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週刊金融日記 第622号 大谷翔平さんから学ぶ正解を人から教えられてもダメな理由、イランがイスラエル本土攻撃開始、有楽町ガード下の美味しい韓国料理、中国旅行のリスク、他

藤沢数希

// 週刊金融日記
// 2024年4月15日 第622号
// 大谷翔平さんから学ぶ正解を人から教えられてもダメな理由
// イランがイスラエル本土攻撃開始
// 有楽町ガード下の美味しい韓国料理
// 中国旅行のリスク
// 他

　こんにちは。藤沢数希です。
　東京は相変わらず桜が綺麗ですけど、次に雨が降ると、そろそろ見納めなんですかね。そして、東北や北海道はこれから桜が満開になっていくようです。
　また、青森の弘前公園とか、函館の五稜郭とか行きたいですな。それにしても、こうして見ると、日本って本当にいろいろと観光が楽しめる見どころがありますよね。このまま円安が続けば、世界的な観光地になりそうです。

●青森で桜が開花　季節外れの陽気で平年より7日早く　来週は桜前線が北海道へ
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/04/15/28367.html

『週刊金融日記 第210号 北海道新幹線で花見に行こう』

　この原稿を書いている時点では、もうちょっとで１ドル＝154円というところまで来ました。

●外為17時　円相場、３日続落　154円台に接近、34年ぶり安値
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL156LN0V10C24A4000000/

『週刊金融日記 第621号 日本人は円安で貧しくなってこそいきいきとする民族』

　週末には、予告通りに、イランがイスラエル本土に多数のミサイルやドローンを撃ち込みました。その多くが迎撃されて、人的な被害はほとんどないようですが。
　シリアにあるイラン大使館をイスラエルにミサイルで攻撃され、多数の高官が殺害されたので、その報復ですね。これだけやられたら、やり返さないとメンツがつぶれますから、攻撃するんでしょうが、イスラエルが逆恨みして、報復の報復をやれば、エスカレートするかもしれません。いまのところアメリカもイスラエルに対して、報復の報復はやめろ、と言っているんですが、どうなることでしょうか。
　日本は原発止めて、中東の石油にめちゃくちゃ依存していますから、じつはドンパチが始まると一番困るんですよね。

●【詳細】イラン イスラエルに無人機やミサイルで大規模攻撃
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240414/k10014421351000.html

　今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-３倍レバレッジ型ETFはかなりいいのでは
-中国旅行のリスクはありますか
-医師の時間外勤務に上限が設けられ医師不足になるそうですがどうして医学部定員を増やさないのでしょうか
-小室圭さんは眞子様へ非モテコミットですか
-年収２億円の経営者ですが無事に離婚は成立しましたが今度は彼女と問題が発生しました

　それでは今週もよろしくお願いします。

１．大谷翔平さんから学ぶ正解を人から教えられてもダメな理由

　若くして大金を手に入れたスポーツ選手や歌手が、信頼していた人にお金の管理まで任せてしまって、騙されて、すってんてんにされるというのはよくあることですが、その被害者リストに、人類の歴史の中でもおそらく最高レベルの野球選手である大谷翔平さんも加わることになりました。
　野球選手でいうと、たとえば新庄さんなんかも、20億円以上騙し取られていますね。それにしてもすごい金額です。

★おそらく、大谷さんがこれまでに稼いで手元に残っていた現金のほとんど全部を水原容疑者が違法ギャンブルで溶かしてしまったことが発覚しました。それで胴元に払いきれなくて、追い込まれて、事件が発覚したんでしょうかね。

●日本ハム・新庄剛志監督が大谷翔平にエール「ダマされたことの痛みが、ものすごく苦しいから」…自身も詐欺被害
https://hochi.news/articles/20240331-OHT1T51207.html?page=1

●矢沢永吉　巨額詐欺の35億円借金に本音告白「僕だって、もうダメだと思いましたもん」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/12/23/kiji/20221223s00041000680000c.html

　大谷選手はおそらくスポーツ選手として史上最高額の10年で約1000億円の契約をドジャースとしたのですが、現役時は年間たった３億円ぐらいで（約３％）しか受け取らず、残りの97％をおそらく引退後の契約満了の10年後の2034年から毎年分割払いされるという契約です。こうした極端な後払いのスキームで、当時はいろいろと議論を呼びましたが、いま思うと、大谷さんは、なんか怪しいな、俺の金どうなってるんだろう、みたいに感じていたのかもしれませんね。水原さんに、これまでに稼いで貯まっていた現金のおそらくほぼ全部を、ギャンブルで溶かされたんですが、こっちの本丸には手を出されずに、ある意味で、ファインプレーですね。さすがですわ。

●990億円を後払い　ドジャース大谷の超巨額契約が大論争の火種に
https://www.sankei.com/article/20231215-6EDC2BXNEFNMHLZEDLEJJVTH5A/

●「大谷翔平、契約金の97％を後払いすると分かった瞬間の水原一平」【写真】
https://www.chunichi.co.jp/article/883864

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