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「静かな退職」て言葉

言われたことだけをやる。組織から最低限のお給料をもらう。最悪、クビになってもかまわない。

別に目新しいことじゃない。ずっと昔からあった。違いは「静かな退職」をメンタルな問題として社会や組織が捉えていること。メンタルが原因で、組織は簡単に個人を見放すことがてきない。そんな時代だからこその言葉だと思う。

管理職が責任を問われるかもしれない。

組織として対策をたて、対応チームをつくり、静かな退職者たちにモチベーションアップを…となるんだろうけど、アマイ、ホントに甘い。砂糖に加糖練乳とハチミツをまぜ、羊羹にかけて食べるよりも甘い。静かな退職者に、対応するヒトも静かな退職者なんだとなぜ気づかないんだろう。「静かな退職」について、専門家や先生と呼ばれる方々から、意見とアドバイスをもらい、レポートをまとめ、会議を開き、チャートをつくり、対応していく。『めんどくさいなあ、ほっとけよ、しょせん個人の問題なんだから、なんかしたから ほら良くなった なんてあれば世の中ラクなもんだ。ま、カタチだけ作っとくか』と、静かな退職者が「静かな退職」に携わる。それでも世の中はまわる。

世の中には夢を追いかける。転職や起業て言葉もある。それがない、そこに行きつかないから「静かな退職」なんだ。いいじゃないか、言われたことはやって、残業代も発生しないんだから。

ただ、「静かな退職」を免罪符や便利な言葉にして、普通にしている方々に迷惑をかけてるヤツがいたら。個人として怒りをモチベーションに組織で闘うのも面白いかも。

きっと疲れるけどね。


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