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███を退職して転職します

この度、3年間半に渡って務めた███を2022年8月に退職し、10月から██████にお仕事することになりました。2019年に新卒で███に入社して、今年4年目のタイミングで転職活動を行い、Big tech1社とConsulting firmのうち、BIG4 3社/総合コンサル 1社/ベンチャー 1社の合計6社を約3ヶ月かけて臨みました。私自身が転職活動を通して得た情報を備忘録として記述していきます。

1. ███でのキャリア

研修前:
2019年に新卒で███にIT Specialistとして入社しました。大学で少しだけ身につけた技術知識を活かしながら、血反吐を吐きながら?新人研修をこなしてきました。

1~2年目:
最初のプロジェクトでは三人体制の小規模で一つ上の先輩に助けていただいながら3ヶ月程走り、駆け抜けました。
2つ目のプロジェクトはめちゃくちゃシゴかれました。最初は自身マンマンでお客様とメールのやりとりからプレゼンまで行ったのですが、全てNGをもらい、お客様にも迷惑をかけてしまい、先輩にも迷惑をかけてしまい、精神的にも身体的にもボロボロになりました。ただ、日常ほとんどの時間先輩が私のために時間を割いて面倒をみてくださったので、私自身も挫折はしたくないと、必死にその期待に応えられるように努力しました。
約4ヶ月間、始発から終電逃してタクシー帰り、土日も全て費やしの生活でした。辛かったですが、生産性を常に意識しながらも足りないものは時間をかけて身につけて、一つ一つ失敗しながらも仕事をこなしていきました。結果、難しいタスク/上流のロール系を任せていただけたりるようになりました。

3年目~4年目 :
(たった、)2年間ですがリーダーロールまで経験させていただき、色々と仕事の容量も覚えつつ、少しながら自分に余裕が持てるようになりました。私自身色んな技術を触れてみたいのと、クラウド案件に興味にも持っていたので、プロジェクトを抜けて、クラウド系のプロジェクトに入ることになりました。実際はクラウドを触れることはなく、ITILベースの標準化がメイン業務でしたが、既に社内にノウハウがあったため、負荷は少なくチャレンジングな部分も少なくで定時上がりが多く、余裕が生まれました。

2. 転職の契機

今年(2022年)の春ごろから仕事に余裕が出来たのが機運となりました。
2年前にLinkedInを登録し、放置していたのですが、LinkedInに登録している同期からの通知が携帯に目に入り、いざ溜まっていた通知を確認してみると██████のリクルーターの連絡が2週間ほど前にきており、そこから連絡を取るようになってから転職に向けて乗り出しました。

███では、ごく一般的な待遇を受けており、特別すごい待遇をもらっていたわけではありませでした。ただ、仕事内容は充実しており、RPA開発の技術リードやPMポジション、プロジェクトの最終報告を任せていただき、経営陣と話す機会をいただけたりと、若手という立場でありながら、色々とチャレンジをさせていただけました。ただ、環境という部分で同じ領域で私以上のシニアコンサル/エンジニアの方が少なく、同じ環境にいても飛躍的な成長は見込め無さそうだという実感がありました。私自身のスキルを買っていただけたりして、色々と融通も利かせていただいたりと快適に仕事できた部分もあったと思っており、自分にとってのComfort zoneにもなっていました。

また、外資企業全体からみると、給料が低く部分もありました。そんな中で私自身が経験した知識や力が他の会社から一体どの程度の評価を受けられるのだろうと挑戦してみたかったというのもあります。

3. タイムライン

最初に連絡を取ったのは██████でした。その後に、EYテクノロジー、KPMG、Google含む6社と面接をしました。とはいっても、これらの面接は全て一次面接でカジュアル面談を含めると10社以上になります。領域はTechnology 自動化をメインとしておりました。

5月-6月:リクルーターとの面談

最初の連絡でカジュアル面談を設定し、準備してない状態で挑みました。その頃は転職はあまり大きく考えておらず、志望動機も準備しておりませんでした。とはいえ、今までやってきたことを伝えると、興味を持っていただき、そこから一次面接をする運びとなり、急いで履歴書と職務経歴書の準備をしました。

(ちなみに、Notionで自身の経歴をある程度記載しておりましたので、職務経歴書を書くのはそこまで時間は使いませんでした。とはいえ、半日ぐらいは時間かけたと思います。

そこから、本格的に他の会社も受けてみようと思い、LikedInからエージェントからBIG4のお誘いを受けたり、GoogleやAWSのリクルーターとカジュアル面談したりと急に慌ただしく動くことになりました。
この時、プライベートでHackathon・勉強会・英語の資格勉強をしていたのですが、全てを並行で動くのはかなりキツかったです。一部は足がでたり迷惑をかけたりした部分もありました。

7月:面接、オファー面談

書類選考や一次面接、二次面接が始まる会社が増えました。
書類選考では、筆記試験(Web-GAB等)がありますが、私自身一度も受けたことはなく、SPAも受けたことない私はかなり焦り、勉強しました。だいたい20時間は勉強したと思います。

