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家事分担は、効率で考えない

春ですね。年度がわり目前ですね。
「4月から生活サイクルが変わる」という方も、多いかと思います。
自分やパートナーが転職する、とか、子どもが保育園デビューする、とか。

わたしも、2年前の4月に、生活サイクルが大きく変わりました。
転職が決まって、週4パートから、フルタイム正社員になったためです。

夫と子ども(当時2歳)の3人家族なわたし。家庭がうまく回るよう事前に分担を相談し準備したつもりでしたが、最初は失敗。今のいい感じな分担に落ち着くまで、1年ほどかかりました。

今日は我が家の家事分担「失敗パターン」と「成功パターン」について書きたいと思います。この春に何かしか変化がある方の、お役に立てば嬉しいです。

Before-Afterの変更ポイント

まずはじめに、Before(失敗パターン)-After(成功パターン)の違いはこちら。

👇Before(失敗パターン)

👇After(成功パターン)

👇可視化はこちらのWebサイトを利用させていただきました!
https://web.yieto.jp/

一見ちょっと見づらいかもですが、Before-Afterで変えたポイントは3つです。

①食事&買い物
Before:わたしが主担当
After:夫が主担当

②お風呂周り
Before:夫が担当
After:わたしが担当

③子の保育園送迎
Before:送りを夫、迎えをわたしが担当
After:送り迎えともにわたしが担当

我が家の場合は、この3つを変えることで劇的に互いのストレスが減りました。
それはなぜだったのか?を書いていきます。

Before-Afterの分担意図の違い

当時の夫とわたしの働き方は、こんな感じでした。

夫:完全出社型。8時に家を出て、残業がなければ19時前には帰れる。平日休み。
わたし:完全在宅。9時-17時勤務。始業前にちょこっと副業もする。土日休み。

これを踏まえて、Beforeでは、時間帯ごとで主担当を決めました

まず朝は、夫。
子の保育園はちょうど夫の通り道だし、園の送りは、夫が出勤ついでに担当した方がよさそう。
わたしたちの住まいは北海道の豪雪地帯なので、特に冬は、車を出すまでが一苦労。在宅勤務のわたしがわざわざ一度外出して家に帰ってくるのって非効率だよねと。

夕方は、わたし。
終業時間はわたしの方が早いので、子を迎えに行って、買い物をして、ごはんの準備ができた頃に夫が帰宅、という流れ。

そこからお風呂の準備などは、夫にバトンタッチ。

効率性で考えたら、ごく自然な分担だったはず、でした。
でも、うまく行きませんでした。

なぜなら、効率だけに目を向けて、互いの得意・不得意を考慮できていなかったから。

わたしの勤め先の株式会社fruorでは、「強みと活かし方がわかる」キャリアプログラムを提供しているんですが、これ、仕事のことだけじゃなくて、こういう家事分担とか生活の中でも必要な考え方なんですよね。

どういうことか、我が家の失敗パターンを例に書いていきます。こちらを再度ご覧ください。

①食事&買い物
Before:わたしが主担当
After:夫が主担当

はい、わたしはお料理が、大変苦手でして。笑

「献立を考える」ことに脳のリソースを使うのも。苦痛。笑

どうにか負担感を緩和したくて、コープでミールキット(10分で調理できる!みたいなやつ)を頼んでみたりとか、お店でテイクアウトするDayを作ろうとかなあとか色々言っていたら、夫が言ったんです。

「ねえ、それってそんなに負担なの?」

彼の名誉のために書いておきますが、全くもって彼に悪意はありません。笑

話し合っていくと、彼にとって「食事&買い物」というタスクは、本当に、わたしが感じるほど負担ではない、ということがわかってきました。

夫は釣りが趣味なので、時々キッチンに立って魚を捌いたりしていました。彼にとって料理は、むしろいいリフレッシュの時間らしいのです。
そして、(もともと食についてあまりこだわりのないわたしと違って)「せっかくなら美味しいものをコスパ良く食べたい」という価値観を彼は持っていて、そのためにいろんな調理法を調べたりして料理することは、全く苦にならない、とのことでした。

だから、「料理が負担。とくに献立を考えることが苦痛」と言い、ミールキットやら何やら言うわたしに、純粋にびっくりしたのです。
「今まで、そんなに負担に感じながら頑張ってたの、知らなかったわ〜」と。

そこで、わたしが「家事の中で最も苦手」であり彼が「けっこう好き」ジャンルである「食事&買い物」タスクは、夫にアサインしなおすことに。

わたしは子を迎えに行った後、公園に寄ったりして、たっぷり子と遊ぶ。晩ごはんのことは考えない。
夫は残業がなければ、帰宅してさっと晩ごはんを作る。買い出しも主に夫が休みの日にする。

今は、そんな日常です。

②お風呂周り
Before:夫が担当
After:わたしが担当

③子の保育園送迎
Before:送りを夫、迎えをわたしが担当
After:送り迎えともにわたしが担当

逆にこちらは、わたしにアサインしなおしたタスクです。
特に保育園の送りは、夫にとって割とストレスになっていたということが、話し合いの中で明らかになりました。

イヤイヤ期真っ盛りの2歳児を時間通りに保育園に送り届けるのは、なかなか大変。
車に乗れば「シートベルトを自分で着けたい」主張をされ、うまくいかなくて手伝えば号泣され、やっと園の駐車場に着けば着いたで、道端の何かに気を取られて玄関まで真っ直ぐ進まず。迫る出勤時間。結局強制的に抱き抱えることになり、また泣かれる。笑
夫はこれで、朝からとってもイライラしてしまう、とのことでした。

対してわたしは、キャリアコンサルタントという仕事柄、自分の気持ちのコントロールや、イヤイヤしそうな子どもへの声かけは、割と得意なほう。(もちろんうまくいかないこともありますが…💦)

そこで、子の保育園は送りも迎えも、わたしが担当することにしました。
朝にとっていた副業タイムは、寝かしつけ後に移動させて。

これで、わたしたちの幸福度はかなり上がりました。
お互いに、「もっと負担してくれたらいいのに…」みたいに思わなくなりました。土日は基本わたしがワンオペになるのですが、それもしんどく思わず楽しく過ごせるようになりました。
お互いにとって苦でないもの、負荷の軽いものを担えているからです。

というわけで、まとめ。

家事分担は、効率性だけを重視するのではなく、お互いの「得意」「好き」「価値観」をお互いに理解して、決める。

これが、わたしのおすすめしたいやり方です☺️

この春、生活に何かしかの変化を迎えるあなたが、少しでも楽ちんにハッピーに過ごせますように!


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