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週末レビュー(2024年6月9日)

森は海の恋人の植樹祭にいった。
植樹の意味合いや、環境問題といったレイヤーも関心はあるが、それ以上に、「行くと気持ちがいい」のである。岩手県一関市の山間にある「ひこばえの森」という場所で開かれるのだが、地元のゆるいお祭りとセットになっており、そのゆるさ、平穏さに癒しがある。植樹会場まではそれなりに山を登って入るため、軽い登山体験になる点もいい。山をじっくりと観察しながら登る時間もまたいい時間なのだ。
このような「いろんな人を巻き込んで継続するイベント」は、実際的な意味の他に、「単に気持ちがよい」といった単純な利己性を確保することもポイントなのではないか、などと思った。

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水の循環
その植樹祭の際に、大学教授の方のプチスピーチで「酸素が必要ない生き物はいるが、水が必要ない生き物いない」との発言が印象に残った。そのため、水の循環が地球の生き物にとっては重要であるが、その循環がさまざまな要因で妨げられている点が問題であるといった趣旨だったと思う。水が重要なのだ。

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膀胱がギリギリの時に限って、トイレに列ができている。
男子トレイで、並びが発生しているときは、小and個室の二列になっていることが一般的だ。しかし、そこのトイレは個室が空いているのか空いていないのかよくわからない作りをしており、「個室が空いているのに小待ちの列がある」状態になっていた。私の前のおっさんはそのことに気づいたのか、前に並ぶ人を抜き去ろうとしたところ、「並んでるんだよ」と咎められてしまった。その瞬間、おっさんは腕組をして私の隣まできて(見知らぬおっさんである)、「ちょっとおかしいよね~」と同意を求めるアクションを取っていた。ほんのりとした怒りを表出する様をみて、おっさんは傷づいたのだと思った。咎めた人も含めて、傷つきはいとも簡単に起こりうることを感じるできごとだった。なんとか、トイレは間に合った。

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親知らずの手術からおよそ一か月。
抜いたあとの穴のケアが相変わらず億劫ではあるが、経過としては順調ではないかと思う。術後から、口の左下にしびれが残っているが、これに関しては当面は残りそうな気配。

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コーヒーミルを買ってしまった。
前から豆を挽いて飲みたいという気持ちはあったのだが、そこには沼があることがわかっていたため、避けていたのだ。ところが、ある日、豆をもらってしまった。しかもたっぷりだ。これはもうしょうがない。調べるとTimecore C2がいいらしいってことで買った。クリック数ってなんだよ…などと苦戦しながら、適当に挽いたコーヒーは美味かった。美味かったのである。沼から挨拶された気分。

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新しいチャレンジがはじまりそうなタイミングで、さらに大きな新しいチャレンジをさらに思いついてしまう。思いついてしまったので、まずは分析。そのためのインプットで終わった週の後半だった。

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アウトプットが渋滞している。
noteという場所を手に入れてから、あれもこれも書きたいになり、書きたいものが山積みになっている。自己紹介すら書いていないことを気にしているし、夏に向けてよく聞かれるダイエットについても書きたい。そもそも、まともにコーチングのことも書いてないじゃんというツッコミも。徐々に書いていこう。徐々に…。


今週のアウトプット

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骨を丈夫にするには成長期が超重要という話
https://note.com/kazuhito_mikami/n/n2f8426feef65

骨密度は20代までに決まるという話。私の中ではかなり衝撃で、該当年齢の人はもちろん、子どもがいる方にも共通知識として持って欲しいなと思って書いた。

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自分の役割をシームレスにスイッチする方法とコツ

私は環境に対する変化に弱いため、シームレスに過ごしたいのにできないタイプである。一方でラジオメンバーのはらゆかが「寝るか起きてるか」以外がすべてシームレスになっていることがわかり、違いを大きく感じた回。その違いに好奇心が働いて、テーマの深掘りというより、はらゆかの感覚の深掘りになっていた気がする。


今週のコーチング・心理学ブックマーク

今週読んだコーチング・心理学関連のWEB記事の中で特に印象に残ったものをピックアップ。

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コーチが若い頃の自分に贈る17のアドバイス
https://www.forbes.com/sites/forbescoachescouncil/2024/05/31/17-pieces-of-advice-coaches-would-give-their-younger-selves/?sh=4224de4491d5

