シスコ、楽天モバイルのローミングサービス品質の向上を支援  ~複数のモバイルネットワーク間でシームレスな接続を実現~ (2020/4/14、ニュースリリース)

※シスコシステムズからニュースリリースが来ました!

+++++
シスコ、楽天モバイルのローミングサービス品質の向上を支援

~複数のモバイルネットワーク間でシームレスな接続を実現~
+++++

概要

•S10インターフェース規格に基づくローミングサービスを、楽天モバイルおよびKDDIのモバイルネットワーク間で本日より日本で展開、シスコのVirtual Ultra Packet Coreを活用

•最新技術により、楽天モバイルは複数のネットワーク間を移動する際もデータや音声サービスの持続性を改善し、顧客体験を大幅に向上

•楽天モバイルユーザーに対してより優れた接続性の提供が可能に。KDDIのモバイルネットワークへの接続性が向上し、モバイル機器での動画、制限のないアプリ使用、閲覧、ゲームなどが可能に

シスコシステムズ合同会社(住所:東京都港区赤坂、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト、以下 シスコ)は、楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下 楽天モバイル)とS10インターフェース規格に基づくローミングサービスの展開に成功し、本日、日本国内の楽天モバイルとKDDIのモバイルネットワーク間の切り替えを完了したと発表しました。

3GPPで標準化されたS10シグナリングインターフェースは、シスコのVirtual Ultra Packet Coreに採用されており、楽天モバイルとKDDIのMME (Mobile Management Entity)を接続し、必要なユーザーデータセッションを追跡して事業者ネットワーク間でのスムーズなハンドオーバーを可能にします。新サービスのデータパスはControl and User Plane Separationアーキテクチャーに対応するシスコのSystem Architecture Evolution Gateway VNFをKDDIネットワークに接続することで管理されます。

この技術により、楽天モバイルのユーザーがネットワーク間を移動する際の音声通話やデータ通信の持続性を改善し、さらに快適な通信環境を提供することが可能となります。サービスの継続性が改善することで、楽天モバイルはモバイル機器での動画、アプリの使用、ウェブサイト閲覧、ゲームなどにおいて、より優れた途切れのない接続を提供することができます。楽天モバイルとシスコは、技術革新と業界を牽引する重要なマイルストーンを共同で達成したことになります。
楽天モバイル、代表取締役副社長兼CTO、タレック・アミンTareq Amin)は次のように述べています。

「S10ローミングサービスの開始は、複数ネットワーク間でサービスや機器の継続性を維持する新たなユーザー体験の基準となります。楽天モバイル、シスコは、KDDIの協力のもと、技術とリソースを結集し、当社のネットワークに日々つながる人々に大きなメリットを提供します」

シスコ、Mass Scale Infrastructure担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャージョナサン・デビッドソン(Jonathan Davidson)は次のように述べています。

「楽天モバイルとKDDI間でS10インターフェース規格によるハンドオーバー通信が追加されることで、楽天モバイルのユーザーに対し、よりシームレスなモバイル体験の提供が可能になります。この機能を複数の事業者間で活用する例は稀であり、連携によりこれを構築、試験し、実現できたことを嬉しく思います。これは未来のインターネットに対応できるよう、モバイルネットワークを再設計していく現在の取り組みの一つとなります」


関連リソース

•楽天モバイルについて
•KDDIについて
•Ciscoサービスプロバイダー向けモビリティソリューション
•Cisco Ultra Packet Core
•Cisco Control and User Plane Separation (CUPS)

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、1984年の設立以来、その卓越した技術で世界中のインターネットを支えてきました。シスコの社員、製品、そしてパートナーは、社会が安全につながり、デジタルによって広がる未来の可能性を実現するために貢献しています。シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?