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週刊金融日記 第179号 堀江貴文さんと未来を語る 後編、FOMCを経てボラティリティは沈静化へ、三田で素晴らしいイタリアンを発見、LINEの不具合で浮気がバレそう、他

// 週刊金融日記
// 2015年9月14日 第179号
// 堀江貴文さんと未来を語る 後編
// FOMCを経てボラティリティは沈静化へ
// 三田で素晴らしいイタリアンを発見
// LINEの不具合で浮気がバレそう
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末は、このお受験ネタでTwitter界は盛り上がっていました。

●息子3人を東大に入れた佐藤ママ「受験に恋愛は無駄です」
http://dot.asahi.com/wa/2015091000086.html

 僕は日本の教育は、『第176号 Why(=信念)からはじめよ』でいうところのWhyがズレているので、トップ層の教育としてはかなり変えないといけないと思っています。つまり、西洋では、教育というのは、誰もが成し得なかったことを成し遂げるような人物を育てるということが、理想と現実はどうであれ、理念としてあるわけです。だから、自然と人と違ったことをできることを称賛して伸ばす文化がある。
 しかし、日本の教育のWhyは、優秀な工場労働者をたくさん育てたり、欧米にある研究成果を輸入するための人材を育てるところが出発点になっていて、相変わらずそのままだと思うのです。
 まあ、しかし、現実は、平均的な国民の基礎学力は日本のほうがアメリカよりも高いですし、こんな崇高な理想を語っても、アレなんで、現実の話に戻しましょう。
 僕がびっくりしたのは、多くの人が佐藤ママを非難していることです。理想論としては、僕もこういう受験のための教育よりは、もっといいものがあると思っていますよ。しかし、現実的に、東京で子育てする場合、ある程度の所得がある家庭(中学受験塾の月謝を払い私立に通わせられる)だと、ほとんど例外なく、この佐藤ママの劣化コピーみたいなことをみんなやっているわけです。小3の冬休みにSAPIXに入れれば、もうあとは、毎週順位が出るテストを受けて、成績順でクラス替えがあり・・・みたいなレールにしっかりとハマります。
 そう、子供が馬、塾が厩舎、親が調教師のダビスタがはじまるわけです! そして、東京のお母さん方は、みんなこのゲームに夢中になります。困ってしまうほど。

●ダービースタリオン
http://amzn.to/1M65aSo

 それで、佐藤ママは、そういう親子の受験レースを誰よりも上手くやってのけた。だから、称賛こそあれ、非難されることなんてない、と僕は思ったわけなんですがね。
 このメルマガでも、恋愛工学を使って、結婚した読者も増えて来ましたし、また、既婚プレイヤーの方は、ご子息がそろそろ中学受験をはじめる方も多いようなので、こういう話題も取り上げていきたいと思います。

 連載中のケークスの『ぼく愛』もエンディングに近づいています。

●Chapter6-4 海へと
https://cakes.mu/posts/10665

●Chapter6-5 コーヒー一杯の幸福
https://cakes.mu/posts/10666

 AmazonはKindleをどうしても普及させたいようで、よくセールをしているのですが、いまこの原稿を書いている時点では、『ぼく愛』がまた2割引きになっています。この機会にぜひ。

『ぼくは愛を証明しようと思う。』 http://amzn.to/1MO6yMn

 読者投稿コーナーの見所は以下の通りです。

―LINEの不具合で浮気がバレそうになりました
―ポルチオ開発のススメ
―職場の飲み会で思い切りナンパしていることをばらされた件について
―『ぼく愛』~女達の物語 由依編~byかおりん

 今週は、堀江さんとの対談の後編とその解説をお送りします。
 この原稿を書いているときに、粉飾決算の東芝の記者会見がはじまっていますが、それにしてもライブドアのときとの扱い方が違いすぎます。僕は東芝をライブドアのようにしろとはまったく思いませんが、ライブドアへの捜査や上場廃止は本当に異常なことだったんだと、改めて思いました。

●東芝社長「心からおわび」特設注意市場銘柄指定
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL14HP3_U5A910C1000000/

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.堀江貴文さんと未来を語る 後編

 第178号に掲載した堀江さんとの対談では「素人革命」という、非常に重要なトレンドが議論されました。そして、今回はいよいよ後編です。話題がとても豊富で、文字起こしされた原稿には、未来を予想するためのさまざまなヒントが書かれていると思いました。そこで、ただ対談記事を載せるだけではなく、今回は、最後に、すこし脚注や解説を加えました。
 それでは後編をお楽しみください。

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◆2人の考えるこれからのビジネスモデルとは

編集 堀江さんの周りって、お金持ちで無茶苦茶なことしてる人が多いイメージあるじゃないですか。堀江さん自身は最近、無茶してるんですか?

