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株をはじめる初心者の方の注意点

こんにちは!まだまだ毎日暑いですね…。今週は、株をはじめる初心者の方への注意点を学んだので記事にしていきたいと思います。やはり投資をはじめるわけですから、誰もが資産を増やしたい、勝てる投資家になりたいと思うはずです。そうなるためには、できるだけ「失敗につながりそうな行動を取らない」ということが大切です。

①いざというときは「損切り」する!

投資をした全員に言えることですが、誰もが負けたくないですし、損を受け入れたくないものです。ただ株を購入したあとによく起こる例としては、

(例) 買った値段よりも株価が下がる

→いつか買値までは戻るはず…

→いつかは買値よりも値上がりするはず…

→せめて買値まで戻ってから売りに出そう…

損を受け入れたくないという気持ちから、特に初心者の方は上記のような思考にハマり損切りできなくて持ち続けてしまう傾向にあります。

こんなとき、ベテラン投資家の方達はどうしているかというと、

「買値から5%~10%下がったら損切りする」など自分でルールを決めて実行しています。投資の世界には「見切り千両、損切り万両」という格言があり、損失が小さいうちに見切りをつけることには千両の価値があり、損失を拡大させないためにある程度の損を覚悟して損切ることは万両の価値があるということなので、いざというときに致命傷を負わないためにも損切りできる投資家を目指してください!

②「集中投資」はリスクが高いので避けること!

株で大きく儲けをだしたいなら、銘柄を絞って投資する「集中投資」は効果的な方法ではありますが、資金全額を集中投資した株が大きく値下がりしてしまった場合、大ピンチになります。高いリスクを伴う投資方法のため初心者の方は集中投資は避けましょう!

投資の世界では「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言があり、ひとつのカゴに盛って落とした場合全部割れてしまう。ただし複数のカゴに盛ればカゴをひとつ落としても他のカゴの卵は割れず、卵は全部ダメにならないという意味です。

初心者の方が投資をする場合は、業種なども異なる複数の銘柄を購入し、ひとつの業界全体が低迷することになっても損失を抑制できるよう資産を分散して投資することを考え実践していきましょう!

③「信用取引」は理解できるまで手を出さないこと!

信用取引とは、お金や株を担保として預けることで証券会社からお金や株を借りて自分が持っている資産以上の取引を行う方法です。はじめから多くのお金を使えない人には便利で、預けた資産の約3倍までお金や株を借りて取引ができ、成功すれば現物で取引した場合(信用取引を使わなかった場合)の3倍の利益を得られます。ただし、失敗した場合は当然損失も3倍になるので注意が必要です。

※株で失敗して借金を抱えた…という方はだいたい信用取引が原因。自己資金で売買をする現物取引ならこのような心配はない。

初心者のうちからよく理解もせず、軽い気持ちで自分の資金以上の取引をするのはやめましょう!

④勤め先に株をやっていることをバレてはまずい人は税金の収め方に気をつけること!

株式投資で得た利益には税金がかかります。税金についても理解をしておきましょう。

1. 株の利益には20.315%の税金がかかる

税金20.315%の内訳は所得税15.315%、住民税5%です。

2. 株の利益が年20万円以下なら所得税が免除されるケースもある

給与を1箇所から受けている年収2,000万円以下の会社員が年末調整を行っていて給与以外の所得税が20万円以下の場合は確定申告が不要となる。株の利益(他の副収入含め)が年20万円以下だと、所得税15.315%は免除される。ただし住民税5%の申告は必要となる。

3. 株式投資で得た利益は「申告分離課税」

課税は原則として申告分離課税となる。所得税は合計せずに分離して税金を計算する。年末調整の対象外なので勤め先に申告する必要は一切なしで、自分で確定申告する。

株で得た利益は申告分離課税で会社に申告する必要がないからバレない、というのは半分正解で半分不正解になります。株式投資に関わらず、勤め先に副収入を知られる要因は「住民税」です。住民税の納付方法は、会社が従業員に代わって毎月の給与から差し引く「特別徴収」があるので、経理担当の人に給与所得に対する住民税の納付額が多いと気づかれます。なので住民税の収め方に気をつけましょう!

以下、会社にばれない方法

1. 特定口座(源泉徴収あり)で株を売買する

証券口座の3種類「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」で「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと所得税も住民税も証券会社が収めてくれるので会社にバレない。

2. 一般口座、特定口座(源泉徴収なし)で利益が20万円以上なら、確定申告で「普通徴収」を選ぶ

「特定口座(源泉徴収あり)」以外を選んで、年間20万円以上利益が出た場合、自分で確定申告して納税が必要となる。このときに確定申告書第二表「住民税に係る事項」の「給与所得・公的年金等に関わる所得税以外の住民税の徴収方法」は自分で納付を選択すると会社にバレない。

3. 一般口座、特定口座(源泉徴収なし)で利益が20万円以下なら、住民税申告で「普通徴収」を選ぶ

「特定口座(源泉徴収あり)」以外を選んで、利益が年間20万円以下なら確定申告の必要がなく所得税はかからない。ただし、住民税はかかるので市区町村役場に住民税申告する必要がある。その際、自分で納付(普通徴収)を選ぶと会社にバレない。

4. NISA口座を使ってそもそも非課税にする

NISA(少額投資非課税制度)口座を利用すれば、株式投資で得た利益は非課税なので会社にバレない。

初心者の方や会社勤めの方は、証券会社に証券口座を開設する際、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することが税金問題で楽な解決法になります。口座選択は証券会社に口座を開設するときに必ず必要な項目なので、忘れないようにしましょう!

本日のまとめ

これから株をはじめる初心者の注意点は、

・いざというときに致命傷を負わないためにも「損切り」できる投資家になろう!

・株を購入するときは一点集中の投資はリスクが高いので、業種など異なる複数の銘柄に「分散して投資」しよう!

・信用取引は借金をして株を購入するようなものなので、株に対する理解をしっかり深めるまで初心者のうちから手を出さないこと!

・勤め先に副業がバレるのは「住民税」なので、しっかりと収め方を学んで自分で収めよう!

今回はここまで!ありがとうございました!

次回は、今回もちらっと出た「NISA」について記事にしていきたいと思います。

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