ピッチングにおける正しい腕の振り方とは?

どうもこんにちは!
カズです。
今回は正しい腕の振り方について考えていきたいと思います。

重心の位置を改善すること

腕を振る時に一番避けなければいけないのは
『手投げ』ですよね。
手投げとはいったいどういう状態のことを言うのでしょうか。

簡単に説明するなら、下半身や体幹の力を使えず
腕の力だけでボールを投げてしまっている状態を
手投げと言うのではないでしょうか?

ではなぜ、手投げになってしまうのでしょう?
その原因は様々です。
まず一つは重心の位置が悪いからです。

正しいピッチング動作は
股関節を軸とした回転運動です。

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上の写真のように、股関節よりも重心が前に来ると、
体は前に倒れようとする為、回転運動が起こります。
そうすると腕を振ろうとしなくても体幹が前に倒れていくのに合わせて
腕も勝手に振られていきます。
これが理想です。

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ですが、重心が後ろにあると、股関節を軸として
体幹が前に倒れようとする回転運動が弱くなります。

でもボールは投げなきゃいけないので
体幹による回転運動の代わりを、腕の振りで代償するようになります。

こうなると肩や肘の筋肉や関節に大きな負担となり
怪我にもつながります。

なので、正しい腕振りを獲得するためには
重心を前足に乗せることがとても重要です。

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重心を前足に乗せるトレーニングとしては
足を前後に開いてメディシンボールを
地面に叩きつけるトレーニングがおすすめです。

この時、お腹に力を入れて
お腹の力でメディシンボールを投げることがポイントです。
10回3セットくらいやりましょう。

腕の振りと体幹の回転方向を合わせる

また正しい腕の振り方としては、
体幹の回転方向と腕の振りの方向を揃えることも重要です。

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体が回転する方向に腕を振ることが重要です。
体幹の回転で腕を引っ張ってくる感じですね。

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で、良くあるのが、
体は縦ぶりなんだけど、腕は横ぶりとか
その逆で、体は横ぶりなんだけど、腕は縦ぶりとかですね。

こうなってしまうと、
体幹の力がボールに伝わらないどころか
腕で軌道修正をしないといけないので余計な負担がかかってしまいます。

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腕の振りと体幹の振りを合わせるとレーニングも
メディシンボールを使うと簡単にできます。

やり方は足を前後に開いてメディシンボールを持ち、
対角線にメディシンボールを振ることです

この時に体幹の回旋に合わせて
同じ軌道でボールを振ることが重要です
10回3セットやってみてください!

まとめ

以上です。
正しい腕の振り方とは、手投げにならないこと
そのために重心をしっかり前足に乗せること
また、腕の振りと体幹の振りを合わせることが
重要ですよ、というお話でした

ぜひ皆さんためしてみてください!

カズ@ベースボールトレーナー

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