山も空も青く見える【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0117】

レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】20光年先の神様/木皿泉 ○
学生時代の不合理で、微妙な人間関係の描き方は、とても上手くいっていたと思う。そこから、友人に死んでほしいと真剣に願う様子も、説得力があった。ただ、最後にほとんど言葉を交わさず和解できるのは、ちょっとご都合主義な印象がある。時を経て変化があったからといって、そんなに簡単に許せないと思うからだ。

【詩・俳句・短歌・歌詞】遠景/木山捷平 ○
たとえば、ここから見える景色は、一通りであろうが、人によって見え方は異なるのだろう。遠くの山と空を見ていても、青ばかりが目に入ってくる人があるかもしれない。受容体としての人間の違いを表現した詩なのだろうか。いずれにせよ、「正しい認知」が存在しないことを理解しなければならない。

【論考】カード・ノート/外山滋比古 △
知的創造性のために、カードやノートをいかに使うべきかを述べている。冒頭に百科辞典なども出てくるので、流石に古い手法だとは思う。現在だと、スマホやデジタル活用の話も加わると思うが、あまりにプラットフォームやツールが増えすぎて、無秩序になっているのが実情ではないだろうか。

このエントリーは、下記からの転載です。
https://kazuhiq.com/20230331/bradbury0117/

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