【アリゾナ解剖学実習日記2017/Day5】
ちょっと間が空きました。
いよいよ最終日!
自分がやっているワーク的にも、個人の興味としても中枢神経系がいちばん解剖で見てみたいエリアだった私にとっては最終日はハイライトでした。
しかし、5日の解剖プログラムはすべて自分たちの手で手順に従って解剖していくためスケジュール的に押せ押せで、「ほんとうに中枢神経まで行けるのだろうか」と最後まで気が抜けず…。その分、まずは隣のテーブルのご献体で頭蓋骨を開けて脳を取り出し、頭蓋底、膜組織、脳神経が、まるでネッターの解剖学の本を見ているような鮮やかさで出現したときは思わず声を上げてしまいました。(そしてみんな同様に、おおおおおお・・・!!!と言っていた)
極限まで集中し、どこかで自分を意識的に麻痺させながら取り組んできたこの5日間。生と死の間で「生命」を探求させていただいた5日間でした。
解剖の実習はここで終わりですが、ここでの経験はその後もじわりじわりと自分の中で膨らんでいきました。
翌日からのセドナ旅も含めて、もうしばしお付き合いくださいませ。
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ボディーワーカーをしつつ、尽きることのない人の「心と身体」への興味に突き動かされ、東北大学医学部大学院で「拡張した心」をテーマとする研究生…
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