たいめいけんと濱田庄司と佐藤 杜氏

クロワッサンオンラインから抜粋

1977年の、クロワッサン7月号
「名料理人(コック)が選んだ
ふだん使いの洋食器より」

ご存知洋食の老舗 「たいめいけん」

1931(昭和6)年創業の老舗洋食屋として、今も人気の日本橋「たいめいけん」。その創業者である茂出木心護さん(もでぎしんご、1911-1978)は、『洋食や』をはじめ数々の著作を残し、日本ならではの洋食の味を追求した人物です。

和食器としてつくられた日本の陶器を、
洋食に使うことが好きだという茂出木さん。

昔から民藝運動の人たちと付き合いがあり、陶芸家の濱田庄司に「お前は筋の通ったものを持ってるな」とほめられたこともあるとのエピソードも。1961(昭和36)年創業の民藝店「備後屋」を訪れ、実際に食器を選びながら、選ぶポイントを語っています。

<洋食はこういう土ものに合うんだ。何ていうか、洋食の油のせいだろうね、使ってるとよくなってくる、日本料理はそうは行かない>

<こういう四角い皿をみると、みんな魚を煮たり焼いたりして盛ることしか考えねぇんだよな。でも、俺だったらトンカツやコロッケにちょうどいいと思っちゃう>

誌面では、ライブ感あふれる言葉が満載。大ぶりの紅茶碗はスープ用にもなる、片口はサラダを盛るのにいいと、自由な発想でうつわを次々と選んでいきます。

そんなふうに食器を選ぶ目を養うためには、<トレーニングが大事>と茂出木さん。
その具体的な方法として語られたのが、今回の名言です。日本伝統工芸展などの展覧会に行っても、高価なやきものをただ鑑賞するのではなく、実際に使う気で見ると勉強になるといいます。

今は良い時代になりました。
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初代 創業者 茂出木 心護さんの名著や、引き継いだお孫さんの著書などが、読める時代に。

この中でも「お酒」についての記述が、あります。

素敵な内容でしたね。

濱田庄司さんの跡継ぎも、お孫さんの濱田友緒さん。
たいめいけんの跡継ぎも、お孫さんです。

脈々と受け継がれる「志」

それは僕は、酒蔵の世界も同じだと
思っているんです。

このnoteの前半でも書かせて頂いた
埼玉県越生町の老舗 酒蔵
弘化元年創業の佐藤酒造店

その長女の佐藤麻里子さんが、東日本で一番若くして
女性杜氏になりました。埼玉県で初の女性杜氏でもあります。

息子のかっちゃん(かつやさん)が蔵元(社長)を継ぎます。
まだまだ30歳、26歳のお二人ですが。
志を継いで、これから生涯を全うしていきます。

ちなみに上のオフショット
佐藤 麻里子 杜氏が、今年埼玉県150周年のPaintersに選ばれた時のオフショットです。
詳しくはこちらのnoteで書かせて頂いてます。

会社の後継ぎは、よくあることです。
しかし「伝統」と「技」そして「志」
を継ぐ事は
稀です。

このnoteは、酒蔵応援のためのnoteですが
「応援すること」が「歴史を繋ぐ」こと。

あらためて、酒蔵応援をよろしくお願いします。

良いお酒
良い器
良い料理

日本の誇る世界無形文化遺産です

天ぷら屋のオッチャンは、なにも遺すものはありません。だからこそ、このnoteの中に「酒蔵応援」の想いを遺したいと思います。

佐藤酒造店の公式サイトはこちらから

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