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【ミスマッチが生んだチャンス】J2第38節 柏レイソルvsアビスパ福岡 レビュー

前節はアウェージェフ千葉戦を3-0と勝利しその中でも、三原、高橋峻希と活躍が目立った。
今節は前節の勢いを維持しつつアビスパ福岡の堅い守備を崩せるのか注目です❗️

スタメンはこちら❗️↓

・柏レイソル

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クリスティアーノのところにマテウスサヴィッオがスタート起用、その他は前節と変わらず。
前節躍動していた三原、瀬川、そして今節後誕生日を迎える古賀には注目していきたいです❗️

注目選手
三原 瀬川 古賀 


・アビスパ福岡

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アビスパ福岡は3-4-3の入り。前節出場していた鈴木、菊池に代わり今節は加藤、實藤がスタートに。
アビスパ福岡は松田、田邊が、同ゴール前に迫って来るか初瀬のハードワークにも期待です❗️

注目選手
田邊 松田 初瀬 城後

1.前半キックオフ❗️

立ち上がり2分
CKから福岡がチャンスを作る。
コーナーのこぼれ球を前川がダイレクトでエリア内に入れると直前の競り合いで残っていたウォンドゥジェにボールが行きダイレクトでシュート❗️
これは中村航輔の準備がしっかりしていた為キャッチ✨

前半10分。
レイソル三原が中央でボールを受けると瀬川が内側のレーンをとっていたことで大外の古賀が空き展開。
古賀はトラップ後ゴール前斜めに走り込んだオルンガへ❗️これは枠外。

続けて15分
三原からボールを受けた瀬川がターン。
福岡DFが近づいたことで瀬川の前に広大なスペースが空く。瀬川がスペースにパスを出すとすかさずマテウスサヴィオがスペースへランニング。折り返して中で構えていたオルンガへ❗️
これは福岡DF必死のブロック💪

その後もヒシャルジソンのクロスから瀬川がヘディングをバーに当てこぼれ球を江坂がシュートするなど決定を多く作った。

その中で前半24分。
三原がフィールド中央でフリーになると染谷からボールを受け取り前を向いていたタイミングで斜めにフリーランを始めたマテウスサヴィオへパスを出す。ボールを収めたサヴィオからオルンガへ。
後からサポートにきた江坂へパスを出しフィニッシュ❗️これで1-0👍
江坂のファーストタッチも良かったが福岡はマテウスサヴィオ、オルンガに人をかけすぎた事でその後のケアが遅れてしまった。

前半32分
三原からオルンガへ縦パスが入るとダイレクトでフリーのマテウスサヴィオへ。
これをワンテンポ遅らせもう一度オルンガへ返すとシュートへ。
しかしセランテスの素晴らしいセーブでゴールならず🥅

この流れで前半35分ゲームが動きます。
またも三原がボールを受けて前を向くと中央フリーで受けにきた江坂へ縦パス。
ターンして相手を2枚引きつけると福岡CBかんでフリーだったオルンガへ。
ファーストタッチで相手から離れるとエリア外からシュート。ネットに突き刺さり2-0👍

2.ミスマッチだったフォーメーション

前半立ち上がりから積極的に前線からプレスをかけていた福岡。ポジションごとの狙いはこんな感じだったと思います。

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これをいつも通りのレイソルの布陣に当てはめるとこんな感じ。

普段通り4-4-2の時の福岡の守備

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レイソルが上記の画像通り4-4-2で来る場合加藤、田邊がマンツーマンでヒシャルジソン、三原をマーク。降りてきた江坂には3センターの誰かが後方からプレスをかければはめる事ができる。

しかし今節のレイソルの攻撃は4-3-3 中盤でミスマッチが起きてしまう。
4-3-3の時の福岡の守備

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これがあった事で三原はいとも簡単にボールを中央で受けられゲームをコントロールできた
また三原が受ければ福岡はプレスをかけるために一個ずつマークがずれる。
そして1点目、2点目を見て貰えばわかると思うがボールホルダーに人数をかける福岡は簡単にスペースを与えてしまうことにつながる。

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※フリーな三原は2CBからの縦パス、SBから段差のついたパスを受けやすくなった。

その結果フリーランを得意とする江坂、サヴィオ、そして瀬川はそのスペースを利用して相手を押し込むことに成功した。

この形が前半から多く見られ結果的に前半からゲームをコントロールすることができる。

3.後半キックオフ❗️

後半立ち上がりに三原に変わって大谷が入りアンカーの位置にはヒシャルジソンが、大谷が一個前でプレーします。

後半48分
ヒシャルジソンがバイタル付近でボールを回収すると江坂へ。
江坂がタメを作り大外に出た瀬川へパス。これをダイレクトで上げると福岡DFのクリアミスをすかさずオルンガが詰めて3-0👍


さらに後半66分
相手のゴールキック をヒシャルジソンが跳ね返すと抜け出した瀬川が相手を振り切りマテウスサヴィオへパス。これを冷静に決めて4-0👍
この数秒前に怪我での出場ができなかったクリスティアーノの姿が移りましたが心の底からレイソル愛に溢れてるなと思うワンシーンでしたね😢

後半アディショナルタイムにはフィールド中央でボールを瀬川が奪うと右に展開しマテウスサヴィオがドリブル開始。オーバーラップをしていた高橋峻希はパスを出すとクロスを上げオルンガのヘッド❗️
これはバーに阻まれます🤔 
またラストワンプレーのところでは福岡のクロスを跳ね返すとオルンガが相手を剥がしてキーパー1対1❗️
これはセランテスのビッグセーブで得点ならず。

4.流動性が生むエースの穴埋め

前半部分でお伝えした三原のフリーでボールを受ける現象もそうだか、今節はなかなか相手を捕まえられない展開が続いたように見える。
それはなぜか?
そこにはエース不在だからこそ起きる戦い方が見えた。

今節はエースであるクリスティアーノが前節の怪我で欠場した為今節はマテウスサヴィオがスタートに入る。その為前線にはパワーを持った選手がオルンガのみになってしまうがこれが今節はよかった。

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オルンガはターゲットとして中央に残るが瀬川、マテウスサヴィオ、江坂と相手陣内で効果的なフリーランを得意とする選手が、前線に揃う。そうした事で、三原、ヒシャルジソン、ボールを受けに降りた江坂がボールを持てばスペースへのフリーランをするのは必然
そうした事でボールホルダーに人数をかける福岡はマークのズレから全体がばらけ簡単に背後をとられてしまうことにつながってしまった。

またいつもクリスティアーノがボールを持てば若干アイソレーションの動きが働き意図的な1対1が展開されることがあるが今節はサイドに選手が流れるとサポートの意識がボールホルダーにいく。
そうした事でサイドでの数的有利と崩しを演出することができた。
クリスティアーノという大きな武器が今節はなかったからこそ起きたこの戦い方は新しい武器になるかもしれない。

5.試合終了

今節はエースのクリスティアーノが不在だったがそれを生かした戦い方で勝利を掴んみ層の暑さを示した。
また三原、高橋峻希、山下はここ数試合でコンディションを上げ高パフォーマンスを披露しつつある。
一方福岡は後半から布陣を変えペースを握りつつあるも細かなミスが続き失点を招いてしまった。だか石原、松田と戦える選手を何人も揃えた福岡はやはり驚異的なチームだろう。

そして10月28日は古賀太陽選手の誕生日という事でサポーターからお祝いをされていましたね!チームに愛される選手って良いですね❗️
おめでとうございます㊗️


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