致知2022年10月号「生き方の法則(総リード)」を読んで


「人間から何をとったら人間でなくなるのか」渡部昇一先生ががk製に良く行った質問に、致知出版社としては「心」だと答える。

『致知』を読むまで、考えてもみなかったことはたくさんあり、多くの氣付きであふれている。考えてもみなかったと思うことの一つに、「心が人間特有のものであり、特権であるということ」がある。人間の花を咲かせて、心を開く。故稲盛和夫さんの「人生・仕事の方程式」(考え方×熱意×能力)で言うところの「考え方をプラスにする」ことだと思う。

本記事に紹介されている先達の言葉、生き方の法則は、一つひとつが本当に心に響いてくる。同じ言葉を聞いても受け手の心の状態により何をキャッチするかは変わり、それにより、人生が変わってしまう。きちんと氣づくことができ、心を動かして感動することができれば、自分の置かれている立場にありがたいという感謝の思いが湧いてくる。それはそのまま、何事かをなそうとする原動力になる。

どこへいっても話題となるのは、若者をどうやって育成していくかが課題だという話だ。当社も工夫はしているが、完成には程遠い。うまくいっていると言い切ることはできないが、「感動体験」と「感謝を言葉にする行動」を意図的に意識させることで、いつか結果がついてくるのではないかと思う。

これからも、リーダーを育て、共に、感動と感謝のきっかけづくりに日々努めたい。そうしていくことで、唯一無二のチームにしていきたいと改めて決意する。


当月は、社内に限らず、多くの方々と感想文シェアの機会をいただき、いかに氣付くか(氣付かせるか)について、意見交換を行った。端的にいえば、氣付くためには、行動して出逢うしかない。格物致知して、本物になっていくために、外からできることは、声をかけ、ともにときを過ごすということだと考えて、信じてぶつかり続けたい。

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