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「映画 えんとつ町のプぺル」を観て思うこと

映画館の寒さに驚いて、寒さに震えて映画を観たいたこです( ̄▽ ̄;)

最近は❝コロナ対策❞として映画館内は換気をしていますよね。
それをすっかり忘れて、館内は暖房が良く効いて暖かいものと思い込み、薄着で行ってしまい後悔。
終わったころには冷え切ってしまっていたのでした。

「映画 えんとつ町のプペル」

あなたは「映画 えんとつ町のプペル」を見に行きましたか?
私、やっと行ってきました。
見たいと思いながら行けなくて。
それまでにネットで「評価」「炎上」などのタグを調べてました。
賛否両論だけど中間がなく、賛否どちらかに振りきれている、、、そんな感触かな。

見た人も多いかもしれませんが、まだ知らないという方のためにめっちゃ簡単なあらすじを。

空が煙に覆われ、外海に出ることを禁じられ、外の世界に関心を持つことを禁じられた町、えんとつ町。
そこにいる少年ルビッチが、友達のごみ人間プペルとともに煙の上の星を見に行く物語。(うわ~~~、どんだけ粗いねん!)

詳しくはこちらをどうぞ!(^^)!
https://www.poupelle.com/


私が見て思ったこと(全体)


まずは、作者の❝西野さん❞という人が透けて見えるような気がしました。
彼が長年かけてきた作品だけに、彼の考え方が詰まっているような。
どういう視点で見ているかは、見る側によるんでしょうけどね。

怖かったのは、映画の舞台「えんとつ町」が戦時中の日本に見えたことなんですね。
かたやお上の言うことを聞かなければ、お上の言うことを信じなければ、異端として排除されてしまう世界。かたや戦争に反対すれば「非国民」と虐げられた時代。そっくりやん、と。
そんな世界、新しいことを発見することも、夢を見ることも、何にもできないですよね。

そして、、、何が怖かったって、この戦時中みたいと思った世界と今の日本は、非常に似ているんじゃないか、そう思えたことなんです。
他の人と違うから、他の人が信じないことを信じるから。
そういう理由でいじめられたり除け者にされたり、果ては殺されてしまう。ありえないですよね。
でも、理論の上ではそれを当たり前と思っていても、実際に生活の中での自分の行動がそうなってないって言い切れるでしょうか?

私は自分のこと、そうなっていないとは言い切れないです。
子供の頃から自分の意見を言っては親に叱られ、学校では仲間に入れてもらえず浮いていて、私は自分をマイノリティだと思っています。
だから、異端と言われる人の気持ちはわかる方だと思います。
そして実際に、組織の上層の言うことに従わなければ、組織全体から攻撃される、吊し上げられるという体験もしています。
それでも、自分の行動がいじめる側にまわっていない、とは言い切れない。
だからこそ、この映画と今の日本がリンクすることはとても怖いことだと思うのです。

そういう世界では、自分の意見を持たず状況を深く考えない人が「正しい」とされ、自分の意見を持ち状況を深く考える人は「間違っている」とされるんですよ。
他と違ったっていいじゃない!他の人が信じないことを信じてたっていいじゃない!分からないことだったらやってみればいいじゃない!やってみてその上で、なお真実は分からない、、、世界ってそういうもんなんじゃないでしょうか?(もちろん、なんでもOK,ということではありませんよ)

あ、映画に話をもどしましょうね。

私が見て思ったこと(ポイント)

映画はとても面白かったです。ポイントいくつかあげるとですね、

①まず絵が綺麗。
 本当に細かいところまで描き込まれています。
 描かれている街並み、初めの部分は昔行ったオーストラリアのゴールドコーストが、それ以降は香港が思い出され、懐かしさや楽しさで胸がじ~~~ん。
②冒頭に出てくるダンスのシーンに感激。
 速いテンポの音楽なのにアニメの動きと音楽がぴったり合っていて、ここまで合わせてくるんだっていうのが、本当に驚き!
③声優陣がとても魅力的。
 声でキャラクターが生きている。生き生きと見える。声優さん個人の個性が出過ぎているキャラクターもいたけど、役柄にはピッタンコ!それはそれで味があって私は好き。やっぱ一押しはプペルだな。

番外:涙が止まらない。
   泣けるとは聞いてたけど、、、
   大泣きって感じではなく、じわじわじわじわ涙がとめどなく流れ続け       るという感じ。


ズバリおススメします


さて、
「それで?人にみることをおすすめする?」と聞かれれば、ズバリ
「お勧め」します!感想はどうあれ、一度観てみてください。

この映画を観るときに、「作者の西野さんという人をわかっていて、西野さんがこの映画を作るのにどう関わったのかを知っていて見た方が面白い」っていう人もいたんですね。
でも私はあえて、この映画に関する事前情報は入れないようにして観に行きました。その方が自然に映画を楽しめると思ったから。
結果、詳しいことを知らなくても十分楽しめました。

是非真っさらな気持ちで観てみてください。

やっぱり西野さん気になるわあ、という方には、こちらいかが?
私が読んでなるほどと思った本です。
  ⇓
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では、良い夜を!







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