他者貢献こそ、最強の悩み解決法

精神科医樺沢紫苑紫苑先生の新刊「言語化の魔力」。毎回多くの気づきを与えてくれる先生の本。今回も数えきれないほどありましたが、著書で特に私がハッとしたことを紹介します。

「自分の不幸ではなく、相手の幸福にフォーカスすることで、自分が抱える些細な悩みなど、まったく気にならなくなる」

少し私の体験をお話しします。
今年3月の下旬頃、私の妻が病気を患い、体調を崩しました。症状としては最初は熱が出ただけである程度食欲もあったので、「まあ、水分を多く摂り、ゆっくり休めば回復していくかな」という認識でいました。

ところが、日に日に食欲はなくなり、水分も摂れず、めまい、嘔吐が発生。どんどん症状が悪化していく。そんな妻の変化を感じ、
「何とかしなければ!」と、不安、心配の気持ちが強くなり、必死になる自分。
「今の妻が少しでも口にできる物はないか」
「多少でも楽に過ごせることはないか」
「症状から、医療機関に協力してもらえることはないか」と、とにかく妻のことしか100%考えていない日々。

しかし、私の中では不思議な感覚が起こっている。看病している時、何故か心は落ち着いていて、幸せな気持ちになっていると。
一つ一つ、妻のための行動をすると、幸せな感覚になる自分。当時はこの気持ちは何故だろうと思っていましたが、著書を読み、納得しました。

相手の幸福にフォーカスしていたから。
悩みにうじうじする時間やスキマなど、これっぽっちもなかった。妻への親切、貢献が自分を幸せにしていたと。

本を読み、より人のためになることは何か、その人が助かった、ありがたいと思い、笑顔になれることは何か、そのために今できることは何か、と考え、より人のために行動しようという気持ちに駆られています。

まさに究極の悩み解決、幸せを教えてくれた本でした。
著書に出会えて、とても感謝しています。

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