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#振り返り 国際教養学部に入って気づいたこと②「英語ができる≠頭がいい」

こんにちは、イギリス留学中のKazuです。
早稲田大学に在籍しながら、9月〜来年6月までイギリスのサセックス大学で勉強します。

今回は、早稲田振り返り第2弾。

第1弾では国際教養学部に入って良かったことを紹介したので、今回はイマイチだと思うところをゆるく書いていこうと思います。
あくまで私いち個人の意見ですので、そんな見方もあるのね〜くらいに思っていただければ嬉しいです。


誤解を恐れずに言います。
国際教養学部に入ってみて、学生の教養レベルが思ったよりも低いと感じたんです。

・割り勘などの日常的な計算の場面
・私が常識だと思っていた世界地理や歴史の話が通じなかった時
・まわりが見えておらず、周囲に迷惑をかけてしまっている国教生を見かけた時

こんな場面で、「あれ、国教生って頭よくない?」って思ってしまうんです。

もちろん、私自身も他人のこと言えないぐらい数学が苦手だし常識知らずだし周りへの配慮ができないことも多いです。

それでもなお、国教生の教養には拍子抜けすることが多くて。

私がこのように感じた理由を考えてみました。



偏差値70

まずは、受験期に幾度となく見かけた偏差値。

国際教養学部は偏差値70だとされています。
これを見て、私はきっと頭の良い人がたくさんいるに違いない!と思いこんでいたわけなんですね。

でも、偏差値ってあくまで受験科目の良し悪しを図るもの。私が受けた年は英語と国語、そして選択科目1つの3教科のみで合否が決まったので、この3科目に長けた人が入学したというだけなんです。

私が考える「知的であること」「頭がいいこと」の条件は、ただその3教科で点が取れる、ということでは決してなくて。

学力以外の力も兼ね備えているべきだと思うんです。

例えば、日本や世界に関する一定程度の知識を持っていることや、俯瞰して周りに気づかいができること、先を見据えた行動ができることなど。こういう力を持っている人を「頭がいい」と呼ぶのだと私は考えています。

そういう視点に立てば、偏差値70だからといって必ずしも学生が頭がいいとは限らないのも納得です。


出身高校の話


ただの自慢話に聞こえてしまいそうですが。
私は高校時代の友達や先輩・後輩をとても尊敬しています。

なぜなら、彼らこそ私の思う教養のある人たちだから。

進学校だったため学力面に秀でた人が多いのはもちろんなのですが、それ以上に偏差値では測れないような人間性が素晴らしいんです。

先読みをして、人を傷つけないような行動を選んだり。

日常会話に、教養の深さが滲み出ていたり。

割り勘の計算がめちゃくちゃ速かったり。


これらの言動や行動を無意識的に取っている高校生が、私の周りにはたくさんいました。

こんな人たちと毎日を共にしていたからこそ、「知的な人」のハードルが知らず知らずに上がっていたのかなぁと思います。

決して国教生が「頭が悪い」わけではないのかもしれません。
ただただ、高校時代の友達があまりにも人間として出来ていた。そういうことなのかもと、感じます。



英語ができる≠頭がいい

もうひとつ、国教生に拍子抜けした理由として、私が「英語ができる人は頭がいい」と思い込んでいたことが挙げられます。

英語って、なんだか微妙なスタンスだと思うんです。

ただのコミュニケーションツールでしかないのに、学校教育に組み込まれていて。小・中・高通して、英語の成績までついて。

そんな教育を受けとってきたからか、大学に入るまで、英語ができることは知性のひとつなのだと思っていました。

しかし、国際教養学部に入学し自分がある程度英語を話せるようになって、考え方が変わりました。

英語が話せるだけでは、全く意味がないと。

知的さが滲み出るのは、「英語を話す」時ではなく、「英語で話している内容に深みがある」時なのだと気づいたのです。

私を含め国際教養学部生は、英語が話せても、授業中に中身のないディスカッションをしていることが多くありました。

こんな時に、「ああ英語は手段でしかなく、伝える内容が伴わないと虚しいのだな」と思うのです。

最後に

かなりネガティブな投稿になっちゃったかな。
不快な思いをさせたらごめんなさい (特に国教生)。

ただ、私がそうだったように、高校生や受験生は第一志望の大学を美化してしまう傾向にあると思うんですね。
だから、入ってみたら思った通りではなかったという話を聞いて、なるほどそういう意見もあるのねと思ってくれたら嬉しいなと思うのです。


名誉挽回のために最後に言いたいのは、国際教養学部の友達たちは、みんな優しくて面白くて素敵な人たちです。私に無いものをたくさん持ってる!
そして私自身も、国際教養学部に入ってよかったと思っています。「英語ができる≠頭がいい」ということに気づけたのだって、国際教養学部に入ってみたからですしね。今は、ただ英語が話せるだけの人にならないように、内面磨きを頑張っています。


ということで、今回は早稲田大学国際教養学部に入って気づいたことについてゆるく書いてみました。なるほどねと思っていただけたら嬉しいです!


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ここまで読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございました。既読感覚でスキをクリックしていただけると嬉しい限りです!

このnoteでは、
#留学準備 #早稲田振り返り #留学記 と題し、
・留学を考えている方
・早稲田や国際教養学部に関心がある受験生
・イギリスに住んでみたい方
などの参考になる記事を目指しています。

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