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理解されにくいPTA
PTAに対して否定的な意見が多いのはなぜ?
PTA委員、役員、いろんな呼び方があるようだけど、うちの学校では学年部委員会と専門部委員会があり、現在は立候補制度で候補者を募り、定員に満たないときに互選を行って"委員"を決めている。
本部役員のみを役員と呼び、うちでは執行部役員という言い方をしている。
各委員会がそれぞれ年間の行事計画を立て、PTAの事業費を使い活動をしている。
ご多分に漏れず、うちの学校でもPTAに否定的な人は多い。
"PTAは面倒だ" "PTAは大変だ"
と考えてる方が大半なのだろう。
現代は共働きの家庭も多く、一人親の家庭も多い。
介護をしている保護者もいる。
生活様式が多様化している中で、全員の都合を合わせ、平日の昼間に時間を割いて学校に集まり、PTA活動をするのは大変なのだ。
かといって夜の時間帯を使っての活動も難しい。
お母さん方は晩ご飯を作ったり、子どもの面倒を見なければならないし、学校側も働き方改革を進めているため、先生を遅い時間まで学校に残すわけにはいかない。
執行部役員の会議なども同じく、先生方の労働環境問題は承知しているから、どうしても必要な時以外は勤務時間内で済ますようにしている。
嫌だとか大変だからやりたくない。といっている人もいるが、委員経験者の中でも活動が楽しかったとか、有意義な体験ができたとか、自分の子供だけでなく子どもたちと関わること、学校や先生と関わることに充実感や達成感を見出せた人は、活動の仕方や頻度には若干の不満はあるものの、ほぼ肯定的な考えを持っている。
やはり、大変、面倒、何かしらの不満が先行して、PTA活動の必要性や存在意義より否定的思考が強いのだろうと思う。
そんなふうに思われないような、活動してみたいと思われるような、今の時代にマッチしたPTAという組織としての考え方、アイデンティティに変えていく必要がある。
楽しいところにしか人は集まらないし、大人が楽しく活動している姿を子どもたちに見せることも、重要だと思う。
つづく
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