HORI Kazuhiro

元ホテルマンでユニフォームの会社とセレクトショップの運営をしています。 UNIX TO…

HORI Kazuhiro

元ホテルマンでユニフォームの会社とセレクトショップの運営をしています。 UNIX TOKYO株式会社 unixtokyo.jp FROM WHERE I STAND fwis.jp

最近の記事

ネイビーの次はネイビー

クローゼットに掛かっているジャケットが似たような色ばかりになって困っています。という悩みを聞くことがよくあります。ジャケットでつい選んでしまう色の代表格はネイビーではないでしょうか?私もクローゼットに掛かっているジャケットの8割はネイビーですが、特に悩んだことはありません。それは季節に合わせて素材を変えているためです。 ネクタイの項でもお話ししましたが、いろんな色や柄を持っていることより、色数は少ないけれど、季節に合わせた素材で揃えていることの方が遥かに大切です。 通年で

    • 正締率1%

      正締率(せいてい率)とは、ネクタイを締めるときに正しいノット(結び目)、正しい長さ、正しい素材選びができている人の割合のことで、今私が考えた言葉です。ネクタイはメンズのビジネスファッションにおいて最も大切と言えるアイテムなので、この記事を書くために普段より注意深く、ネクタイを正しく締めることができているスーツ着用者を観察して過ごしました。渋谷、新宿、丸の内、有楽町、新橋を中心に朝夕の通勤ラッシュに逆らいVゾーンをチェックしたところ、正しくネクタイを締めている人はわずか1%(厳

      • ビジネスカジュアルの申し子

        クールビズが市民権を得て久しく、夏場のビジネスファッションのカジュアル化は加速し、それに引っ張られるように一年を通してカジュアル化が進んでいます。日本特有の湿度の高い気候や、働き方、組織の変化を考えると、ごく自然なことだったのかもしれません。 しかし、カジュアルで良くなったからといって、何も考えずに普段着ているスーツにTシャツやポロシャツを合わせたり、足元だけ革靴をスニーカーに変えたりしていないでしょうか?それは大きな間違いです。カジュアルなアイテムを取り入れて外しているつ

        • 体型を言い訳にしない

          ”3万円の服買うより、3キロ痩せたほうがかっこよくなるよ”どこかでそんな文句を目にした覚えがあります。確かにどれだけ流行の服を着たとしても、マニア垂涎のアイテムを身に着けたとしても、体型がだらしなければ似合う似合わないの話しもできませんね。 ”人より頭が大きくて帽子似合わない、というよりはいんない” ”脚が短くてただただ、悩む” ”肩が小さくて、ジャケットに着られちゃう”・・・体型の悩みは人それぞれ尽きることがないでしょうし、もっとこうだったらなぁという願いを一粒の砂の大き

        ネイビーの次はネイビー

          ビジネスファッションの本質とは

          ファッションには大きく二つの側面があります。一つは休日など日常の際に纏う私的なもの、もう一つはビジネス、式典(冠婚葬祭など)といった公的なものです。私的なファッションにはこれといった決まりはありません。自己表現の一つとして好きなものを好きなように着れば良いのです。例えば芸能の方々はそれが売りの一つになることもありますよね。 しかし、公的なファッション(ビジネスファッション)においては着こなしのマナーやコツがいくつかあり、それを知らないことで機会を損失してしまうこともあります

          ビジネスファッションの本質とは