見出し画像

週刊金融日記 第567号 AIの可能性と限界:わかってきたChatGPTやStableDiffusionの使い所、クレディ・スイスの次はドイツ銀行か、観光客が溢れる香港で1時間並んでタイ料理食べました、AI美女生成について、他

// 週刊金融日記
// 2023年3月27日 第567号
// AIの可能性と限界:わかってきたChatGPTやStableDiffusionの使い所
// クレディ・スイスの次はドイツ銀行か
// 観光客が溢れる香港で1時間並んでタイ料理食べました
// AI美女生成について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本は桜の季節のようですね。香港も桜が見られるところはあるにはあるらしいのですけど、日本の花見のような感じではぜんぜんないですね。僕にとっては、桜よりスギ花粉がないところにいることのほうがよほど重要です。綺麗な桜ぐらい、AIがいくらでも描いてくれますからね。
 
●桜開花・満開情報 2023
https://tenki.jp/sakura/

 幻冬舎でなんか英語学習についてエッセイを書いてほしいと言われて、サラッと書いたのですが、このメルマガでもう何年も前から紹介しているELSAは音声分野のAIですね。こんなアプリで英語の発音を直せるのだから便利な時代です。これは英語学習にはあったほうがいいので、永久ライセンスをひとつ買っておきましょう。
 以下のリンクから割引で買えます。まずは無料でアプリを試してみて(AppStoreで”ELSA”で検索)、後からライセンスを買って機能のロックを解除する、という仕組みです。

●「受験英語を土台」に英語が得意になったのはあのリスニング学習のおかげ
https://www.gentosha.jp/article/23068/

●ELSA: Special Discount
https://www.elsaspeak.com/kinyuunikki

週刊金融日記 第329号 英語学習のためのいまどきのツールを解説

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- メジャーリーグと日本プロ野球の壮絶な年俸格差から思う失われた30年
- 東京大学等が無料でオンライン講義を提供しているような時代に大学に通う必要性
- AI美女生成について
- 既婚子持ち外資系コンサル勤務ですが元カノに「奥さんと離婚して私と結婚してほしい」と言われました
- 久々にストナンを再開したら可愛い女子大生にシュートが決まりました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.AIの可能性と限界:わかってきたChatGPTやStableDiffusionの使い所

 先週のメルマガでChatGPTやStableDiffusionなど、いま流行りのAIがどういう仕組みでできているのかざっと紹介しました。それは深層学習と呼ばれるタイプのパターン認識のためのアルゴリズムでした。しかし、本来はAIというものは、もっと広い意味です。先週号にも載せましたが、ChatGPTはこういう一般的なふわったしたことに答えることがとても得意で、聞くと的確に教えてくれます。

週刊金融日記 第566号 5分で分かるChatGPT(大規模言語生成系AI)の仕組み 究極の私文コミュ強vs至高の理系アスペ

(以下、ChatGPTとの会話)

藤沢:AIについて何か教えてよ。

ChatGPT:AIとは、人工的に作られた知能を指します。AIは、機械学習、深層学習、自然言語処理、画像認識、知識ベース、ルールベースなどの技術を組み合わせて構築されます。
 機械学習は、データを使って機械が自動的に学習する手法です。深層学習は、多層のニューラルネットワークを使って高度な処理を行う手法です。自然言語処理は、コンピュータが自然言語を理解するための技術です。画像認識は、コンピュータが画像を認識するための技術です。知識ベースは、専門家が知識をプログラムに入力することで、コンピュータが問題を解決するための手法です。ルールベースは、プログラムに特定のルールを指定することで、問題を解決する手法です。
 AIは、自動運転、音声認識、機械翻訳、金融取引、医療診断など、さまざまな分野で活用されています。しかし、AIの発展に伴い、倫理的な問題や、人間の置かれる位置などの社会的な問題も生じています。AIの発展と社会的な問題について、今後ますます注目が集まることが予想されます。

(会話終わり)

 画像認識の深層学習(Deep learning、多層のニューラルネットワーク)が10年ほど前に急にパフォーマンスが良くなって、世界中から注目を集め、その後、碁で世界チャンピオンを倒したり、機械翻訳が一気に良くなったり、と近年のほぼすべてのAIの進歩はこの深層学習です。こういう問題はこう解け、こういうのにはこうだ、みたいな感じでひとつずつプログラムしていくタイプのAI開発は、日本なんか国家プロジェクトで1990年代に盛んにやっていたのですが、ひとつもものになりませんでした。本来、深層学習はいろんなアルゴリズムのひとつなのですが、今日ではAIといえばこの深層学習タイプを指すことがほとんどです。
 今週号では、いま注目を集めているChatGPTとStableDiffusionが具体的に我々の仕事をどう変えていくのか考えていきましょう。僕もだいぶ使ってみて、かなり分かってきました。

 百聞は一見にしかずなので、まずは画像生成AIのStableDiffusionで、どんなことができるのかお見せしましょう。以下はTwitterのスレッドの転載です。

★桜と美しい女性モデルの写真がこんなふうに生成できます。

ここから先は

15,207字 / 4画像

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?