堀江 全然無茶苦茶やってないな。僕すごくまともですよ。

藤沢 堀江さんって、ほんとうに手堅くて、まともなんですよね。派手なことしてると思わせといて、ちゃんと採算考えて、次のビジネスにつなげたり。東京地検特捜部のあの件(*1)は、もう、本当に運が悪かったとしかいいようがなくて、ふつうの有名人とか金持ちがハマるような落とし穴とか、完全に超越してて、あれはもうお手上げだったんですよね。
 だから、堀江さんみたいな人は、絶対に、小室哲哉さんみたいな感じにならないんですよ。やはり金銭感覚というか、お金に関するリテラシーがあるんですよ、堀江さんは。これって、僕は、勉強したから身につくってもんでもない気もするんですよね。

堀江 いやでも、簡単な話で、BSとPL読めるくらいでも別に大丈夫じゃないですか。

藤沢 いや、BSとPL読むとか、そういうこと以前の問題なんですよ。小室哲哉さんとか。あの人って何十億も毎年稼いでいたのに、破産して、自分で詐欺もやっちゃったわけでしょ。おかしいじゃないですか。でも、そういう人って、結構いっぱいいるんですよね。なんか特殊な才能で金持ちになった著名人には。

堀江 僕、すごくオフバランス化するし、資産持たないようにしてる。

藤沢 だから、それはちょっと高度な話なんですよ。もっと普通の常識なんですよ。詐欺師が寄ってきて、この詐欺師はおかしいって思えるかどうかって。ていうか、世の中に、赤の他人が、うまい儲け話を持ってきたら、そりゃおかしいだろ、と思える感覚なんですけどね。

堀江 簡単に騙されてますよね。取り込み詐欺とか未公開株詐欺とか。

藤沢 そういう話ってよく聞くじゃないですか。一般人にも、リテラシーのない人は勿論いっぱいいるんですけど、一般人にはそういう詐欺師寄ってこないからね。お金を持ってはじめて、いろんな詐欺師のターゲットになるんですよ。

堀江 僕の友達とかに凄いの来ましたよ。例えばリクルート株の未公開株詐欺とか。こんなの来てるけど、どうかなって聞かれて。いやそれ絶対詐欺ですよ。典型的詐欺ですよって(笑)。

藤沢 詐欺師業界って凄く組織的になっていて、ちょっと調子よくお金持ってそうな人をすぐ見つけ出して、ちゃんとマーケティングする。ちゃんとそういう体制になってるんですよ。

堀江 怖いですね、そういうの。

藤沢 そうですね。気をつけたいですね。僕なんか、交友関係が狭いし、メディアには出ないし、基本、ケチだから、ぜんぜん来ないですけどね。ネット業界は、表にぜんぜん出てこずに、ぜんぜん有名じゃないけど、たくさん稼いでるみたいな人は、けっこういますね。

堀江 僕の毎月やってる「10万円鮨会」ってのに来る人に、たまにそういう人いて、今は薬剤師とか看護師の求人のアフィリエイトが儲かってるみたいですよ。人材紹介がけっこういい報酬を払ってるみたいで。それだけで年収4000万とかの人に会いました。

藤沢 昔はFXのアフィリエイトが儲かってましたね。トップクラスは、億プレーヤーいましたね。

堀江 そういう人たちは確かに表に出てこないですね。

藤沢 出るべきじゃないですよね。

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藤沢数希

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藤沢数希。金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。理論物理学研究者、外資系金融機関を経て、作家。著書:『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『反原発の不都合な真実』『外資系金融の終わり』