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パワフル6はJPDソニック~京都電動蹴球団が優勝! 第28回電動車椅子サッカー日本選手権大会が静岡県で3年ぶりに開催

電動車椅子サッカーの日本一を決める全国大会が静岡県のエコパアリーナで今日から3日間(5月3日から5日まで)開催される。初日の今日は制限速度6km/hの部、第28回電動車椅子サッカー日本選手権(パワフル6)(主催:一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会)が無観客試合で行われた。

スピードテスト

参加チームはイルシオン東京(東京都)、バレッツ(長野県)、JPDソニック~京都電動蹴球団(京都府)、ファインフレンズ(大阪府)の4チーム。

コロナ禍で参加を見合わせたチームや活動を中止したチームまたは制限速度10km/hのマックス10にカテゴリーを変えたチームがあり、13チームが参加した前回大会より大幅に参加チームが減った。

それでも久しぶりのこの大会を楽しみにして練習を続けてきた選手たちは、観客のいない静かな会場で大会関係者が心配するぐらいのアグレッシブなプレーを見せてくれた。

JPDソニック~京都電動蹴球団
バレッツ 対 イルシオン東京
決勝戦 JPDソニック~京都電動蹴球団 対 イルシオン東京

優勝は前回大会準優勝のJPDソニック~京都電動蹴球団。準優勝はイルシオン東京。大会MVPはJPDソニック~京都電動蹴球団の河前雄也。

(左から吉村代表・MVP河前雄也・吉野JPFA会長)

決勝戦の終了直後にベンチにいるJPDソニック~京都電動蹴球団代表の吉村伸に声を掛けると大きな声で「がんばりました」とうれしさを表した。代表がですかと尋ねると「代表もです」と笑顔で返してくれた。

緊急事態宣言中は練習会場の京都市障害者スポーツセンターが閉館したので練習は出来なったが、まん延防止期間中は開館してくれたので全員ではないが参加出来る選手だけで月に2回(普段は月に4回)練習を続けてきたとのこと。

吉村代表は今回パワフル6の参加数が4チームしかないことに大変驚いた。チームにマックス10ではプレーをするのが体力的に厳しい筋ジストロフィーの選手がいる。マックス10に移行するのは難しいのでパワフル6で競技を続けていくことをチームで決めたとのこと。「これからもパワフル6を守っていこう。」と話してくれた。

明日4日は第6回パワーチェアフットボールチャンピオンシップ2022(マックス10)出場13チームの初日の試合10試合が行われる。

第28回電動車椅子サッカー日本選手権大会(パワフル6)の結果

A1 JPDソニック~京都電動蹴球団 2-2(1-1)PK4-3 ファインフレンズ
C1 バレッツ 1-1(1-1)PK2-2抽選 イルシオン東京 
決勝戦 JPDソニック~京都電動蹴球団 4-3(3-0) イルシオン東京

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