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不思議な話8 「電気」
これは、以前働いていた施設での出来事です。
そこは、今では珍しくないですが、完全ユニット型の特養でした。
10室ごとにまとまっている造りで、居室の電気は廊下から扉に近づくとつく居室内入口のセンサー灯と、入口付近にあるスイッチでつけるメインの照明の2ヶ所ありました。
開設して間もない頃に、職員より1階の詰め所の横のユニットの一部屋だけ、勝手にメインの電気がついていると報告がありました。
1度なら消し忘れと思います。
しかし、何度もあるので、確実に消灯を確認しているのに、夜勤職員が詰め所に行くと電気がついているんです。
当日、まだそのユニットは使用しておらず、無人でした。
センサー灯なら誤作動や、感知する範囲が広いのかも知れませんが、ついているのはスイッチでしかつかない、メインの照明です。
ちなみに、5部屋単位ならば、事務所でつけることは可能ですが、1部屋だけつけるのは、やはり居室のスイッチでしかつけれません。
私は実際に見たことがなかったのですが、何度も報告を受けるので、電気系統の不具合ならば、危険なので建設会社に来てもらいました。
そのときに、説明しながら向かうと照明がついていました。
その日は、私ともう一人の職員と2人で消灯を確認していました。
建設会社の方と部屋に入って、見てもらったのですが、原因はわかりませんでした。
しかし、そのユニットを使い出すと、不思議と勝手につくことはなくなりました。
その他にも、夜勤をしていると、奥から順番にトイレの水が流れたり、エレベーターが突然使っていない4階に上がっていき、1階に降りてくるなど心臓に悪い施設でした(笑)。
この2点は、解決しました。
ちなみに、トイレは24時間使わないと、自動で水が流れる設定で、エレベーターは、設定時間になると点検運転をするんだそうです。
その部屋に泊まったご利用者から、特に何も不具合などの訴はありませんでした。
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