースから抜き書きできたのは下記のようなもの。

  1. エネルギー消費量の削減(ex.ウォーカブル、コンパクトシティ、ZEB)

  2. 輸送手段の電化(低排出のエネルギー源との組み合わせ)

  3. 炭素の回収・貯留の改善(自然の活用)

  4. 土地利用(講演と緑地のネットワーク、湿地、都市農業による洪水のリスクとヒートアイランド減少の軽減)

  5. リリースに書いてある他にも色々とあるはず(産業部門との連携可能性、農林業の土地利用、フードロス…)

13分くらいのYouTubeにもわかりやすく、かつリリースより少しだけ詳細に整理されている。英語だが字幕もあるのでまぁなんとかわかるか。。。


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