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ホントは教えたくない!球速アップマニュアル

▼はじめに

速いボールを投げることは全ての野球選手の憧れですよね。
最近では大谷選手や佐々木選手のように160km/hを超える速球を投げる選手も 増えてきました。
実際に速いボールを投げることが出来れば、打者を打ち取る幅が増えます。 今回のマニュアルには球速を上げる為に必要な全ての要素を詰め込みました。
こちらのマニュアルを読んで頂き皆様の球速アップのお役に立てれば嬉しいです。

■目次

1球速を上げる為には
2身体組成を高める(身長、体重、体脂肪)
3柔軟性を高める(股関節、胸郭)
4連動性を高める(下半身から上半身へ)
5フォームを改善する(軸足の使い方、前足の使い方、捻転差、しなり、体幹の前傾)
6球速アップトレーニング動画 ※継続することで140㎞以上は目指せます!

1球速を上げる為には

球速を上げるためには4つの要素をバランスよく高めていくことが重要です。
4つの要素とは
・身体組成を高める
・柔軟性を高める
・連動性を高める
・フォームを 改善する
の4つです。
それぞれについて詳しく解説していきます。

2身体組成を高める(身長、体重、体脂肪)

身体組成とは身体の成分組成のことで、簡単にいえば骨や筋肉、脂肪のことです。
つまり身長を高くし、筋肉量を増やし、体脂肪を減らすことで球速アップに 繋がります。

①身長

大谷選手や佐々木選手など球速の速い選手は身長が高い人が多いですよね。
プロ野球選手の平均身長は181㎝と言われています。
日本人男性の平均身長が 171㎝と言われているので、プロ野球選手になるだけでも身長が高い人が 多いことが分かります。
なぜ身長が高い方が球速が出やすいかというと、まず球速を速くする仕組みを 物理学の観点から理解する必要があります。
力積という言葉を聞いたことはありますか?
力積とは物体の運動量をどれだけ変化させたかを表す物理量のことです。
難しいので簡単に言えば力積を高くすればボールが速くなるという事です。
この力積は力と力が働いた時間で計算されます。
つまり大きな力を長い時間加えることでボールは加速させる事が出来ます。
手足が長いという事は筋肉も大きくなりやすく大きな力を出しやすいですし、 手足が長ければボールを加速させる距離を取れるので、 力を加える時間が長くなります。
よって身長が高く手足が長いとボールを加速出来る、つまり速いボールを 投げることが出来るのです。
身長を高めるには成長期の内に7時間以上の質の良い睡眠と、バランスの良い食事、 適度な運動がとても大切です。
まだ身長が止まってない選手の保護者、指導者の方は過度なトレーニングなどは させないように気を付けてください。

②筋肉量

これは単純明快ですが筋肉量が多ければ大きな力を加えられるので力積が 大きくなり、球速がアップします。
では具体的にどこの筋肉が必要かというとまず球速をアップさせるための メカニズムを理解しなければなりません。
先程、力積を大きくするためには大きな力を加える必要があると述べました。
大きな力とはつまり腕の振りを速くする事が必要です。
そのためには肘を伸ばす筋肉を鍛える必要があります。
また腕を内旋といって内側に捻る動きも速くする必要があります。
腕の振りを速くするためには胸郭の回転動作を速くする必要があります。
胸郭の回転を速くするには骨盤の回転を速くする必要があります。
骨盤の回転を速くするには前足のブレーキ動作と軸足の加速動作を速くする 必要があります。
以上のように球速を上げるというのは全身の連動性を高め各部位の出力を 上げていく事が大事になります。
ですからこの筋肉を鍛えておけばOKという簡単な話ではありません。
ただ参考としてしいて上げるならどこの筋肉かといえば、 軸足の加速動作、前足のブレーキ動作に必要な『大臀筋』『ハムストリングス』 『大腿四頭筋』
骨盤の回転に必要な『内転筋』
胸郭の回転に必要な『腹斜筋』
腕の振りを早める『広背筋』『三角筋』『上腕三頭筋』 が特に重要です。
大臀筋やハムストリングス、大腿四頭筋、内転筋を鍛えるならスクワットや ランジがおすすめです。
腹斜筋はメディシンボールスローなどがおすすめです。
広背筋はベントオーバーロウや懸垂、 三角筋や上腕三頭筋はベンチプレスやショルダープレスなどがおすすめです。
あくまで今回紹介したメニューは一部になるので、全身をバランス良く 鍛えることが大切です。

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