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NEXT|インド4つの取り組み

先日、新規事業の戦略立案で相談に来られた社長が、インドのことについてプレゼンされていました。忘備録的に、書いておきたいと思います。

インドのビジネスポテンシャルとしては、10年前の中国とのこと。今から9年後には、日本のGDPを2029年に抜くようです。

アリババがニューヨーク株式取引所において初上場したのが2014年ですから、いかにこの10年で(いや、たった5年で)中国が「いつの間にか」加速してきたかが分かりますね。

…と思ったら、先日TencentもインドEC大手のFlipkartに出資。13億人市場を指くわえて見てるだけではないってことですね。

とにかく、インドの4つの取り組みについて見ておく必要がある、とのことでした。私も不勉強なので書いておきたいと思います。

①Make in India政策
・2014年9月からスタート
・雇用創出と輸出促進のために製造業に注力
・GDPベースで製造業を16%➔25%に引き上げ
・1億人の新規雇用創出目標(外資規制緩和含む)

②Digital India政策
・2014年8月に閣議決定
・総額1.13兆ルピー(約2億円)をブロードバンド整備に投資
・行政サービスの電子化等、デジタル化を促進
・1700万人の雇用創出目標

③Clean India政策
・2014年からスタート
・インドの「不潔イメージ」払拭するため100万個のトイレを新説
・クリーン・インディア税を導入、政策財源確保

④ジャン・ダン・ヨジャナ(国民金銭)計画
・損保や貸与機能付き銀行口座の開設促進
・ローカル農民や貧困層の生活水準向上が目的
・デジタル化により年金や補助金漏れ、二重取得を防止
・現在、対象者の90%をカバー

他にもGST(税金の統一化)やブラックマネー対策にも力を入れているそうです。AI開発は日本と一緒にやってるようです。誰がやってる?

…と書いてきましたが、やっぱり国民の生活水準向上で分かりやすいのは、ECマーケットの増加ですね。これは中国でも起きましたので、前述した通りポテンシャル的にFlipkartに投資するのは間違ってません。

あとは面白そうな株を見てみたいな、と。Best Stocks IndiaということでList化してくれてた方がいましたので、躊躇なく引用させて頂きました。

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(Source:https://getmoneyrich.com/top-stocks-to-buy-in-india/

No.1のBalmer LawrieはNYSE上場してますね。1867年2月1日設立の、歴史ある企業です。

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見方によっては、Covid-19によりインドはアジア最大のGDP下落を記録しますので、投資タイミングとしてはGoodです。世界最大規模のソフトウェア企業InfosysはADRで購入出来ますし、今後選択肢が増えていくかもしれません。

…と思ってInfosysのADRを見たらCovid-19ショック後は爆上げしてました。

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やっぱりテック系は総じて強かったんですね。

全方位に強くなる必要はなく、ざっとLong/ShortのBluePrintが自分で描ければ良いと思っています。インドもそういう感じで見たいと思いますが、ECマーケットは間違いなく上がるでしょうね。

で、そろそろボラティリティー指数が上がるんじゃないでしょうか。

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