人生 谷あり 底あり。

人生は思うようにならない。

眠れない夜。暗闇の中、ぼ〜と天井を見つめてた...。そんな時期をフリーのときに過ごした。何度も失敗するけど、その中にとんでもない失敗がある。馬券を買い間違えたとか当たり馬券を落としたなんて話ではない。明日の仕事がなくなるかもしれない、いや明日からずっと仕事がなくなる...ご飯を食べる手段がなくなるという失敗だ。まるちゃんやしげぞうじいさんの顔が灰色になって、無数の縦線が入るだけじゃない。そのままどん底まで落ちていく。ローリングストーンなら砕けながら、小さな砂つぶになる話。詳しくは書けないけど

仕事で書いたことで、訴えられるレベルの失敗。

原因は、忙しさで調子に乗っていた。書くこと自体をなめていた。

悩んだ。悩んで考えた。そう悩んでも答えは出ない。考えた。得た答えは

認めた。言い訳はしない。すべて自分のミスだ。

そして動いた。まあもともと何もなしから始めたんだ。もとの状態に戻っただけのこと。そう思いながらもまだまだ落ちていってるな、もう這いあがるなんた無理なくらい落ちていった。上に動くのをやめて、いっそ下に向かって動いてやろうかの気持ちだ。とにかく動いた。動くカラダがあるんだから。

いまなんとかやっている。たまに同僚が仕事をミスって落ち込んでいる。先輩としてやさしく声をかける。

「人生、谷あり底ありだね」

落ちていくだけかい と同僚が突っ込んでくれる。