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3年B組金八先生S6 鶴本直シリーズ

第6シリーズ(平成13年度)
地上波でがっちり性同一性(障害)のことを扱った作品だと思います。それまではホモネタ、レズネタをバラエティとかでいじっていました。たとえば「保毛尾田保毛男」とか。
それでも「半陰陽」という言葉は今だなじみがなく、究極のマイノリティなんだな。
鶴本直エピソードをじっくり描きたかった小山内さんに反発したのが、「金八シリーズをつぶした男福澤」さん。評判が良かった兼末健次郎シリーズ再びと、今井(斉藤祥太)、信太(辻本祐樹)成迫(東新良和)の家庭内暴力の過激路線に話数を重ねます。
他に声変わり前の中尾明慶、お直し前の本仮屋ユイカ、佐藤めぐみ、平愛梨(棒演技)、増田貴久、加藤成亮が出演しています。

鶴本直(上戸彩)の存在感は圧倒的ですが、たまに見せる微笑に男女ともに惹かれた人は多いでしょう。当時武田鉄矢は上戸彩のことを山口百恵の再来と言っていました。

また、坂本幸作闘病シリーズなので同級生の兼末健次郎が頻繁に出てきます。SP10でヒノケンに「やっぱ健次郎怖いな」と言われたり、S6では遠藤先生に足蹴りをしたり、ヒルマンを小突くとか、やっぱ簡単に性格は変わらないんだなと思いました。あと、孝作応援のつもりでスキンヘッドになりますが、分かりやすくいうと西遊記の夏目雅子っぽくて不自然(笑)

それにしてもそんな金八先生に「最近、かまってくれない」と言ってしまう中3君はかまっくれすぎ。

それにしても成迫役の東新くん、棒演技すぎ、次シリーズの丸山役の八乙女くんもそうですが、S5の風間君は化け物だったんだな。

福澤さんは金八マニアすぎて、S3のいじめられっこ、いじめっ子を助けるエピソードまでインスパイアしてしまいます。

それにしても十五歳の母、加藤優案件、SPでの金八オヤジ狩り(がられ)、兼末案件、のちの丸山案件とマスコミからメディアスクラムされまくりますが、「表現の自由」を免罪符にうやむやに。なぜかTBSがもっとも関わりがあるワイドーショーの責任は一切問われません。

最終回は同じエピソードの繰り返し。長い、しつこい。

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