連勝中の日本はスペインと引き分け。 ブラサカワールドグランプリ2021 三日目 第2試合 スペイン 1-1(1-1) 日本

2連勝中の日本。3戦目も同じ先発メンバーで試合に臨む。対するスペイン(1敗)は一日休養日を挟み選手を3人入れ替えて今大会初勝利を目指す。

大会直前にオンライン取材のみになってしまったのでカメラマンの出番はなし。取材に行く予定で空けていたスケジュールが埋まらなかったので連日ライブ観戦中。

先発選手

スペイン                             GK1 ペドロ・グティエレス・レオン
FP5 パブロ・カンテーロ・ロペス
FP7 セルヒオ・アラマール・ガルシア
FP9 アントニオ・ヘスス・マルティン・ガイタン
FP11 ミゲル・アンヘル・サンチェス・ロペス              監督 ヘスス・ダビド・バルゲイラ・マルティネス
ガイド ミゲル・アンヘル・ベセーラ・ディアス・ウファノ

日本                                GK1 佐藤 大介
FP3 佐々木 ロベルト泉
FP10 川村 怜
FP7 田中 章仁
FP11 黒田 智成
監督 高田 敏志
ガイド 中川 英治

得点者

11 黒田 智成(日本)                        10 ユースフ・エル・ハダウィ・ラビィ (スペイン)

前半

スペインボールでキックオフ。1分佐々木ロベルトが倒されゴール左でFKのチャンス。川村が反対側にボールを運びパスを受けた黒田がファーストシュートを放つ。

日本はトップに川村、左高い位置に佐々木ロベルト、右に黒田、底に田中で1・2・1のダイヤモンドを組む。

7分スペイン最初の選手交代。一気に2枚変え。

ピッチ中央を挟んで攻守が入れ替わる時間が続く。10分日本のタイムアウト。

残り8分佐々木ロベルトがパスカット。そのままドリブルでスペイン陣内に切り込み倒される。スペインゴール左45度約10mの距離でFKのチャンス。川村がドリブルで切り込むが途中交代の10 ユースフ・エル・ハダウィ・ラビィにシュートを止められる。倒れたユースフは痛めたようでピッチの外へ。スペインボールで再開。スペインはボールを日本側エンドへボールを蹴りだす。

残り4分7秒スペインがFKのチャンス。速攻でのカウンター。スペイン右サイドエンドまでボールが進むが、スペインもボールを奪い返すと素早いカウンターでシュートまで持ち込むが佐藤が跳ね返す。

残り3分 パブロ・カンテーロ・ロペスが脳震盪を起こし担架でピッチの外へ。

残り1分51秒日本のFK。川村がドリブルでゴールに持ち込もうとするがディフェンスに弾き返される。

次々と選手交代をするスペイン。残り37秒スペインのFK。全員が日本陣内に。そのまま時間を消化して0-0のまま前半を終えた。

後半

日本は交代なし。脳震盪で交代したパブロ・カンテーロ・ロペスもピッチに姿を現す。日本ボールで後半スタート。

3分マルティンに佐々木ロベルトへのファールでイエローカードが出る。

ドリブルで切り込む川村だがシュートを打つ前にディフェンスに体ごと潰される。なかなか決定的がチャンスまで行けない。さらに仕切り直した川村。ディフェンス二人をぐるっとドリブルで回転して引きはがすが残りの二人にシュートを阻まれる。

7分日本のFK。川村がロングシュートを放つが枠の外へ。

GK佐藤からのロングスローは前線に張り付く黒田にはつながらずエンドを割る。

8分GK佐藤からのロングスローが前線に残って黒田に通ると、左足を振りぬきボールはゴールへ。日本が3試合連続で先制点を取った。スペイン0-1日本

スペインのFKを凌ぐいだ日本にチャンスが訪れる。GK佐藤のロングスローをスペインゴール前で待ち受けていた黒田が右足でシュートを打つが、ジャストミートせず低いボールは惜しくも右下ポストに弾かれた。

細かい選手交代で疲労を分散させつつ戦うスペイン。交代なしで底知れないスタミナを見せる日本の選手たち。

残り5分続けてスペインがセットプレイのチャンスを得るが日本のコンパクトなディフェンスを崩すことが出来ない。川村が四つ目のパーソナルファール。

ピンチをしのいだ日本は残り4分35秒川村がドリブルからカットイン。シュートを打つがゴールを割れず。

疲れが見え始めた日本。だがスペインはチームファールがすでに五つ。次チームファールになると相手に第2PKを与えてしまうためスペインはアグレッシブな守備をしにくくなった。

残り2分13秒スペインのタイムアウト。高田監督は手元のデバイスでリアルタイムの情報を見ながら選手たちに指示を出す。日本はこの試合に勝つと初めて決勝戦に進むことが出来る。

スペインのFKで再開。10 ユースフ・エル・ハダウィ・ラビィが日本の壁を割ったシュートがゴールに突き刺さり試合を振り出しに戻した。

残り時間1分を切る。残り18秒日本は左サイドでCKを得る。黒田と川村がボールへ。スペインはここにきて選手交代。日本はボールキープに入る。

日本はスペインに試合終了間際に追いつかれ1-1で試合を終えた。明日6月2日は中日のため試合は行われない。次の試合は6月3日10:30から第1試合スペイン対フランス。13:00から第2試合日本対アルゼンチンが行われる。

試合後の日本代表のコメント

高田敏志監督コメント
チャンスはかなりつくれたので、決めていれば、2-0、3-0になったが、なかなかサッカーはそんなに甘くなくて、決めてないと最後こういうことがあるというのは、昨日も一昨日もそういう状況があったが、今日はたまたまそんな状況で入ってしまった。スペインのFKの得点パターンは多いので、相手がうまかった。内容に関しては、監督が面白いと言ってはいけないが、なかなか経験できないような駆け引きがあったり、フットボールの楽しさを選手が経験できたかなと思う。

黒田智成選手コメント
(得点は)しっかり当てることをイメージして、シュートを打った。イメージ通りのシュートができてよかった。この状況の中で本当に多くの方々のご尽力によって、この大会が開かれていることに私たちは感謝している。いろいろな面で制限があって、ルールに従って行動しなければならないことはあるが、まずはみんなで協力して、この大会を成功させることが一番。

佐藤大介選手コメント
選手がみんな走り切って、いい距離感で1対1を繰り返して事前に防いでいるのが、失点が抑えられている一番いい所だと思う。シュートが飛んできてもコースが限定されているから、僕がビッグセーブしているわけでなく、みんながすごく良く走ってくれているというのが感想です。(GKからのパスは)信頼関係で繰り返してやっていて、一つの武器かなと思う。

日本代表メンバー

ポジション 氏名(所属チーム)
FP 川村 怜(パペレシアル品川)
FP 田中 章仁(たまハッサーズ)
FP 黒田 智成(たまハッサーズ)
FP 加藤 健人(埼玉T.Wings)
FP 寺西 一(パペレシアル品川)
FP 佐々木 ロベルト泉(パペレシアル品川)
FP 佐々木 康裕(ファンタス千葉SSC 松戸ウォーリアーズ)
FP 園部 優月(free bird mejirodai)
GK 佐藤 大介(たまハッサーズ)
GK 泉 健也(free bird mejirodai)
監督 高田 敏志
ガイド 中川 英治

大会日程と結果

試合日程05

6月3日13時から 日本対アルゼンチン ライブ配信


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