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週刊金融日記 第472号 世界仮想通貨バブルの崩壊がはじまりました、ビットコインは1ヶ月で半値に、レストラン紹介コーナーは自粛中、有村昆さんとコブクロの黒田さんの不倫報道について、他

// 週刊金融日記
// 2021年5月24日 第472号
// 世界仮想通貨バブルの崩壊がはじまりました
// ビットコインは1ヶ月で半値に
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 有村昆さんとコブクロの黒田さんの不倫報道について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 それにしてもコロナ禍は長いですね。人口14億人の中国では都市封鎖や感染者が出た都市の市民をまるまる全数検査して隔離するなど、想像を絶するスケールで封じ込めましたし、アメリカやイギリスなどは全国民にワクチン接種をして乗り切ろうとしています。おそらく人類の出口戦略は、地球人口の大半にワクチンを接種して集団免疫を獲得することであり、とんでもないスケールになっていますね。もうすぐコロナ禍がはじまって1年半ですが、日本から香港に戻るには21日間も厳格な隔離が必要になることがとても当たり前のことのようになっています。僕はこうしたことを初期から予想していた人のうちのひとりなのですが、それにしても、実際に世界がそうなってみると、改めて世界同時パンデミックの凄まじさに驚くばかりです。

週刊金融日記 第452号 残念ながら2021年もコロナを中心に世界は回る

★香港はコロナは抑えていて域内は安全なのですが、国境管理が厳格なので海外には行けません。香港の海は割と綺麗なんでボチボチ楽しんでおります。

★西貢(Sai Kung)にはシーフードレストランもあり、なかなかいいところです。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 東京オリンピックを中止すれば菅内閣は支持率上昇するのでは
- 中国関連のインデックスでおすすめのものは
- 日系コンサルティング会社に就職します
- スクエア社が再生可能エネルギーでビットコインをマイニングすれば環境問題は解決すると主張しています
- 有村昆さんとコブクロの黒田さんの不倫報道の解説お願いします
- 古参恋愛工学生ですが最近婚活を前提のナンパを再開して始めてタイプの子とアポれました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.世界仮想通貨バブルの崩壊がはじまりました

 この原稿を書いている時点でビットコイン価格は1BTC=33,000USD程度で取引されており、わずか1ヶ月ほどでビットコイン価格は半分になりました。ピークは4月14日で、60,000USDをかなり超えており、日本円で700万円に達しました。
 とても良いタイミングでメルマガにビットコインをはじめとする仮想通貨の解説記事を書くことができました。僕自身メルマガに書いたビューに沿ってポジションを取っており、こちらもすこし踏み上げられる展開もありましたが、それも想定の範囲内だったので、そのままショートを持ち続け、今回の暴落を上手くつかまえることができました。
 メルマガに書いたことは新しいことでも何でもなく、当たり前のことだったのですが、それでも第二次仮想通貨ブームの主役のインフルエンサーたちも各国の政策担当者もメディアの記者も、こうしたことを知らなかったり、バブルに乗ることだけに熱心であまり関心がなかったようなのですが、この1ヶ月で、世界がこうした仮想通貨の問題点に気づきはじめました。

週刊金融日記 第468号 いまさら人に聞けないビットコインの概要とバブル崩壊のタイミングについて』2021年4月28日
週刊金融日記 第471号 イーロン・マスクの掌返しで仮想通貨バブルは崩壊するのか』2021年05月17日

 急落した原因は複合的ですが、やはり最大のインフルエンサーであるイーロン・マスク氏が、ビットコインがいかに電力を消費し、地球温暖化問題に悪い影響があるのかをツイートしたことは大きかったと思います。昨今ではESG投資が盛んに議論されており、このような環境負荷が注目されてしまえば、まともな企業はビットコインに投資できなくなります。
 30,000USD付近まで落ちたあと、一旦は42,000USD程度までリバウンドしたのですが、そこからまた下げていきました。こちらの下げは、中国政府が本格的にマイニングの規制に乗り出すのでは、というニュースが大きかったように思います。第468号に書きましたが、中国政府はマイニングに関しては規制していませんでした。中国は安い電気代を使い、仮想通貨を採掘して世界に売れるのだから、まさに濡れ手に粟のボロ儲けなので、これからも容認していくと思っていたのですが、どうやらここも規制していくようです。

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