死後、君はどう活動するか
「深夜百太郎 入口」という本をようやく読みおわりました。
10年ぐらい前に出てる本なんですが、買うまで時間がかかり、買っても読み始めるまでまた時間がかかり、気がついたら読了までこんなにかかってしまいました。
内容もとても面白かったのですが今回書きたいのはそのことについてではなく、巻末のとある一文についてです。
この本は小説家の舞城王太郎、写真家の左内正史の両名によって作られている本なのですが、その中の左内正史さんのプロフィールを読んでいたら最後に気になる文言が。
活動履歴の最後を締めくくる文にしてはなんか変だな?と違和感があり、それと同時にピンと来ました。
「ははーん、さてはこれは"亡くなってしまったけど、天国で元気にやってるよ"的なオシャレな言い回しだな?」と。
アストルティアという単語は聞き馴染みがないし、きっとスピリチュアルな感じの場所を示しているんだろう。
〇〇年に逝去、なんて書かずに表現するなんてなんて詩的なんだ!とひとしきり感心し、この表現は面白いからもっといろんなところでこういうのあったらいいな〜。などと感傷に浸っていたのですが……。
ネットで「アストルティア」を調べてみたらドラクエ10の地名だったし左内正史さんも普通に生きててバリバリ活動してました。
おい!勝手に騙されたぞこの野郎!
というわけで勘違いには気をつけよう、というお話です。
おしまい。
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