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【英文記事のーと】イングランドの書店が15日から再オープン。

本日は、イギリスのThe Guardianの記事から、書店に関するものです↓

イギリスはロックダウンによる制限を少しずつ緩和し、イングランド内における書店が6月15日からオープンします。

記事の冒頭では、Southsea(サウスシー)で長年の夢だった「Pegion Books」という書店を開業するDaviesさん夫婦のことが書かれています。4月に新規オープンだったのが、新型コロナウィルスの影響でできなくなってしまったんですね。さて、英文を見てみましょう↓

,but with a relaxation of lockdown rules from next week, / 来週からのロックダウンの緩和で
bookshops will be able to open to customers / 書店はお客様向けに店を開くことができる
for the first time in over two months. / 2ヶ月以上ぶりに

最後の「○○ぶりに」という表現、日本語でもよく使いますね。少し考えてみましょう。

まず、”for the first time”で「はじめて」という意味です。

そして、期間を表す前置詞の”in”を使い、時間を続けることによって「○○の中ではじめて」、記事の表現だと、”over”「〜以上」を含めて、「2ヶ月以上の中ではじめて」、つまり「2ヶ月以上ぶり」となります。ぜひ、使えるようになりたい表現です。

Pigeon Booksはオープンに向けて準備しているわけですが、日本と同様に、普通にオープンするだけではダメで、特別な準備が必要です。以下、引用すると、

The tiny Pigeon Books will ask its browsing customers to use hand sanitiser, or wear gloves, before and after touching books,

意味のかたまりごとに見ていきます↓

The tiny Pigeon Books / とても小さなPigeon  Booksは
will ask its browsing customers / 本を見るお客様に要請します
 to use hand sanitiser, or wear gloves, / 手指消毒剤を使う、または手袋をはめるよう 
before and after touching books, / 本に触れる前と後に、

ボクの周りでは、書店で手袋をはめなきゃならないところはありませんが、これは用意するのもたいへんですよね。手を消毒するものは”hand sanitiser”と表現できます。”sanitiser”はイギリス英語表記で、アメリカ英語表記だと”sanitizer”です。

この後の文を読むと、店内の入場制限をしていて、一度に2人までとしているようです。これは冒頭にあるようにお店が”tiny”「とても小さい」からだと推測できますね。

英文記事の中盤からは、イギリス大手書店の「Waterstone」の話になります。ボクがよく立ち寄っていた書店の一つで思い入れがあります。

There will be social distancing marking, sneeze guards on the counters, hand sanitiser stations, and no seating or kids play areas, says James Daunt, the managing director, and if customers pick up books they decide not to buy, the titles will be put on a trolley and quarantined for 72 hours before being returned to shelves.

意味のかたまりごとに見ていきます↓

There will be social distancing marking, / ソーシャルディスタンスの印、
 sneeze guards on the counters, hand sanitiser stations,/ カウンターのくしゃみを防ぐものと手指消毒剤設置場所、
 and no seating or kids play areas, / いすと子供たちの遊び場を取り除きます
says James Daunt, the managing director, / と、代表取締役のジェイムズ・ブラント氏は言います
and if customers pick up books they decide not to buy, / そして、もしお客様が本を手に取りその本を買わない場合
the titles will be put on a trolley / その本はワゴンに入れて
and quarantined for 72 hours before being returned to shelves. / 72時間隔離したのちに棚に戻されます。

日本でもおなじみになった、ソーシャルディスタンシングをするための案内表示が、"social distancing mark"、スーパーその他レジのところに垂れ下がっている透明の幕が"sneeze guards on the counters"、先ほど紹介した手指消毒剤が置いてある場所が"hand sanitiser station"ですね。

そして驚くべきことに、本も72時間隔離です!徹底してますね。これではお客さんもうかつに本を手にすることができないですね。手袋をはめるのとどちらがよいのでしょうか...

個人的に、本屋は本のラインナップを眺めているだけでも様々な情報が得られる場所なので本屋巡りが大好きなので、緊急事態宣言が終わって本屋に足を運べるようになって嬉しいです。

"new normal"「新しい日常」の中でのスタートですが、感染がこれ以上拡大せず、少しずつ生活を取り戻せることを願っています!

お読みいただきありがとうございました!

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