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週刊金融日記 第431号 コロナバブルに乗り遅れた人たちの反省会の続きとヘッジファンドが個人トレーダーにやられている話、大手企業が続々と過去最大の損失を発表、レストラン紹介コーナーは自粛中、年間通してメンタルの安定を保つ3つの医学的方法、他

// 週刊金融日記
// 2020年8月4日 第431号
// コロナバブルに乗り遅れた人たちの反省会の続きとヘッジファンドが個人トレーダーにやられている話
// 大手企業が続々と過去最大の損失を発表
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 年間通してメンタルの安定を保つ3つの医学的方法
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 香港は新型コロナウイルスの再封じ込めの真っ只中です。デリバリーや自炊を楽しみながら、僕の方はボチボチやっていますね。僕は読書や映画鑑賞が好きなTwitter民なので、ふつうに外出もできる限り、正直にいえば、ほとんど生活は変わらないというのが実際のところなんですね。

★昼間のレストランもデリバリーのみになったんですが、やってみて、建設現場の作業員なんかがいっせいに路上でランチをするはめになり、これはアカン、ということですぐに昼間のレストランは戻りました。このへんは臨機応変に対応しています。

★ほぼ計算通りに、レストランの夜間営業をデリバリーのみにするなどの強力なコロナ対策に乗り出してから二週間後に新規感染者数がピークアウトしました。まあ、数週間以内に、香港は、またほぼゼロになるんじゃないかな、と僕は思っています。

★感染者数が全国で指数関数的に増えている日本も、これからまた緊急事態宣言的なことになりそうですね。コロナ禍は長期戦ですね。

★高級スーパーで活きたロブスターを買ってきて料理しました。美味しい!

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 年間通してメンタルの安定を保つ3つの医学的方法
- 医師ですが首都圏でも快適に住める別居婚をお薦めします
- Pretenderはモテ男とセフレの歌では
- 狙っている10歳年上のハイスペ秘書が男の存在を匂わせてきました
- 中学受験に勝つためにはやはり結婚相手には主婦になってもらわないといけないでしょうか
- 新コロはなるべく早く叩かないといけないように出産直後の母親のケアーはとにかく大切です
- 社会人5年目で年収は約1000万円ですが外資系企業に転職するか迷っています
- ライブチャット運営会社の女マネージャーですが恋愛工学を勉強したら驚くほどうまく女のコを扱えるようになりました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.コロナバブルに乗り遅れた人たちの反省会の続きとヘッジファンドが個人トレーダーにやられている話

 コロナの世界的な感染拡大状況や実体経済へのインパクトに関しては、僕も非常に的確に予想できたのですが、ここまで株式などの金融資産の価格が上昇するとは予想できませんでした。おかげで、2月に株式市場が暴落する前に一連のブログ記事やメルマガを書くことができ、少なからぬ読者の方は、僕と同様に株式などを高値で売却できたわけです。しかし、僕はその後、短期的なリバウンドなどはあるにせよ、中長期的にはまた下がるだろうから、リバウンドを狙って買わなくてもいい、とのんびり構えていました。結果、各国中央銀行の非伝統的金融緩和と各国政府の未曾有のヘリコプターマネーでもって(本当にそれが主要な要因かは知りませんが、そう信じられています)、株式市場は活況となりました。とはいえ、もちろん、2月に売れた人は、それよりかはだいぶ安くいまでも買い戻すことはできるのですが、あの30%以上一気に下落していく崖の前に売り抜けた爽快感と(こういうのをサンクコストバイアスと言って、ダメな思考の典型です)、この実体経済を見るに、とてもじゃないが買いたいと思える水準の株価ではないわけですね。次の1年ぐらいの会社の利益予想から見るPERやPBRなどの指標は、歴史的な高値圏で推移しています。
 以上のようなことや、僕の大まかなポジション、これまでの考え方については、このバックナンバーにくわしく書いてありますから読んでください。

週刊金融日記 第422号 コロナバブルに乗れなかった僕たちの反省会』2020年6月1日

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