半ばごろ、選考も増え稼働がギリギリになったので、私自身の志望動機などを見直しました。カジュアル面談や一次面接を通して、業界含め志望動機がはっきりとするようになり、テックカンパニー(技術職)は辞退して、コンサルファームの会社を中心で進めるようにしました。

7月後半、コロナにかかってしまいました。
コロナと診断された次の日に、最終面接と二次面接が控えており、39°の高熱の中で面接を受けました。診断された日(体調不良と感じたとき)にリスケの連絡をするべきなのですが、なぜか「いける!」と思ってしまい、結果、全然うまくいきませんでした。最終面接は、本命の会社だったのですが、冗長な話し方をしてしまい、本領発揮できずに終わってしまいました。

8月:転職先の決定

8月の初めには、内定を5ついただいておりました。オファー面談を受け、二つに絞ったのですが、決定することができず、本来受諾しなければいけない期限を延ばしに伸ばして、最終的に8月の半ば(8/15)までかかりました。
なぜ決められなかったのかというと、”給料面を取るべきか、給料面を取るべきか”答えが出せられなかったからです。

スキル面と環境面が良い会社(本命)
・給料面・ポジションが希望通りではなかった
・会社の環境はかなり良し
・急成長中で前職とよく比較される会社
・下流から上流まで幅広くやっているため経験値が高いと判断している

給料面が良い会社
・給料面は1社目の1.7倍/入社一時金あり
・給料面通りの仕事がこなせるかが不安
・BIG4
・部署の立ち上げ時期が2年前(新しい)
・上流系/PMO系のポジションが予想される

本名だった会社は転職したのにあまり現職と給料面が変わらないことがかなりの不満でした。ただ、転職希望として「スキルアップと環境面」を重視してたのと、オファー内容が悪すぎて逆に火がついたのもあり、本名██████を選びました。(詳しく聞いたところ、最後面接の評価があまり良くなかったらしいです)

4. 総括

今回の多くの会社を受けてみて、各会社ごとに特色があったりとなんだかんだ転職活動を楽しめました。コロナ中の面談だけ悔いが残りましたが、自身のやりたいことが整理できたり、会話を通した学びがあったり知的好奇心が満たされました。

ただ、仕事・勉強をしながらの並行作業は大変すぎたので、転職する際はもう少し緩々なスケジュールを組みながら進めればと思います 笑

5. 面接で気をつけたこと

全ての面接を通して

  1. 相手の視点に立つ
    相手・会社の視点に立ちながら、どうアピールすれば良いのかが大事だと思ってます。私自身はITコンサルの職種で応募しているので、「IT知識が備わっているのか・下流知識はあるのか・顧客折衝ができるのか」等、相手が思いそうなことを想像しながら受けました。

  2. 相手の想像したペルソナを超える
    相手側は一次情報(職務経歴書・履歴書)でペルソナを作り上げます。
    1番と同じですが、一次情報を相手が読んだ時に、どのようなペルソナ(自身のモデル)を作り上げるかを想像した上で、それを超えるアピールすることが成功する秘訣だと思ってます。要は相手が想定した人物像を超えることが大事ってことだと思ってます。(例えば、職務経歴書に「フロントエンドエンジニアとしてReact・Vueを用いた開発を2年間してきました」と書いた場合は、経営陣は「エンジニアレベルの知識を持っているが、上流レベルのSIerとしてのレベルは足りない」とか「エンジニア思考」と相手がペルソナを作り上げます。)

Big Tech

適切な情法収集を行い、準備をしっかり積めば、ある程度成果は出ると実感しています。競プロができない私でしたが、基本情報処理試験レベルの知識と上流思考(必要なリスクの洗い出し・見積もりなど事象に対してロジックにまとめ上げられる能力)があれば、通る可能性があるという感想を持ちました。

コンサル・ベンチャー

コンサルでもさまざまな領域があり、その領域と自身のスキルがマッチしているのかが大事だと思っております。私はITコンサルとして受けましたので、以下の通りに気をつけました。
・実績がある内容については定量的に伝える
・下流経験で身につけた技術・スキルを端的に伝える
・トップダウン(経営陣・マネージャー・シニコン)の伝え方を意識する
・自身のスキルと会社(部門)とマッチしているとアピールする
・志望動機にブレ・矛盾がないようにする
・専門領域に対しての思いを伝える

6. 転職活動で利用したサービス

ぶっちゃけ、私はLinkedinとビズリーチで十分だと思います。
リクルートエージェントとDodaは、エージェントに事前に希望した職種ややりたいことを伝えたのに、タクシードライバーのオファーをもらったりと私の専門としていた領域とは全く別のオファーをもらうことが多かったです。また、一次面接前にカジュアル面談といった形式をとるのが難しいのですが、Linkedinではカジュアル面談等要望に応えてもらえることも多かったです。
・Linkedin
・ビズリーチ
・リクルートエージェント
・Doda

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