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何月に生まれたかは大変重要:思わぬところで大きな影響を及ぼす環境要因

1年前に娘に教えてもらった本(写真)。今もう一度読み直しています。遺伝的要因よりその人を取り巻く環境が大切ということをデータに基づき論じています。特に面白かた例は誕生日。

カナダのアイスホッケーのスター選手は圧倒的に1−3月生まれが多い。幼少期のクラス分けは1/1-12/31で行われる。したがって1−3月生まれの子供は10−12月生まれの子供より体が大きく、体力がありコーチの目の止まりやすい。特別な指導やクラスに振り分けられる可能性が高くなる。同じことがヨーロッパのサッカーでも見れる。クラスは9/1-8/31の区切りで編成されるので、夏に生まれた子供はスター選手になる可能性が圧倒的に秋生まれの子供より低くなる。

誕生日ではないけれど、どんな環境で生まれて育ったかは大切。以前娘たちが漏らしていた。私たちは日本人の親に育てられたから英語の語彙が圧倒的に少ない。日常会話は問題ないけれど文章を書いたらその幼さが一気に露呈する、と。SAT(アメリカの高校生が受ける、統一試験、日本の大学入試共通テストのようなもの)では語彙で苦労したと。言葉は学校で習うのではなく、親から習うと。移民2世として娘たちにはいろんなことで苦労をかけた。

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