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横浜F・マリノスフトゥーロ 3-2(1-0)鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ 2021年3月28日 日産追浜グラウンド

3月27日28日の二日間にわたって知的障がい者サッカーチーム「鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ」の横浜遠征が行われました。

1日目の27日は鹿児島から乗り込んだフューチャーズは谷本公園(横浜市青葉区)で横浜F・マリノスフトゥーロとトレーニングマッチ20分3本行った。

こんな時期なので試合後の両チーム交流イベントはなく、フューチャーズは翌日の試合に備えて宿舎に移動した。

翌28日は朝から日産追浜グラウンドで90分間の真剣勝負。両チームの対戦は2019年12月7日にトップチームが日産スタジアムでリーグ優勝を決めた試合での前座試合以来。今にも雨が降りそうな空の下で9時46分キックオフ。

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横浜F・マリノスフトゥーロ

先発                                1番 GK 黒木 澪 3番 DF 小林 佑平 5番 DF 大橋 健佑                        8番 MF 中村 海斗 6番 MF 高畑 誠 10番 MF 外崎 蒼紫 
11番 MF 田中 秀太 9番 MF 山田 悠太  7番 FW 山本 裕太  
4番 MF 青谷 幸汰 14番 FW 鈴木 光

控え
2番 DF 広瀬 光輝      15番 FW 栗原 光 12番 DF 林 颯吾  
13番 MF 冨永 龍之介 16番 GK 笠原 龍平 17番 MF 坂口 光      18番 DF 平田 直也 19番 DF 小川 和則                                                 監督  芝崎 啓     

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鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ

先発                                1番 GK 原良田康汰 2番 DF 林 晃暉 3番 DF 坂ノ上 凌         4番 DF 宮崎 瞬希 5番 MF 福原 碧人 6番 DF 小才 天太   
7番 FW 三反﨑 光希 8番 MF 下鶴 掛夢 10番 MF 原良田 龍彦  
11番 MF 永井 伸太朗 19番 FW 下鶴 日楽   

控え                                9番 MF 梛木 夏樹 13番 MF 日高 翔和               監督  泉谷 光紀 

試合は出だしからフトゥーロがフューチャーズ陣内に攻め込む。前半9分フトゥーロ10番外崎蒼紫が鮮やかな先制ゴールを決める。(1-0)

試合開始から30分雨が降り出す。フトゥーロは何度かシュートチャンスを迎えるがゴールを割ることが出来ない。前半はフトゥーロ1点リードのままで終える。

雨が強くなる中後半フューチャーズは2枚交代。前日のトレーニングマッチでゴールを決めている9番梛木夏樹を投入。

雨脚が徐々に強くなる中、後半14分フトゥーロ11番田中秀太が追加点を決める。(2-0)その4分後試合を決定づける3点目を14番鈴木光が決める。(3-0)

フトゥーロは選手交代を交えながらさらに得点を求めて攻め続ける。フューチャーズも後半から入った9番梛木夏樹が後半34分つり出され隙間の空いたフトゥーロのディフェンスラインを抜け出しゴールを決めて逆襲の狼煙を上げる。(3-1)

強い雨と風が走り続けている選手たちの体力を奪い、プレイが荒くなりミスが増えてくる。それでも両チームの選手たちは諦めることなくボールを追い続ける。

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このままで試合が終わるかと思われたアディショナルタイムに入った後半47分フューチャーズ8番下鶴掛夢が待望の追加点を決める。(3-2)

いつ笛がなるかわからない中、このゲームでフトゥーロを離れる7番山本裕太が最後のシュートを打つが、ゴールを決められず雨のピッチにタイムアップの笛が鳴り響いた。

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フューチャーズの泉谷光紀監督は今回の横浜遠征について「この1年間、選手たちは目標が定まらない中トレーニングを頑張って積んで来ました。鹿児島の社会人リーグには参戦していますが、全国障害者スポーツ大会鹿児島大会も中止になり、知的障害があるチームとはトレーニングマッチも出来ませんでした。今回は今年度初めて(フトゥーロと試合が)出来たことで1年間積み上げてきたことが、どれだけ出来るのかとチャレンジ出来て意義があったと思います。」と語った。

今年の目標を伺うと「(昨年開催予定の)鹿児島での全国障害者スポーツ大会が2023年に延期されたことを、いい意味で考えると準備期間が少し長く取れてチームを熟成させる時間が出来ました。まずは、6月に行われる三重とこわか大会九州ブロック予選会に向けて今回の成果を活かしたいと思います。」と語った。

2019年にこの2チームのホーム&アウェイで始まったFIDリーグ。昨年は行うことが出来なかったが今回の鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズによる横浜遠征によって途絶えることなく次に繋げることが出来たと思う。今年度はまだ難しいと思うが、来年度にはまた日産スタジアムと白波スタジアムを舞台に試合をしている姿を見ることが出来るだろう。

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