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ChatGPT Memory機能を用いたショートカットプロンプティング

ChatGPT Memory機能とは

ChatGPTのMemory機能とは、ChatGPTに記憶させたい会話内容を記憶することができる機能です。これはChatGPT Plusのユーザー向けの機能で、4月30日に提供が開始されました。


ショートカットプロンプティングとは

ショートカットプロンプティング(コマンドプロンプティング)とは、Memory機能を用いて、ChatGPTにいくつかのショートカットを記憶させたショートカットのコマンド(命令)で指示させるプロンプティング技法です。
※ショートカットプロンプティング(及び、コマンドプロンプティング)とは私が名づけたものであり、一般的な用語ではありません。

ショートカットプロンプティングを活用することで、短い指示で素早く効率的にLLMに指示を出すことができます。

ショートカットプロンプティングの環境設定

前提として、ChatGPT Plus(月額20ドル)に課金しておく必要があります。その上で、ChatGPT上のテキストフィールにて、記憶させたいショートカットを含む、以下のような指示をします。(以下を参考に、さまざまな指示をショートカットキーに指定してご活用ください)

Memory機能を用いて、以下のショートカットキーを覚えてください。

記憶させるショートカットキー:
"""
RUN : コードをCode Interpreterで実行してください。
P : 指定した文章を校正してください。
image : 指定した画像を生成してください。
SHOW : 記憶している全てのショートカットキーを表示してください。

"""

#条件:
- 出力は日本語で出力すること。


ChatGPT Memory機能でショートカットキーを記憶させた画像

出力結果

ショートカットプロンプティングの使い方


使い方は至ってシンプルです。先ほどのプロンプトで記憶させたショートカットをChatGPTに打ち込むだけです。
例えば、「SHOW」コマンドを入力します。

すると、以下の出力が返ってきました。

現在、以下のショートカットキーを記憶しています:

RUN : コードをCode Interpreterで実行してください。
P : 指定した文章を校正してください。
image : 指定した画像を生成してください。
SHOW : 記憶している全てのショートカットキーを表示してください。
さらに他のショートカットキーを追加したい場合や、何か質問があればお知らせください。

続いて、画像を生成してみます。image 生成したい画像 で画像を生成できます。

image 犬の画像


次は「P」コマンドで文章を校正させてみます。

プロンプト

P ChatGPT Memory機能とは、ChatGPTに記憶させたい会話内容を記憶することができる機能です。ChatGPT Plusのユーザー向けの機能で、4/30日に提供開始されました。

出力結果

校正した文章は以下の通りです:

「ChatGPTのMemory機能とは、ChatGPTに記憶させたい会話内容を記憶することができる機能です。これはChatGPT Plusのユーザー向けの機能で、4月30日に提供が開始されました。」

文章の流れを少し整えました。他にもお手伝いできることがあれば教えてください。

このように、さまざまなコマンドを記憶させておくことで、より効率よくChatGPTを活用することができるようになります。今回ご紹介したプロンプトを改良して、さまざまな指示をショートカットキーに指定してご活用ください!



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