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人生に歌舞伎を。

おまたせしました! 

起業しましたシーズン3です。

これまでの、あらすじ

★シーズン1★

起業するまでの奮闘をnoteに書いています!

前川、起業するってよ!ということで、25歳の時に滋賀県長浜市で起業してみました。

内装工事から、資格取得、開業まで赤裸々にシーズン1のnoteに書いてますので、これまでのあらすじを見てください。

★シーズン2★

起業してからの奮闘をnoteに書いています!

起業して一気にお金持ちに?年商2500万円か?オーナーのおじいちゃんとの闘いを赤裸々に書いていますので「いよいよ起業編」シーズン2で、これまでのあらすじを見てください。

さぁ~、おまたせしました!

続編:いよいよ起業!を読んでいただきありがとうございます!

起業して、初の夏場を迎え、秋に差し掛かろうとしているときに、お客さんが全く商店街に来なくなって、店の経営は大ピンチ、まったく遊んでいる暇はありませんでしたが、オーナーのおじいちゃんから、「あんた、歌舞伎やってみない?」というオファーが。

えっ?歌舞伎?

長浜では、町の歌舞伎愛好家で毎年、歌舞伎をしています「長濱ゆう歌舞伎」この歌舞伎やらへんか?というので、せっかくなんでやってみよかなーと言ったらすぐに歌舞伎の役員さんが飛んできて、歌舞伎役者採用決定!

えっ?歌舞伎?・・・

★シーズン3★

歌舞伎編『即面接、即採用って・・・』

当時は、真面目にやんちゃはしていましたが歌舞いたことはなく歌舞伎ってなに?って感じで、とりあえず1回目の練習へ。

まずは正座の練習、礼儀作法の練習というか・・・、超スパルタ。

こちら敦賀では歌舞伎文化には全く触れていなかったので、長浜の歌舞伎文化に終始圧倒されっぱなしで、途中で辞めたいとも言える雰囲気でもなく、とりあえず発表会?歌舞伎を披露する日までやってみる決意を固め、練習に参加。

練習は、週2~3回ペースで、1回あたり3時間。

ほぼ、休憩はなく自分のセリフが終わってもずっと正座をしているという修行のような歌舞伎練習。

私のセリフはというと、わずか3コマ、時間にすると2分ぐらいだったかと。

忘れられない歌舞伎セリフ

当時、覚えた歌舞伎のセリフは20年近く経過した今でも頭から離れません・・・『ナント、ミナサン、キョウノキミサマモ・・・』

独特な歌舞伎のセリフ言い回しをレクチャー受けるも、ちょっとセリフ言うだけで物凄い剣幕でのダメだしの嵐。

いや、だって、歌舞伎見たことないし・・・、知らんし・・・、とも、言えず…、ひらすら子ども役者に笑われながら、先輩子ども役者に教えてもらいながらなんとか、歌舞伎の発表の日。(おかげで子どもたちとは仲良くなったというかずっと笑われていた・ハートが強くなった)

歌舞伎発表の日は、もはやテンションで切り抜けるしかねぇーーーーという感じで、写真の表情も晴れやかです。

歌舞伎発表会の当日は、友人や、両親も観に来てくれました。

会場は、満員御礼だったと思います。

結構、人気なんですねー 

ほら、前川の名前もバーンと!

歌舞伎公演初日。

初日公演は、とくに失敗もなく足が猛烈に痺れたぐらいで終わったと思ってホッとしていたら、最後に花束贈呈タイムがあって、観客(友人や親族)から、みんな花束を貰っていましたが・・・、

敦賀の私・・・一人ポツンと誰からも、

そう、誰からも・・・。

誰からも、花束を貰うこともなく、花束贈呈タイムの10分ぐらいの時間が、10時間ぐらいに感じたのは今ではいい思い出です。これでかなりハートが強くなりました。

敦賀から来てくれていた、友人も親もかなりバツが悪い感じになり、お互い目を合わせることがない10分間となりました。

公演2日目は、かなり悪かったと思ったのか?友人が2日目も歌舞伎を観に来てくれて花束贈呈してくれました。2日目も花束贈呈がなかったらもっとハートが強くなっていたのだろうなと。

歌舞伎公演2日目は、友人からの花束贈呈があったおかげで、なんとかグレずに済みました。いや~、花束贈呈というものがこんなにもええものやったとはこの時まで知りませんでした。

友人が舞台とかに出ているときは、必ず花束贈呈した方がいいと思いますよ(前川教訓より)

さて、結果的に歌舞伎に出演してみて思ったのは、商店街はいろんなイベント開催をして商店街としての絆を深め、文化を創り継承しているところが凄い。

また、地元人ではなく、どこのだれかもわからない(前川)でも、速攻で受け入れ、すぐに舞台に担ぎ上げる懐具合も素敵。

速攻で受け入れ、巻き込んでいくところが長浜の強みだったのかもしれません。

長浜の人のあたたかさに触れ、財布の中もあったくなれば良かったのですが、財布の中は相変わらずの極寒。

ということで、これ以上負債を抱えないために、あっさりソフトクリーム店を閉めることに。これが秋ごろの判断で冬になる前に店を閉めました。

負債を積み重ねなかったおかげで、初期費用、売り上げ、経費、すべての収支では、若干の黒字。

(オープン当初のGWの売り上げと、夏場の売り上げが大きかったのと、早く店を閉め損切りをしたことが功を奏した?!)

黒字経営で、なんとか最初の起業は成功?で終わりました(かなりポジティブな発想)

0円から1円を稼ぐ難しさと楽しさ。

起業してみて一番感じたのが、1円、100円の尊さ。

100円を200円にするのは簡単なことですが、0円を100円にするのは難しく楽しいことが判明。

「起業するとお金は貰うものではなくって創るもの」という感じで自分は働いていました。どうしたら0円から100円になるのか?を考える日々。

ゼロからスタート出来るのであればまだいいのですが、起業する場合、大抵はマイナススタート。

借金をしてスタートするとか、ある程度の投資をしてからのスタートになるので、投資した分を回収するまでにもかなりの時間を要します。

前川の場合は、ソフトクリーム屋だったので、原材料を購入や備品を購入してから、ソフトクリームを売ります。

そうすると最初からマイナス5000円~10000円からスタートになります。このマイナスをどうしたらプラスにできるのか?どうしたらお金が創れるのか?ということを毎日、毎日工夫を重ね、お金を創っていきます。(稼ぐ)

0円から、100円稼ぐためには、みなさんならどうしますか?

どうしたら何もないところから100円を稼ぎます?

起業したおかげでホントのお金の価値や増やし方がある程度わかりました。起業しなかったらずっとお金は貰えるもの、貰うものと思っていたかもしれません。お金は創るものという発想を得られたことが起業の一番の成果だったと思います。

黒字になったお金の行方は?

黒字になったお金はパァーと自分磨きに使いました。自分への投資ですね。バカンスとバレエ留学を兼ねて、グアムと、バンクーバーへ。

成田空港からグアムへ数日行き、一旦成田空港へ戻り、その足でバンクバーへ。

カナダ・バンクバーでは歌舞伎ができたので、俺はなんでもできるんだ!ということで『バレエ』を習うことに。

なんと、英語もできないのに、カナダ・バンクーバーにバレエ留学をするという驚愕の人生を送ることにつながりました。

いや~、人生、歌舞伎です。

それでは、起業編はシーズン3で終了です。

また、日々のnoteで会いましょう!




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