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週刊金融日記 第471号 イーロン・マスクの掌返しで仮想通貨バブルは崩壊するのか、ビットコイン一時急落、レストラン紹介コーナーは自粛中、紗栄子さんたちが富裕男性を次々と落とす秘密、他

// 週刊金融日記
// 2021年5月17日 第471号
// イーロン・マスクの掌返しで仮想通貨バブルは崩壊するのか
// ビットコイン一時急落
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 紗栄子さんたちが富裕男性を次々と落とす秘密
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 僕は以前に保険は何も入らなくていい、とメルマガに書いたのですが、そのとおりにちゃんと行動していて、香港では中流以上の人たちはほとんど入っている民間の医療保険にすら入っていません。
 香港は、社会保障費などもすべて税金に一元化されているので、日本のように健康保険などで別に徴収されることはないのですが、香港IDを持っているすべての市民がほとんど無料の公立病院に行けます。しかし、風邪やちょっとした怪我のような、基本的に寝てれば自然と治るような病気は、ほとんど診てもらえなかったりします。救急医療や難しい手術が必要な病気、また、臓器移植など倫理的な問題があるようなものは公立病院が担当しており、公立病院のレベルが低いわけではなく、むしろ高度医療のレベルは非常に高いようです。
 それで、僕は香港のプライベートな病院は、日本の開業医と同じようなものだと思っていたのですが、ワクチンを打ちに行った病院がめちゃくちゃ立派で、びっくりました。日本は医師しか病院経営ができないので、小規模な病院が乱立するのですが、香港はふつうに企業経営として私立病院を運営しているので、最新設備を備えた大規模病院も民間で運営できるようです。医学部を卒業したら、まずは公立病院で修行するのが香港の医者のキャリアパスのようです。プライベートの病院のほうが給料が総じて高いのですが、このような若手の医師と、臨床研究をしたり、難しい手術をする有名な専門医や医学部の大学教授などは公立病院に所属しているようです。

週刊金融日記 第400号 保険はすべて解約せよ!人生はノーヘッジで

★日本に小規模な開業医が乱立するのは日本が医師しか病院経営できないからなんですね。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 年収3000万円くらいで抑えておくほうが外資系金融をクビになりにくいですか
- コロナ禍の金余り状態で投資すべき対象として地方都市や郊外の不動産を考えています
- 池江璃花子選手の表明についてどう思われますか
- グローバル化した金融市場では世界の通貨の実質金利は同じになるという理屈について
- 紗栄子さんたちが富裕男性を次々と落とす秘密

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.イーロン・マスクの掌返しで仮想通貨バブルは崩壊するのか

 本業の電気自動車にはすっかり飽きてしまって、Twitterと草コインに夢中のイーロン・マスク氏ですが、テスラ社の取締役会(Board of directors)にこっぴどく怒られたのか、先日、Twitterでこれまでビットコインを煽ってきたことについて反省文を投稿し、このイーロン氏のTweetひとつで仮想通貨市場は急落しました。

★イーロン氏はテスラとビットコインと題して、長文の反省文をTwitterに投稿しました。つまり、ビットコインはめちゃくちゃ電力を消費してCO2を出しまくるので、これまでテスラ車をビットコインで買えるようにするとか、ビットコインが盛り上がるように煽ってきましたがもうやめる、と。

 こうしたビットコインなどの仮想通貨の問題点に関しては、バックナンバーにくわしく書いたとおりで、イーロン氏のような第二次仮想通貨バブルの主役たちも、ようやくそれに気づきはじめたようです。

週刊金融日記 第468号 いまさら人に聞けないビットコインの概要とバブル崩壊のタイミングについて

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