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パワフルギトラグを考えてみる

蒼紅の嫁ぴ、統率者やるかも知れないってよ――

その報せはオタクたちと、オタクじゃない人達、それと統率者に自信ニキを立ち上がらせた。
候補ジェネラルが《ギトラグの怪物》であることもその一因だったのかも知れない。

しかし、蒼紅曰く「コンボ系にするつもりはない」「デカブツ系の予定」ということだ。統率者戦を"識ってしまっている"我々が想像する《ギトラグの怪物》とは全く違う。
そもそも蒼紅からして、《パルン、ニヴ=ミゼット》を《好奇心》系コンボ特化にせずに、「ドラゴンをいっぱい出したい」と《ドラゴンの嵐》を入れる変人だ。自由に好きを追い求めるという観点で、私が知る限り最も純粋に統率者を楽しんでいる一人の嫁ぴが統率者をやるのだ。
我々の狭い常識などで計ろうというのがそもそもの間違いだ。

そこで、蒼紅を支えている嫁ぴへの感謝を込めて、あと今月7月25日はそんな嫁ぴのお誕生日なので、
カジュアルでパワフルな《ギトラグの怪物》、「The Gitrog MonsterのMonsterはデカブツのことなんだぜ」デッキを考えてみようと思います。

《ギトラグの怪物》を見てみよう

一般的な統率者戦では《ギトラグの怪物》はそんなに長時間戦場にいない。戦場に姿を表す時は多くはゲームを終わらせる時で、そんな数ターンにも渡って戦場にいたり、ましてや戦闘に参加することは稀である。
しかし、このデッキでの《ギトラグの怪物》はデッキのアイドルとして、歌って踊れる必要がある。

《ギトラグの怪物》は5マナ6/6接死である。
6/6というほとんどのクリーチャーを打ち倒せるスタッツに、このサイズが持つには戦闘でどう役立てれば良いのか分からない接死がついている。
《墓所のタイタン》等を例に、私は「デカブツに接死がついてたら(単純な戦闘以外で)強い」という持論を持っているが、《ギトラグの怪物》はこの例に漏れず(主に戦闘以外で)強い。
参った……これ、歌って踊れるのか……?

《ギトラグの怪物》は追加ランドセット能力を持っている。
これはマナ加速が可能ということであり、更なるデカブツを呼び出す助けになり得る。

《ギトラグの怪物》には維持コストがある。
土地1つの生け贄という、比較的重めなコストを要求して来る。
上述の追加ランドセット能力は、マナ加速というよりも、むしろこちらのデメリットの緩和という意味合いが強いと分かる。

《ギトラグの怪物》は土地が墓地に置かれるたびにカードを引くことが出来る能力がある。
ほとんどの《ギトラグの怪物》ユーザーはこちらの能力を目当てに《ギトラグの怪物》を使用する。
種々のコンボの要になり、《ギトラグの怪物》を強者たらしめる能力だ。
しかし、この記事での《ギトラグの怪物》は6/6接死の歌って踊れるアイドルなので、この能力は精々がドローエンジンであり、コンボに使わない。

《ギトラグの怪物》を活躍させよう

《ギトラグの怪物》が歌って踊れるアイドルとして6/6接死のワガママボディを遺憾なく発揮するには、その重めの維持コストをどうにかする必要がある。

案1 無視する

維持コストは無視してナンボ。
《永劫の中軸》でアップキープ・ステップを飛ばして無視してしまいましょう。

案2 土地の供給を安定させる

毎ターン2枚土地をセットし、1枚生け贄に捧げるので、土地を安定供給させられるなら土地は伸び続ける訳で全く問題はない。
《世界のるつぼ》系統の能力で墓地から土地をプレイすることで、土地を安定供給することが考えられます。


軽めの《世界のるつぼ》、《ラムナプの採掘者》の他、《自然の力、ティタニア》は相性が良く、オススメです。

《野生の魂、アシャヤ》は戦場のクリーチャーを土地に出来るため、《ギトラグの怪物》の維持コストの供給として検討できます。
しかし、《野生の魂、アシャヤ》によって土地になっているクリーチャーが墓地に置かれても、墓地では土地ではないため、《ギトラグの怪物》のドロー能力は誘発しません。

《ギトラグの怪物》と相性の良いカード

《地底王国のリッチ》

メチャクチャ相性が良いので、宗教に反しなければ入れると良いと思います。

《破滅を囁くもの》
《黙示録、シェオルドレッド》

いずれも単独でも《ギトラグの怪物》と相性が良く、組み合わさると更に強力です。

その他オススメデカブツ

《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ》

スゴくデカくなる。

《ガイアの具現、ティタニア》

合体元から相性が良い。

《ギトラグの怪物》はSecret Lair版の絵が可愛らしいだけでなく、本体がカードを引く能力を持っているので、デッキに入れたお気に入りのカードたちを使う助けになるでしょう。
自由にデッキ作成とゲームプレイを楽しんでみてください!


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