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致知2021年10月号「天に星 地に花 人に愛」を読んで

「天に星 地に花 人に愛」。とても綺麗な言葉だと思った。宇宙誕生から地球誕生、生命・人類の誕生。そして、今、私がいて、未来がある。子の軌跡を貫いているのは「愛」だと言われれば、納得がいく。

これから先の未来が見通せず、「コロナ騒動」を憂う気持ちは絶えないが、私達、人の根本が「愛」で支えられていれば、世の中は続いていくと言えると確信できた。あらゆる軌跡、大いなる力というサムシング・グレート、当たり前のことなど何一つない中で、その不確実さに安定をもたらすものが、人の愛だと言われれば、とても安心感がある。

多くの人に振り向けられた愛もあるかもしれないが、愛の深さは親子などの家族や近しい人・隣人に向けられたものが中心になると思う。まさに、人間一人ひとりが、目の前の一隅を照らすように、愛情のろうそくとなって、その身を灯し、やがては万燈が国全体を照らすかのごとくである。

「愛」を語るなんて小恥ずかしいのだが、自然と受け入れてここまで書くことが出来るのは、心が言葉を口にしたかったのかもしれない。おかれた状況が欲した「愛」という一文字をしっかりと噛み締めて過ごしたい。


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