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こうべキエーロ実践ノート①

神戸市は、土の中の微生物の力で生ごみを分解するコンポスト「キエーロ」を推進して、生ごみの排出量を減らす取り組みをしています。
SDG's12(つくる責任、つかう責任)に該当する取り組みで、市民が参加して取り組むところに意義があると思います。

そこで、我が家もスタートキットを無償配布する講習会に参加して、実践することにしました。
その実践状況をこれからときどきレポートしようと思います。

今回は第1回目で、「キエーロ」のモニター講習会の様子と、作ってみた状況をレポートします。

講習の申し込みは大変な人気で、受付開始後40分はネットにつながりにくい状況でした。
5分後にやっとつながりましたが、7月の講習会は既に満員で、8月5日になんとか入れました。
会場はしあわせの村。熱風の12時30分から受付です。

冷房の効いた会場に案内されて着席すると、子供向けに意義を説明する動画が投影されていました。
NOTEでは動画をアップできませんので、省略です。

スタッフからガイドブックに沿った説明が始まりました。
説明はめっちゃ上手い方で、とても役人とは思えないハイレベル。
昔、仕事でプレゼンやセミナー講師をしていた私も、大拍手です。

神戸市は家庭系ごみを10%削減する目標を掲げています。
一人1日あたり50gの削減です。
神戸市の台所ごみの量を東京スカイツリー2.5本分という比喩もめっちゃ分かりやすい。
子供の夏休み自由研究に人気ですので、その点はしっかり心得ている感じ!

生ごみを分解する微生物は、麹菌・納豆菌・乳酸菌・酵母菌とか。
コンポストの作り方や成功する条件などを説明してくれましたが、「虫が寄ると嫌!」という声に配慮して、100均で売っている洗濯ネットを使う方法を紹介してくれました。
説明員さんも実践している様子がありあり!
いいですねえ、推進する立場の人は、まず自分から!
実践されている神戸市に拍手です。

配布された「こうべキエーロ」スタートキットは、
・フタ付き容器(幅36×奥行25×高さ32cm)
・黒土14ℓ(袋入り)
・放置竹林の竹を粉砕したチップ
・こうべキエーロガイドブック です。

結構重くて、暑い中、駐車場まで運ぶのにヒイヒイでした。
翌々日、コンポストを作ってみることに。
暑いので早朝から取り掛かりました。

まず、100均で買ってきた洗濯ネット(60×60)を容器に入れ、黒土をいれます。

次に竹のチップを入れて、スコップでかき回しました。

ここで講習会で教わった、生ごみを早く消す方法を思い出し、鉢植えの使用済みの土と牛糞をいれることに。
このままではかき混ぜることができませんので、いったん園芸用シートの上に広げて混ぜました。

成功のポイントのひとつである”適度な水分”の説明で、「握って塊になる程度」というわかりやすい説明があり、乾きすぎているので水やりをしました。
多すぎると失敗するので少しずつ2回に分けて水を撒き、かき混ぜてちょうどよい加減に。

ここで容器に戻します。
もちろん洗濯ネットの中です。

容器の左右にある持ち手を通気口にするため、高さを調整します。
洗濯ネットのファスナーを締めて、「完成で~す!」

野菜くずなどを一時保管する海苔容器(これも講習会で教わりました)も確保しましたので、あとは生ごみを埋めるだけ。

その様子は次回にご報告いたします。

それにしても、放置竹林の伐採した竹を再利用したり、子供の夏休みの自由研究にとお母さま方に上手く宣伝したり、神戸市、やるねえ!

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