これは…インパクトある記事だ。現役コーチは全員読んだ方がいい。挙げられている中で1つ選ぶならこれか。

コーチングや指導をする相手や状況に関係なく、年上の私が年下の私にする指導は、自分が好かれているか正しいかは問題ではないということだ。コーチとしての私の仕事は、他の人が自分自身の洞察を生み出すのを助けることだ。私の脳は、コーチングする相手に好かれること、そして正しくあることが重要であるかのように私を騙していた。後になってわかったのは、どちらも重要ではなく、洞察力が重要だということだ。

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先延ばし癖を減らすための簡単な思考法とは?東大が調査
https://www.nature.com/articles/s41598-024-61277-y

年代的ストレス観に基づく未来楽観主義グループは、深刻な先延ばしをする人が少ない。
https://www.nature.com/articles/s41598-024-61277-y

過去・現在・未来に対する印象(=時間観)を、それぞれストレスと幸福感を介した時系列データとして扱う「時系列ストレス観」と「時系列幸福観」という新たな指標を導入した。その結果、「未来に向かうにつれてストレスは増加しない」と考える群では、重度の先延ばし者の割合が低いことが示された。

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「ストレスがない人」は幸せで健康、でも脳の調子は悪化、米調査
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/060300299/

痛みを感じない人は、最も不快な感覚の1つを経験せずにすむ反面、けがをしやすい。私たちが高温のストーブに触れてしまったときに、反射的に手を引っ込めてそれ以上の危険を回避できるのは、痛みを感じるおかげだ。一方、痛みを感じない人は、大やけどを負うまで気が付かないかもしれない。

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私たちは実は努力が大好き、挑戦に駆り立てるドーパミンの力
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/051700272/

米スタンフォード大学医学部の精神科医であるアンナ・レンブケ氏は、著書『ドーパミン中毒』(新潮社)の中で、スマートフォンを「24時間365日デジタル・ドーパミンを供給する現代の皮下注射針」と呼んでいる。

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心理学の学位で最も高給な9の仕事
https://und.edu/blog/highest-paying-jobs-with-a-psychology-degree.html

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スポーツ心理学は現代のスポーツパフォーマンスをどう変えたか
https://blogs.lse.ac.uk/psychologylse/2024/05/30/how-sports-psychology-has-transformed-modern-sports-performance/

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精神疾患、精神障害、心理的問題。精神的苦痛を何と呼ぶべきか ?
https://theconversation.com/mental-illness-psychiatric-disorder-or-psychological-problem-what-should-we-call-mental-distress-226748

精神疾患は最もよく使われる一般用語であり、その人気は上昇の一途をたどっている。調査によれば、さまざまな用語がスティグマに与える影響はほとんどなく、スティグマをなくすことを意図した用語が逆効果になることもある。
私たちは、精神疾患を受け入れるべきであり、混乱を生む精神衛生問題などの代替用語の拡散はやめるべきだと提案する。

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子育てにおける確証バイアスの影響
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/beyond-school-walls/202406/the-influence-of-confirmation-bias-in-parenting

自分のバイアスに気づき、積極的にそれを打ち消そうとすることで、私たちは子どもの成長と発達をより総合的にサポートし、子どもが成長できるポジティブな環境を育むことができる。カール・ユングが言ったように、「無意識を意識化するまでは、無意識があなたの人生を左右し、あなたはそれを運命と呼ぶだろう」。

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日常を非日常に変える
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/the-peter-drucker-files/202406/transforming-the-ordinary-into-the-extraordinary

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ウイルス感染がDNAを変化させ、遺伝性精神疾患を促進する可能性
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/the-new-brain/202406/viral-infections-may-change-dna-and-promote-inherited-mental-illness

特定の遺伝子や遺伝子変異を受け継ぐことで精神疾患にかかりやすくなることは理解されているが、新たな研究により、遺伝性の精神疾患もまた、100万年以上前の祖先のウイルス感染によって引き起こされたDNAの変化によって促進されることが明らかになりつつある。

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鏡と写真があなたの自己認識をどのように変えるか
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/what-is-a-human/202406/how-mirrors-and-photos-modify-your-self-perception

脳は画像を保存するカメラのようには働かない。私たちの記憶はむしろ万華鏡のようなもので、私たちはさまざまな視覚的記憶の断片をつなぎ合わせて、絶えず変化するイメージを作り出しているのだ。

