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空手道!初めてかけたドクターストップ。

空手道大会に、大会ドクターとして参加してきました。

今日の大会は、怪我人がチラホラ

中学生より高校生、高校生より社会人の方が試合が熱くなりやすいので怪我の発生確率が上がります。

僕が大会ドクターとして空手道大会に呼んでもらうようになって3年

今までも軽い打撲や切り傷はありました。

しかし、ドクターストップをかけたことはなく、今大会で初めてストップをかけました。

組手の試合中に、うずくまる選手

「ドクター」と審判に呼ばれてかけよる。

選手の腕を見ると、かすかに震えている!

事情を聞けば1ヶ月前に、手の指を剥離骨折していたといいます。

病院からは完治との診断で、試合に臨んだということですが

試合中に痛めていた指で、突きを出し辺りどころが悪く痛みが出た様子です。

痛みで震えるほどですから、かなりの激痛なのでしょう。

選手は「やれます」というが・・

僕も高校生の時は空手をしていたので試合をしたい気持ちは痛いほど分かります。

しかし、試合を続けて同じ場所をまた打撲したら、いま以上に悪化する危険があります。

骨折から1ヶ月、今後の選手のことも考えると止めざるを得ません。

選手は悔しい表情を浮かべていましたが、大会ドクターの立場としては仕方がありません。

試合を中止してもらい、選手の手当てを行いました。

しばらくは手の震えがありましたが、アイシングしているうちに痛みも落ち着いてきた様子。

応急処置を行った後、保護者も来られていたので指の腫れや痛みが増すようなら明日に受診するようお伝えしました。

大会ドクターをしていて、空手道の試合はハラハラします。

選手の体のことに関わるので責任は重大ですが、やりがいのある仕事だと感じております。

今日はドクターストップを初めてかけて、特に実感しました。

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