愛する源氏物語

愛する源氏物語
俵万智
文藝春秋

2024年放送予定の大河ドラマは、「光る君へ」。紫式部のドラマです。なんとなく僕は気になっいるのですが、高校時代とか古文はとても苦手。どうしようかなと思っていました。そこでふと思い出したのが、俵万智さんの愛する源氏物語です。興味を増やして乗り切ろうという作戦です。もちろん紫式部について知るのと、源氏物語について知るのは違うのですが。しかし、柔らかい本というのは昔は無かったですよね。では、少し引用と自分語りを。作品より引用を。源氏物語には795首の和歌が登場する。ストーリーの中心をなす恋愛の場面ではもちろんのこと、晴れの席で歌を詠みあうこともあれば、独り言をつぶやくように歌が詠まれることもある。ここぞというときの和歌には、登場人物の思いが凝縮しているわけで、それが恋のゆくえを、大きく左右したりもする。心の通いあいから、すれ違いかけひきにいたるまで、たった三十一文字の言葉にこめられたものはかぎりなく豊潤で奥深い。以上、作品から引用。少しの自分語りを。短歌を詠み、俵万智さんの雑誌のコーナーに投稿していた者としては耳が痛いところもあった。以上、自分語り。

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