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幸せになりたい?他の人々を助ける
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/purpose/202406/want-to-be-happy-help-other-people

今度、思いがけない時間ができて、どう埋めればいいのかわからなくなったら、何が自分を幸せにするかを予測するのは苦手だということを思い出してほしい。あなたの脳は、仕事の課題に追いつくとか、メールをチェックするとか、"出世 "のために何か他の活動をすべきだと言うだろう。しかし、自分の幸せを最大化したいのなら、誰かのために何かをしてみることだ。

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人間関係をより満足のいくものにする一つの方法
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/psychology-money-and-happiness/202406/one-way-to-make-your-relationships-more-satisfying

研究者たちは、私たちの人間関係の健康と幸福にとって、「知っていると感じること」と「知られていると感じること」のどちらが重要なのかを知りたかったのだ。相手を知っている方がいいのか、それとも相手が自分を知っていると感じる方がいいのか?
ある研究では、参加者がデートのプロフィールを作成した。プロフィールに書かれた内容を分析したところ、自分を知ってもらいたいという欲求があることがわかった。しかし、プロフィールを評価した参加者は、自分のことを知りたがっている相手とのデートに、より興味を持っていた!

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不公平を乗り越える技術
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/meditation-for-modern-life/202406/the-art-of-navigating-unfairness

深呼吸をして自問する:これは戦う価値のある戦いだろうか?これは戦うに値する戦いなのだろうか?意外な答えが返ってくるかもしれない。

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悲嘆に暮れるとき、庭で
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/open-gently/202405/when-youre-grieving-garden

死別ケアのための自然に基づく介入:スコーピング・レビュー・プロトコル
https://journals.lww.com/jbisrir/fulltext/2022/05000/Nature_based_interventions_for_bereavement_care__a.9.aspx

自然と触れ合うことで、うつ病や 不安症、あるいは感情に関連した免疫力低下のリスクを減らすことができるかもしれない。トラウマになるような喪失感、例えば突然子供を亡くしたり、自殺したりした場合、農場で働くことを勧める研究も ある。ささやかな方法で、自分自身を癒すことができるのだ。

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コーチングとメンタリングを通じて有意義な成長を遂げる
https://www.chieflearningofficer.com/2024/05/29/achieving-meaningful-growth-through-coaching-and-mentoring/

例えば、グーグルのような企業は、強力なコーチング・プログラムを導入し、従業員のパフォーマンスを向上させただけでなく、個人に合わせたコーチング・セッションやメンターシップの機会を通じて潜在能力を最大限に発揮できるようにすることで、組織全体の成長にも貢献している。

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一般的なメンタリング統計
https://mentorloop.com/blog/mentoring-statistics

メンタリング全般の統計がまとめられている。コーチングの客観的な成果を示す際にも有効な資料となりそう。

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ライフ・コーチングに貯蓄をつぎ込む
https://www.nytimes.com/2024/06/02/business/life-coach-debt-savings.html

コーチングを生業にしている人間としてドキッとする記事。思い当たる節がいくつか…。この問題提起はもう少し考えたい。

コーチングを通じて生活やキャリアを向上させたいと考えていた人々の中には、マルチ商法と呼ばれるものに囚われていることに気づいた人もいた。
「このブームは、ライフコーチングへの憧れによって盛り上がっていますが、人為的な手段によっても盛り上がっています。"コーチになるためにコーチを指導するコーチの問題がこの業界にはある。"」
「この業界は自分で食べているのよ。有名人のコーチがいて、それ以外の私たちがいて、残りの私たちがコーチングスペースを奪い合っていた。」
コーチの大半は需要によって制限されている。つまり、多くのコーチは他の方法でビジネスを拡大しなければならないのだ。

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「話を聞く」ということ
https://news.yahoo.co.jp/articles/77900654ceb9913212a2e847f97d47366e30f204

先輩コーチに何度も「石川さんは話を聞いてないよね」と言われていた当時、『コミュニケーション100の法則』を手に取りました。その本を読んだ後で、久々に妹に会った日のことです。二人でお茶を飲んでいるときに、ふと「今日の妹から見えている世界」をそのままのぞいてみたいと思ったのです。


今週の音楽


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